OREAD Diary
December 1〜31, 2008

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December 31, Wednesday 2008

ここ数日かかって、長男がSycomという会社のコンピュータに、今まで使っていたコンピュータのデータを移動してくれた。最初、なかなか思うように行かなかったが、Vista のOSをインストールし、移動のためのソフトを購入して、無事今朝引っ越すことができた。但し、ソフトは移せないとのことで、個々に新たにインストールしなければならない。ホームページビルダーもまだ新しいほうにインストールできていない。今古いコンピュータに接続して書いているところ。

Vista には少し抵抗があったが、思い切って Vista にしてよかった。名前の通り実にきれい。昔住んでいたところはアイラヴィスタ(Isla Vista)と呼ばれていた。島を遠望できる美しいところだった。

  すべてのものが乾き、やしの木が風を送り
  白い砂浜に打ち寄せる波
  群をなして飛ぶ水鳥、青い海原
  そして遠くに浮かぶ島々

内蔵のハードディスクの容量は232GMあって、余裕がある。かなりスピードアップした気がする。セットアップの種々の作業を脇で見ていたが、実に複雑。ぼく一人ではとうていできなかった。

           


一年間、お世話になりました。来年も何卒、よろしくお願いいたします。


December 27, Saturday 2008

本年度最後の飛び入りライブ。初登場は安部貴徳さん。ボサノバのインストラメンタルなど。丸山俊治さん、新曲2曲携えてやってきた。丸山さんの旺盛な創作意欲には脱帽。まさにソングライターという職人になりつつある。垣内彰さん、マンダラ2での年末ライブの印象など。そしていつものレギュラー陣。フィナーレは、全員で Amazing Grace. 







海の向こうの金融危機に端を発した未曾有の不況。明るい話題はない。それでもこうして歌いに、そして聞きにきて下さる方々がいるというのは、驚くべき恵みである。


December 26 Friday 2008

ついに風邪でダウン。木、金と2日間オーリアッドは家人に頼み、大事をとって寝ていた。風邪で寝込んだのは久しぶり。いくつか仕事が重なり無理をしたのがいけなかったか。だいぶよくなった。

寝ながら、福岡伸一著『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)を読み始めた。ずっと前に購入したが読めずにいた本。面白い。中学時代から理科系の勉強が苦手だったが、こういう本を読むと、理科系の研究者の人生もいいなと思う。

理科系といえば、先日のマンダラ2でのライブのあと、高校の同年生のF君が、「物理の公式を発見した!」といいながら、一枚の紙切れを渡してくれた。そのままポケットに入れておいた。今探したら、次のように書かれていた。ぼくがわかることは、これは難しいということだけ。何を言っているか皆目わからない。

   x軸方向に運動するn個の慣性座標系 1,2,..,n があり、それらの相対速度を
  v1,v2,..,vn とする。vi/vn はそれぞれ慣性系 i/n から見た慣性系 i+1/1
  の速度である。このとき、Cを最高速度(光速など)とすると
 
      Π(C-vi) = Π(C+vi) , i=1〜n である。

  n=3 のとき、アインシュタインの速度合成則 -v3=(v1+v2)/(1+v1*v2/C^2)
  を得る。

「公式を発見した!」と興奮して語るF君は格好よかった。ひょっとしたらこの公式が歴史に残る発見になるかも。


December 23, Tuesday 2008

3日前にメールをいただいた英語の先生と電話で話した。名前はスーザン・ブランツ。千葉大学で英語を教えているようである。彼女はローザ・パークス事件がきっかけで始まったバスボイコット運動のおこった年(1955年)に生まれた。キング牧師が「私には夢がある」の演説をした1963年には8歳で、彼が暗殺された年には13歳だった。

以後、キング牧師の誕生日には彼を偲ぶイベントに毎年参加してきたが、2001年に日本に来てからは、彼女自身でイベントを開き、多くの人たちにキング牧師について語り、また、日本でもキング牧師の誕生日を祝い、彼を偲ぶ会を開くように呼びかけてきた。キング牧師の行為と思想は、単にアメリカのためだけではなく、全世界のためのものだから、と彼女は言う。

そして、来年1月のイベントは辰野のオーリアッドで開けないかとのこと。二つ返事で了承する。そしてその日を1月18日(日)の午後と決める。

最初の1時間はスーザンによるキング牧師についての「英語のクラス」、次の1時間半から2時間は、「トリビュート・トゥ・マーティン・ルーサー・キング」と称するコンサート。そして最後の1時間から1時間半をパーティとするという大体の案が決まった。英語のクラスだけ参加してもいいし、コンサートだけ参加してもかまわない。

