OREAD Diary
January 1 〜 January 31, 2008

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January 31, Thursday 2008

忙しい一日。午前、午後と何度か役場へ。夜は、区の公民館で、土砂災害防止法についての説明会。

公民館での説明会が終わったあと、オーリアッドへ。そこで、先ほど公民館でお会いした県の職員のNさんにお会いする。Nさんはビートルズの大ファン。以前、ぼくのいないときに一度オーリアッドへ来て、家人と話していったようだ。

ぼくが「碌山」と「ジョン・レノンに捧げる歌」を歌ったあと、Nさんに歌ってもらう。Nowhere Man, Norwegian Wood, While My Guitar Gently Weeps など。長野市でビートルズと同じ編成のバンドを組んでいるとのこと。本格的である。一度是非バンドで、土曜日、オーリアッドへ演奏しにきてもらいたいもの。

午後役場から家に戻ると、フィービーが首輪から抜け出ていない。サンデッキの下にいるのを家人が見つけた。捕まえようとすると、さっと、柿木に上ってしまった。さすが猫。初めての木登り。しかし、上ったのはいいが降りられない。梯子をかけて何とか救助。早速、ソフィーと同じ首輪を買いに行く。今までフィービーがしていた首輪は安物で抜けやすかった。




家に入ったあと、フィービーはとても元気。猫としての自信を取り戻したかのよう。楽しかっただろうな。木登り。


January 30, Wednesday 2008

来年度の区の土木事業計画に添付する写真を撮りに、午後、7ヶ所の現場へいってきた。締め切りは明日。そのうち一ヶ所は裏山の林道。雪が積もっていて少々恐かった。何やらケモノの足跡もあった。カモシカだろう。見上げると見事な青空。



昨日、今日と気温が少し緩み、ありがたい。配布物など村を回らなければいけないことが多いので。

相撲好きのお客さん、開店後しばらくしてやってくる。千秋楽結びの一番について熱い筆談。確かに熱戦だった。彼とは8月に松本での地方巡業を見にいった。そのとき、安馬(アマ)という小柄な力士を知り、ファンになった。今場所はかなりの活躍。



January 29, Tuesday 2008


午前6時。外を見ると薄っすらと雪が積もっている。共同で雪かきをするほどではない。それでも旧道へ降りて行き、少し雪かき。

暖かいと思ったら、−2℃だった。連日−10℃を超えていたので、−2℃でも暖かく感じる。

午前中病院へ。月に一度の定期検診。1月がお休みだったので、2ヶ月ぶりということになる。血圧は問題なかったが、食べ物をのみ込むとき、時々食道につかえたり、ヒリヒリすることがあると言うと、アルロイドGという液剤を処方された。粘膜が保護されるのか、飲んだあと痛みが軽減する。それにガスターD錠。

うーむ、おそらく、年末から今まで飲む機会が多すぎたせいと思われる。区長の任期はあと2ヶ月。頑張らなければ。

昨日オバマ支持を表明したエドワード・ケネディの演説の一部。

  みなさんにお願いします、この歴史的な旅に加わることを、変化を選
  択する勇気を持つことを。・・・再び、新しい世代のリーダーの時代
  がやってきたのです。今こそバラク・オバマの時代です。

  I ask you to join in this historic journey -- to have the courage
  to choose change...It is time again for a new generation of leadership.
  It is time now for Barack Obama.



January 28, Monday 2008

朝から区の仕事。いくつか電話がきたり、電話をかけたり。そのあと役場へ。

午後は、採点の合間に、探し物。出てこなかった。しかし、それは結局不要に。探していたのはプリンタドライバ。昨夜からプリンタの調子が悪くなった。インターネットのサイトは印刷できるが、ワードの印刷ができなくなってしまった。ドライバはメーカーのサイトからダウンロードできると判明。夜、Oさんが来て直してくれた。感謝。

夜は、「三人の会」の上條さんから頼まれていた「詳しい」プロフィールを書き始めたが、何を書き、何を削るか迷っているうちに時間が経ってしまった。未完。

ケネディ大統領の娘キャロラインがオバマ氏支持を表明したスピーチの最後の部分。彼女は、お父さんが暗殺されたとき、6歳の誕生日直前だった。

  多くの人が、父は彼らを鼓舞し希望を与えてくれた素晴らしい大統
  領だったと話してくれます。しかし私はそんな大統領に会ったこと
  がありません。でもようやく見つけました。父のような大統領にな
  れる人を。私のためだけでなく、アメリカの新しい世代のために。

  I have never had a president who inspired me the way people
  tell me that my father inspired them. But for the first time,
  I believe I have found the man who could be that president-
  not just for me, but for a new generation of Americans.