大事なことは、出演者にも、聞きにきてくださる方にも、全員に、1000円の参加料を払ってもらって、その収益を、ラオスやカンボジアの子供たちの就学支援のため、NGOのチャリティ・オーガニゼイションに寄付するということ。1万円で一人の子供を一年間学校へ行かせることができるらしい。

彼女は言う:

 重要なことは、パブリシティを大々的に行ってたくさんの人を集めることでも、たくさん
 のお金を集めることでもありません。このイベントによって、私たちが、少し立ち止まり、
 自分たちより恵まれていな人たちのために、何ができるか考える機会になってくれたらと
 思います。

主旨に賛同してくださるミュージシャンや表現者の方がいましたら、ご連絡ください。またいろんな形で協力していただける方がいましたらご連絡ください。miura@seconwind.jp


December 22, Monday 2008

昼過ぎ、次男夫婦を岡谷駅まで送る。今夜8時ごろの飛行機でクライストチャーチへ。ほぼ一ヶ月ほどの帰省だったが、過ぎてしまえばあっという間。リンの日本語が上達していて、「おかあさん、これ、おいしい」などといったりするものだから、以前よりも急激に親しくなった気がする。お客さんではなく、家族の一員になったような。

一昨日、東京に住むアメリカ人の英語の先生からメールが届いた。インターネットでぼくのインタビューと「私には夢がある」を聞いたとのこと。そして1月15日はキング牧師の誕生日で、アメリカでは1月の第3月曜日が、Martin Luther King Jr. Day という祝日になっていて、各地でいろいろなイベントが開催されるが、そんなイベントに参加したくないか、というメールだった。彼女は毎年東京で、そのようなイベントを開いているようだ。


December 21, Sunday 2008

一ヶ所どう表現していいか迷うところがあって、Working on a Dream の対訳の校正に手間取った。11時半、大幅に遅れて辰野教会のクリスマス礼拝に。家人と次男夫婦は10時から出席。

家に戻り、精華大学40年史のための短いエッセイにとりかかる。先週金曜日までに送りたかったが、いろいろあって書けなかった。800字だから簡単と思って書き始めたが、逆にその制限のために意外と難しい。結局、ああだこうだと考えただけで何も書けず。


December 20, Saturday 2008

午後4時東京から戻り、6時から飛び入りライブ。今夜は藤森さんが体調を崩したとのことで、お休み。先ず、ぼくが何曲か歌ったが、声が出ない。昨夜マンダラ2で歌えたことが不思議なくらい。出ない声を振り絞って何曲か歌ったあと、坂本さんに朗読をお願いする。

オーリアッドの本棚から坂本さんが選んだ本は、江間章子さんの詩集。坂本さんの優しい声の朗読がオーリアッドの空間を満たす。

    おかあさん、おかあさんとそっと呼んでみる
  うれしいときは誰より喜んでくださいました
  おかあさん、忘れててごめんなさい
  私のおかあさん、一人で大人になった顔してみたって
  ふと呼んでみたくなる、おかあさん・・・・・
  おかあさん おかあさん


続いて祖山さん。今夜は祖山さんには、何度も演奏していただいた。「木曽節」から「聖しこの夜」まで。

リンがアカペラで「シャローム」。矢島さんが「次郎」をぼくの伴奏で。山口さん、今年一年を振り返っての語り。来年はオーリアッドで二胡を披露したいとのこと。昨年の今頃も同じことを言っていたような。

大月さん昨夜のマンダラ2でのコンサートに少し言及したあと「カノン」と「メリー・クリスマス・ミスターL」。ここで辰野教会のキャロリング隊到着。




 
 

「聖しこの夜」を含む3曲のクリスマス・キャロル。昨年も素晴らしい歌声を聞かせてもらったが、今年は、さらに素晴らしかった。アンコールで「キリストには代えられません」。ぼくの大好きな歌。副牧師さんに、少しお話していただいたあと、蕎麦打ち名人、赤羽(龍)さんのお蕎麦をいただく。美味しい。オーリアッドで名人のお蕎麦をいただくのは3回目(個人的には6回目)。今年の秋は赤羽さんのおかげでお蕎麦を堪能した。最近は外でお蕎麦を食べたいと思わなくなった。

そのあと、赤羽(真)さん、大月さんのサポートで「千両梨の実」。そして今回初登場の芝さん。今度オーリアッドの正面の壁に飾らせてもらう絵について、そして彼女のおじいさんについて話してもらう。彼女のおじいさんは、なんと、井口喜源治さん。

続いて久々登場の田中さん。「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」と「東京」。ブルーズもやってもらいたかったが、時間がない。最後に祖山さんの尺八をフィーチャーして、全員で「アメイジング・グレイス」。ステージで歌ってくれたのは矢島さんとリン。ピアノ、大月さん、そしてぼくがギターとボーカル。

今夜は、先日お世話になった長松寺のご住職ご夫妻も来て下さった。感謝。今年は、3月の朗読の会に招かれて歌ったことから始まり、多くの方々とのありがたい出会いがあった。みなさんのおかげで、今年もオーリアッドを続けることができました。ありがとうございました。

今年は、12月27日(土)の飛び入りライブが最後の営業日で、来年は1月3日(土)の飛び入りライブが最初の営業日です。


December 19, Friday 2008

15回目の「三浦久年末ライブ」。前半は 「Tribute to ミスター・オバマ」をテーマに、I Have a Dream や、公民権運動で歌われた歌などを中心に歌い、後半は、新旧のバラード中心に歌う。ギターのサポートを野間義男さんに、ピアノのサポートを大月高志さんにお願いした。前半に野間さんに、後半に大月さんに、ソロ演奏をお願いした。両者ともに素晴らしい演奏。野間さんの演奏のときには、「ノーマン!」という掛け声がかかり、大月さんの「カノン」の演奏後には「ブラボー!」という声も聞こえてきた。

サポートのお二人、そして聞きにきて下さったみなさんのおかげで、とてもいいライブになった。感謝。




奇跡と言うより他に言いようがない。リハーサルが始まっても調子が悪く、高音が出なかった喉の調子が、本番になったとたんによくなった。昨夜遅く、生姜紅茶を飲んだあと少しよくなったので、今朝からたくさん生姜紅茶を飲んだ。それが効き始めたのか。あるいは、「祈り」が功を奏したのか。不思議なことにぼくの中では、本番では声が出るという確信に似たものがあった。出ないまでも、そのことに関して「言い訳はしまい」と思っていた。それは大工さんから学んだこと。


December 18, Thursday 2008

松本へ。冬休み前最後のクラス。先週カナダ出身のショーンの提案で、木曜のクラスは今週が最後なので、みんなで一品もちあって potluck lunch をしようということになった。豪華なお昼だった。アメリカ、カナダ、ドイツ、韓国、オーストラリア、イギリスと、いろんな国の先生がいて、色とりどりの料理がテーブルの上に並べられた。ぼくは家人が作ってくれたわが家の定番おもてなし料理、じゃがいものグラタンをもっていった。カメラをもっていくのを忘れた。

学生たちと後期に歌った歌を歌いながら、喉の調子が悪いことに気がついた。高音が出ない。熱はないし、鼻水も咳も出ない。風邪ではないと思うが、風邪を引いたときのような声。翻訳の疲れが出たのか。

夜、オーリアッドで大月さんと練習。喉の調子は相変わらず。早目に切り上げることに。

いよいよ明日は、マンダラ2での年末ライブ。ここ数日、いくつかの仕事が重なり、充分な準備ができたとはいいがたいが、いいライブにしたいものである。なんとか喉の調子が戻ってほしい。


December 17, Wednesday 2008

終日翻訳。夜10時少し前、とりあえず全13曲(そのうち2曲は以前に訳してあった)を訳し終わり、送る。昨日昼前に歌詞が届き、できるだけ早くとのことだったし、明日は松本、明後日はマンダラ2でのコンサート、訳している時間がない。とにかく今日中に終りたいと一心不乱。一日半の早業。個人的最速新記録。校正するだけの時間的余裕があればいいのだが。


December 16, Tuesday 2008



気功のレッスン最後の日。気功のレッスンに出かける直前に、遅れていたスプリングスティーンの歌詞が届く。もうすでに締め切りは大幅に過ぎている。レッスンに行くかどうか迷ったが、気功の先生に直接会ってお礼が言いたかったし、1時間、身体をほぐすのも悪くないと出かけることに。半年ほどであったが、気功の基礎を教えてもらった。感謝。