January 27, Sunday 2008

11時、某国会議員の新年会へ。公務として。家を出る前に、CNNの出口調査で、サウスカロライナの民主党の予備選挙でバラク・オバマが大勝したことを知る。彼の勝利は、多くの境界(人種、性別、年齢、支持政党など)を超えて彼を支持するために集まった人たちに依っている。

午後遅く、YouTube でオバマの victory speech を見る。アイオワに続いて、またまた素晴らしい演説。

勝利演説:Vicotry Speech in South Carolina
演説原稿:Vicotory Speech transcript

  この選挙は相反する地域、宗教、性別のどっちを選ぶかという選挙
  ではない。金持ち対貧しい者、若者対年寄り、黒人対白人でもない。
  過去と未来のどっちを選ぶかという選挙である。

    The choice in this election is not between regions or religions or
    genders. It's not about rich versus poor; young versus old; and
    it is not about black versus white. It's about the past versus the
    future.


諏訪の英語教室へ行く前、白鵬 versus 朝青龍の相撲を見る。まれに見る好勝負。力が入った。最後は白鵬の上手投げ。


January 26, Saturday 2008

2月1日が最終日とのことで、岡谷のスカラ座へ、午後、家人と「続三丁目の夕日」を見に行ってきた。前作以上にCGがよくできていた。昭和30年代の風景やモノが実によく再現されている。路面電車は、昭和40年代の京都の市電を思わせた。

ストーリー展開は単純で先の読めるものばかり。でも、それはそれでいい。こういいう映画には、複雑怪奇でどんでんがえしのあるストーリーは似合わない。

静かな飛び入りライブ。今日は藤森和弘さんの新曲「小さな幸せ」発表会という雰囲気で、その歌を合計3回歌ってもらった。その歌は、愛音ちゃんがオーリアッドで歌っている写真と、愛音ちゃんを連れて「隣町に住むお袋に」会いにいった時の一情景を歌ったもの。いい歌である。







藤森さん、「小さな幸せ」のほかに「流れる雲」「おまえの歌が聞こえる」「今日は土曜日」など。大月高志さん、「カノン」、そしてギターのインストラメンタル「イーハトーヴの朝」。ぼくが「紙ヒコーキ」など、そして大月さんにサポートをお願いして「フィールド・オブ・ドリームズ」「千の風」。垣内彰さんに先週の「三人の会」の写真の撮影にまつわる話をお願いする。そうそう忘れていた。もう一人、出演者がいた。愛音ちゃんが「チューリップ」「ぞうさん」「トンボのメガネ」を歌った。前回よりも大きな声でしっかり歌えた。将来有望なオーリアッド出身歌手である。

今夜もかなり冷えた。11時過ぎ、家に戻ったとき、−10℃。


January 25, Friday 2008

寒い。今朝は寒かった。朝8時に−12℃あったので、おそらく5時には少なくとも−15℃はあっただろう。

こんなに寒くても猫たちは外に出たがる。フィービーは寒がりやで雪が嫌いだが、ソフィーは雪の中で遊ぶのが好き。二人を外に出すと、フィービーはすぐに家に入りたがる。

昔子供たちが小さかった頃、雪が降るとよくカマクラを作って遊んだ。猫たちにも作ってやろうと思い立った。



最初はソフィーだけが興味深そうに中に入ったが、フィービーは嫌がってすぐに出てしまう。ダンボールを入れったら、しばらく入っていた。

シンクロニシティというものだろうか。昨夜、クリシュナムルティに言及したら、今日、次のようなメールをいただいた。21年前、ぼくのクラスにいたことがある人から。ぼくのことを思い出し、ネットで検索してたどりついたとか。5日前にも30年振りという知人からメールが入った。こういうメールは嬉しい。

  大学に入学した時のリーダーが Krishnamurti の The First and Last
  Freedom
でした。この本というかその人物に会えたことは、私自身にとっ
  て人生の生き様、価値観そのものを大きく変えるきっかけとなりました。

  生きることへの深い洞察や、この世界の様々な混乱に対して彼が語る言
  葉は永遠の響きがあるように感じた最初の感動を今でも鮮明に覚えてお
  ります。

いまは実用的な英語学習が花盛り。大学も例外ではない。その必要性がわからないわけではない。でも昔のように、一年に一冊の本をじっくり読むという授業も捨てがたいと最近感じる。英語を学ぶのではなく、英語を通して何かを学ぶ。いまクリシュナムルティをテキストに選ぶことは不可能。

夜は、7時から区の臨時委員会。9時過ぎ、オーリアッドへ。カウンターにY先生。昔の映画の話に。Over the Rainbow が歌われた映画の題名を二人で一生懸命思い出そうとしたが, but in vain。 今、調べてみた。そうそう、そうだった。『オズの魔法使い』 (The Wizard of Oz)。