今日は時間の節約のため、温泉にも入らず、お昼も食べずに帰宅。早速、翻訳にとりかかる。寝たのは3時過ぎ。


December 15, Monday 2008

午前中、次男から、外付けハードディスク内のファイルを整理し、後期用のCD-Rをつくるための簡単な方法を教わる。今までは Real Player にすべての曲を別々にコピーしていたが、外付けのハードディスク内で処理できることがわかった。それにYouTubeをmp3に変換する無料ソフトも教えてもらう。これは便利。http://www.flvto.com/

午後意外な人からの電話。精華大学の坪内先生。「京都精華大学40年史」の編集長とのこと。短い文章を依頼される。何を書いたらいいか思いつかなかったが、とにかくお引き受けすることに。そのあと久しぶりに精華のサイトを見たら、オノ・ヨウコさんが40周年の記念講演にきたと書かれていた。

夜、大月さんと、19日に向けての練習。最終セットリストが決まっていないので、いままでやったものをざっと復習。いい感じである。木曜日にもう一度、練習することに。


Decemeber 14, Sunday 2008

午前10時から徳水館で絵手紙講座。先生も含めて12名参加。今回は玄関に飾ってある猫の置物を描いたが難しかった。木彫りの猫に彩色したもので、ずっと以前、シンガポールのチャンギ空港の土産店で買ったもの。絵手紙に描くのはもっとシンプルなものがいいようだ。家人は百人一首を題材に選んだ。その選択と構成を先生に誉められていた。絵手紙講座、好評につき、来年3月まで月2回行うことに。



夜、区の委員会。会議のあと忘年会。

9時前に帰宅すると、次男夫婦が京都から帰ってきていた。楽しかったようだ。金閣寺、銀閣寺、南禅寺、清水寺をはじめ、たくさんのお寺を見てきたようだ。平等院鳳凰堂までも脚を延ばしたとのこと。どこが一番よかったかとリンに聞くと「銀閣寺の庭園」と言う。意外だった。金閣寺とか清水寺という答えが返ってくるものと思っていた。「なぜ銀閣寺の庭園が?」と聞くと、銀閣寺の建物は改修中だったとのこと。光るものだけが美しいのではないとわかっているようだ。

そうそう、西宮の叔母さん宅にもお邪魔し、神戸のルミナリエに連れて行ってもらったとのこと。これは光るもので美しいものの代表か。



December 13, Saturday 2008

箕輪町長岡の長松寺(ちょうしょうじ)にてトークライブ。9時半着。長野から聞きにきてくれた吉田さんの助けを借りてセッティング。10時から成道会に参加。婦人部総会の間は控え室でチューニング、そしてセットリストの吟味。11時からほぼ一時間のトークライブ。みなさん熱心に聞いてくださり、感謝。トークライブのタイトルは天風さんの言葉を借りて「今日一日、怒らず 怖れず 悲しまず」。

ぼくのトークライブのあと、ドクターTのギター独奏、それに祖山さんとぼくのコラボレーションで「アメイジング・グレイス」。その後、会食。婦人部の方々の手作り料理が美味しかった。

演奏後、井口喜源治さんのお孫さんから話しかけられる。彼女が今日参加されると聞いていたので、「次郎」のショートヴァージョンを歌い、井口喜源治という稀有の教育者に対して若干の想いを述べた。

驚いたことに、彼女は初期のオーリアッドで、クラシックギター仲間と一緒に演奏したことがあるという。その写真を見せてもらった。是非また演奏しにきてもらいたいもの。





辰野から伊那へ行くときによく長岡を通るが、長岡が文字通り長い岡であることを、今日初めて知った。長松寺は道路から東へずっと奥に入った岡の上にある。実に長い岡。来年300年を迎えるという本堂、守屋貞治作のお地蔵さん、立派な鐘楼、きれいに整備された素晴らしいお寺である。巣鶴山(すかくざん)と書かれた本堂入り口で、ご住職さんと記念写真。大変お世話になりました。

           ■

午後6時から、英語を学ぶ小学生たちのお楽しみ会。ゲームをしたり、英語で自己紹介をしたり、ピアノの演奏をする子供たちもいた。小学6年生にして英語でしっかり自己紹介できた男の子がいた。ピアノ演奏もなかなかのもの。先生も、子供たちに請われて「トルコ行進曲」。

飛び入りライブ。トップバッターは小宮山敏明さん。エレアコのギターの音が気に入らないので、自分で新しいマイクをつけたので、オーリアッドのPAシステムで試してみたかったとのこと。久しぶりに聞く「ディア・ハンターのテーマ」など。懐かしかった。エレアコのほうは、結局、ラインをはずして、マイクでひろうことに。藤森和弘さん、「人生に勇気」のおなじみの歌。それに子供たちの英語の先生のリクエストで2曲のカバー曲。大きな拍手。

ぼくが「キリストには代えられません」を日本語と英語で歌ったあと、赤羽真理さん、「鹿のように」などの賛美歌を3曲。


 
 

大月高志さん「カノン」と Merry Christmas Mr. L。小宮山さん「禁じられた遊び」。藤森さん「元気出して行こう」。ぼくが原田さんと「キリストには代えられません」を歌ったあと、大月さんにサポートをお願いして「千の風」。そのあと、赤羽さん、大月さんのサポートで「千両梨の実」。

来週はたつのキリスト教会のキャロリング隊が、昨年に引き続き歌いにきてくれることになっている。

閉店後、大月さんとマンダラ2に向けて数曲練習。



December 12, Friday 2008

満月の日。朝起きて一番に空を見る。晴れている。雲ひとつない。青空に取り残された柿の実が鮮やか。観月には最高の夜になりそう。


暗くなりかけてから、王城山の上の月を撮る(中左)。次の2枚はオーリアッドへ行ってから、伊那富橋で撮ったもの。下の左は、オーリアッドの看板と月と街灯を撮ったもの。最後の2枚は、11時過ぎ家に戻り撮ったもの。月は完全に頭上に。








ウイークデイにしては後半忙しくなる。閉店し、最終的に家に向かったのは11時半過ぎ。明日のトークライブのためのギターやマイクは、明朝ということに。


December 11, Thursday 2008

松本へ。今日はロジャー・マッギンが歌う Mr. Tambourine Man(ディラン・デビュー30周年記念コンサート)を見る。やはり、ぼくはバーズのタンブリンマンよりオリジナルが好きだ。

昼休み、ジョン・クーンズと話す。YouTubeがワイドスクリーンになったと言うので、見てみたら確かに両側に黒い部分がある。以前に投稿したものは自動的にはワイドスクリーンにはならないようだ。

オーリアッドへ行く前に月の写真を撮る。ほぼ満月。11時過ぎ帰宅したときは、雲に隠れて見えなかった。

 

今年の9月の仲秋の名月から、毎月の満月を楽しみにするようになった。そして、それぞれの月の満月に英語の名称があることを知った。Harvest Moon, Hunter's Moon, Beaver Moon そして12月は Cold Moon。まさに寒月。

ジブランの会の方々がお帰りになったあと、歌の練習。先日原田さんと歌った「キリストには代えられません」は実にいい聖歌である。明後日は長松寺でのトークライブ。チューナーがありがたい。



December 10, Wednesday 2008

土曜日以来のオーリアッド。通販で届いた2種類のチューナーを試してみる。ひとつは安くて小型の KIKUTANI というあまり聞きなれないメーカーのクリップ型。もうひとつは、KORG のプラグイン・チューナー。どのギターにも使えるということになるとクリップ型がいいが、いつも使っているTakamine にはプラグインも使いやすい。ちょっと見づらい気もするが。

Mr. Tambourine Man, Just Like a Woman の練習。後者は最近歌ってなかったので、コードをすっかり忘れていた。この2曲ともに、ぼくの大好きな歌。

11時過ぎ、家に戻り、車から降りるとあたり一面がぼっと浮かび上がるように輝いている。見上げると大きなお月さま。ほぼまん丸。いつの間にか。明るくて星があまり見えない。調べてみたら、満月は13日の午前1時37分と出ていた。ということは、12日の夜が「見ごろ」ということになる。晴れたらいいが。

12月の満月は英語では、そのものずばり
Cold Moon


December 8, Monday 2008

朝7時過ぎ、京都へ行く次男夫婦を高速バス停まで送る。家人が今朝は−8℃あったといったが、あたり一面霜で真っ白。今年一番の寒さ。

先日上農高校でトークライブをした際、左側のスピーカーから音が出なかった。今朝、13日の長松寺でのトークライブに向けて調整を試みた。アンプを換えても左側から音が出ない。それで、右のスピーカーの output と、左のスピーカーの input をラインで繋いでみた。こうすると両方から音が出る。とりあえず今回はこれで間に合わせよう。

終日、コンピュータの前。仕事は遅々として進まず、同じ文章を何度も書いたり消したり。そうしているうちに突然いいアイディアが浮かんだり。

AVGのセキュリティソフトに換えてもらったが、いくつか不都合が出てきた。 Google で検索するとエラー表示が出て、すべてではないが、画面が消えてしまう。調べてみたら、AVGのリンクスキャナを無効にすればなおることがわかった。常時無効にしておいていいものやら。

コンピュータはややこしい。時間がかかる。でもなければ何もできない。10月に法然院でお会いしたとき、目幸先生が「アメリカでは多くの人たちがコンピュータの<奴隷>ですよ」と言っていたのを思い出す。うむ、ぼくもそうなりつつあるのかも。



December 7, Sunday 2008

今日は年に一度の同姓の集いの日。今年は箕輪町の「ながた荘」で行われた。温泉も料理も素晴らしかった。ながたの湯に入るのはこれが2度目。温泉の質がじつにいい。それに温泉施設も配慮が行き届いている。難をいえば、隣室のカラオケの音が大きすぎたこと。でも不思議なことにしばらくしたら気にならなくなった。

昔、京福電鉄の修学院駅の近くに住んでいたことがある。引っ越した直後は、踏み切りの警報音が気になって仕方がなかった。しかし一週間もすると、その音が鳴っても聞こえなくなった。人間の耳は実によくできている。

昨夜、長男が帰省し、三人は同姓の会へは参加せず、塩尻へショッピングに。午後戻ってみると、ぼくのコンピュータのさまざまな不都合が改善されていた。無線で接続できなかったノート型も接続できるようになっていた。ありがたい。但し、彼によれば、デスクトップは買い換えたほうがいいとのこと。いつダウンしてもおかしくない状態だとか。これを使い始めたのは、2002年だったと思う。

一眼レフを買うかどうか迷っていたが、この際、カメラでなくパソコンを買い換えたほうがよさそうだ。白馬童子さんからも、画素数の多い写真はホームページには使いづらいとの警告も受けている。

長男は今夜東京へ戻り、次男たちは明日からしばらく京都へ。


December 6, Saturday 2008

ぼくが「タンブリンマン」を練習しているところへ藤森和弘さん、そして丸山俊治さん。藤森さん「今日は土曜日」「愛音」など。丸山さん、前半はクラシックギターで「禁じられた遊び」「エルコンドラパサ」など。赤羽真理さん、「陽のあたるところへ」「御言葉なり」など。

 

  



後半ぼくが「花語らず」など。藤森さん「禁じられた遊びを」を少し爪弾いたあと「人生に勇気」など。丸山さん「職人となったおじさんたち」など。この歌を聞くのは3回目だが、最後のバースが効いていて実にいい。赤羽さんもこの歌を絶賛。今夜の丸山さんは、客席の騒音にも動じず淡々と歌い続け、説得力があった。

遅くに、大月高志さん。忘年会帰りか、5、6名の方と一緒に。一曲お願いする。季節柄、Merry Christman, Mr. L。盛大な拍手。

藤森さんが Amazing Grace を英語で歌いたいとのことで、一番の歌詞をカタカナで書き、発音指導。藤森さんは耳がいいので、カタカナでなく、実際にCDを聞いて、真似したほうがいい気もする。この歌は英語の発音の練習になる。pbtdkg の6個の閉鎖音と、頻出する摩擦音の s に注意すれば、英語らしい音になる。



December 5, Friday 2008

いい天気が続いていたが、今朝は朝から雨模様。

夜、ディランとビートルズが、特にビートルズが、好きという二人のお客さん。大いに盛り上がる。東京から出張できているというSさんが、ポールがウクレレで「サムシング」を歌うのをYouTube で見ることができると教えてくれた。後半エリック・クラプトンがエレキギターで入ってくるとも。
http://jp.youtube.com/watch?v=RwKTXyF_6B8

以前『追憶の60年代カリフォルニア』を購入して下さったNさんは、嬉しいことに、「私のために書かれた本だと思った」というほど気に入って下さったよう。内容もしっかり覚えていて驚いた。ビートルズが来日した1966年、ぼくは大学2年生で、彼は小学3生か4年生だった。ぼくよりもかなり若いが、音楽の好みはかなり共通しているように思われる。

昨日の日記にロサンゼルス上空のスマイリー・フェイスの写真のURLを載せたが、白馬童子さんから教えてもらったサイトに、オーストラリアのブリスベン上空のスマイリー・フェイスが載っていた。スマイルの方向が違っているのは、北半球と南半球のせいなのか、時間的なものなのか。

ブリスベンは、昨年よく歌いにきてくれたダニエル・ジリッグが住んでいる町。白馬からの帰り、この月とふたつの星をゆっくり眺めることができたのは幸運だった。
http://apod.nasa.gov/apod/image/0812/smileyfaceatsunset-2000px-mikesalway.jpg


December 4, Thusday 2008

松本へ。先週に引き続き Mr. Tambourine Man を歌い、この歌が大きな役割を果たしたフォークロック誕生にまつわるビデオを見る。この歌はぼくにとっても重要な歌。学生のためにざっと訳しながら、そのイメージの美しさに改めて驚かされる。今までは3番を飛ばして歌ってきたが、今年は全部歌うことに。

帰路、中古のDVDを5枚購入。「水野晴郎のDVDで観る世界名作映画」のシリーズ。このシリーズのいいのは、安価ながら英語と日本語の字幕がついていること。

早速、今夜、オーリアッドでそのうちの一枚を見る。今までまったく知らなかった1942年のアメリカ映画。Random Harvest (邦題「心の旅路」)。見ごたえがあった。ほんとに280円でいいの?

松本から戻りメールを開けたら、白馬童子さんからメールが入っていた。添付されていたURLを開いて驚いた。白馬からの帰りに見た三日月と金星と木星が、ロサンゼルスの上空に輝いている。これは凄い。

http://apod.nasa.gov/apod/image/0812/happyla_jurasevich_big.jpg


December 3, Wednesday 2008




December 2, Tuesday 2008

9時、病院へ。定期検診。特に問題なし。11時から、パークホテルにて久しぶりの気功レッスン。過去2回は、やむを得ずお休み。今日、気功のレッスンは次回が最終回と知らされる。終ってしまうのは残念だが、気功のベイシックを学ぶことができた。あとは家で自分でやるのみ。

昨日の三日月と金星木星の組み合わせが実に見事だったので、今日は、まだ明るいうちから何度も外に出て、南西の空を見上げた。三日月は暗くなる前に出たが、ふたつの星は見当たらない。暗くなれば出るだろうと思っていたが、出ない。そのうちに月は西の山陰に。隣町から戻ってきた家人によれば、今日はふたつの星は月の下に出ていたとのこと。しまった。上に出るものとばかり思っていた。



夜、My Lucky Day の訳を試みる。ファーストヴァースが難しい。最近のブルースの歌は、簡単そうに見えて、いざ訳してみると難しいものが多い。Working on a Dream にしても、この歌にしても、バラク・オバマとの関連で訳そうとする意識が働くが、そのことにあまりこだわってはいけないだろう。


December 1, Monday 2008

美しく晴れ上がったまれに見る一日。白馬の古民家に住む白馬童子こと佐藤さんを訪ねた。奥さんと二人で住む古民家もさることながら、窓から見える雄大な景色に度肝を抜かれた。白馬三山が目の前に。

ダッチオブンで蒸した豪快な昼食にも驚いた。玉葱もジャガイモも肉もニンニクも丸ごと、水を入れずに蒸したもの。素材の味がそのままに、実に美味しい。

昼食のあと、白馬五竜スキー場見物に。ロープウエイで一気に海抜1500メートルへ。まさに絶景かな。ゲレンデのレストランのオーナー曰く「こんなに晴れる日はめったにない」。スキーもスノーボードもしなかったが、大いに楽しませてもらった。



 



 

ゲレンデ見物のあと、再度佐藤家にお邪魔し、鴨南蛮のお蕎麦をいただく。これがまた美味。朝焼けに染まる白馬三山を見ながら桧のお風呂に入るという佐藤さん。実に「贅沢な」生活。豊かな生活。羨ましいかぎり。

まだ明るいうちにおいとまする。高速に乗るころ暗くなり、右上前方に、三日月とふたつの星。他の星は見えない。家に戻り調べてみたら、左上が金星、右上が木星とのこと。まるで大空に、スマイルマークが描かれたよう。明日の夜は、金星と木星がさらに近づくようである。もし晴れたら、暗くなりかけたころ、南西の空を見上げてみて下さい。見事なライトショー。


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