11時閉店。家に戻ると−11℃。明日の朝も寒くなりそうだ。


January 24, Thursday 2008


松本へ。昨日降った雪は、辰野より松本のほうが多かった。でも道には、山麓線の日陰部分を除いて、雪はなく、車はスムーズに流れている。

2007年度、最後のクラス。試験。

帰路、「あがたの森」の喫茶店に寄り、マスターと四方山話。次にここに来るのは4月になってから。

オーリアッド。DVD A Place in the Sun を見始めたところへ Doctor T。いつもは彼の話を聞くことが多いのに、今日はぼくがかなり饒舌に。解放感のなせるわざか。70年代初め、彼が阪大の医学生だったころ、ドイツ人の知人を連れて鷹が嶺の安泰寺へ行ったという話しから、連鎖反応が起こった。鷹が嶺に住んでいたマイケルや安泰寺で修行していたトムを訪ねた話になり、さらに、沢木興道、内山興正、クリシュナムルティ、宮沢賢治、柴山全慶、福島慶道、東井義雄・・・と話が尽きない。。

11時過ぎ、家に戻り、玄関先の温度計を見る。−10℃。寒い。


January 23, Wednesday 2008

朝方、降り始めた雪は、夕方まで降り続けた。昼ごろ、旧道の坂のカーブで車がガードレールにぶつかり動けなくなっているという電話。エンカルとシャベルをもって現場に急行。到着したときすでに車はなく、雪をかき、エンカルを撒く。エンカルの威力はすざましく、見る見るうちに氷が溶け出す。ガードレールが大きく曲がっている。

午後4時過ぎ、再度外に出て雪かき。エンカルを同じ場所に撒く。

こんな雪の日は臨時休業にしてもいいくらいだが、オーリアッドの周りの雪をかく必要がある。雪かきをしたあと、明日までにしなければいけない採点にとりかかる。やはりお客さんはこない。早めに閉めることに。


January 22, Tuesday 2008

朝、区のことで役場から電話があり、終日あちこちに電話。その合間を縫って、採点。これが大変。

ソフィーとフィービーの写真を見たという方から仲睦まじい犬と猫の写真が送られてきた。次のようなキャプションがつけられていた。

このネコは満1歳の女の子。犬は16歳のおじいちゃん(川上犬ミックス)。手の平に乗るようなちっちゃなネコが一年前のある日、老犬の食べ残しを食べていました。それから約一年、二人は犬小屋で一緒にすごしています。ネコは元気で美人です

猫も犬もお互いを必要としているようだ。小猫を慈しむような犬の表情、犬を信頼し安心しきっている小猫の表情、実にいい。

垣内彰さんから、先日の公開リハーサルの写真とDVDが届けられた。DVDはまだ見ていないが、写真は一通り見せてもらった。その中の一枚をトップページに使わせてもらった。


January 21, Monday 2008

朝起きると雪。昨日のうちから、関東地方を含め広い範囲で積雪が予報されていたので覚悟はしていた。しかし、それほどの大雪ではない。ありがたい。それでも朝6時、旧道の共同雪かき。もどってきて、家のまわりの雪かき。

午後2時、土曜日の忘れ物を取りにきた上條俊一郎さんとオーリアッドで会う。1時間ほど四方山話。そのあと、荒神山の「湯にいくセンター」へ。先日ポールがきたときに行った温泉。スイミングに行こうかと思ったが、余りにも身体が冷えていたので温泉を選択。前回来たときよりも空いている。それでも知り合い3人に会う。温まった。正しい選択だった。

夜は温泉に入ったせいか、疲れてうとうと。本業でしなければいけなことがあるのだが。明日と明後日でなんとかしよう。


January 20, Sunday 2008

昨夜は、公開リハーサルの余韻にひたりながら、遅くまで痛飲。朝起きるとかすかな頭痛。若いころよくあった二日酔い。

11時、マリーパレスたつのへ。県議主催の新年会。公務のひとつ。ここでもお酒。カロリーの高い食べ物。

暮から宴会続き。食べる機会に飲む機会。夜、体重を量ったら、信じがたい数字が目の前に。今夜から即ダイエット。

インターネットの功罪がよく言われる。確かに弊害はある。でもぼくにとっては、利益のほうが圧倒的に多い。そのひとつは、人々との出会い、再会。

午後遅く昼寝から覚めてメールをチェックしたら、昔の知り合いからメールが入っていた。彼に最後に会ったのは30年前、バークレーの彼の家。最初に会ったのは、彼のメールによれば、71年、京都だった。

  あなたは未来を夢みる若いフォークシンガーでした。自作のお経の
  入った歌を歌っていたのを覚えています。インターネットという魔法
  のおかげで、今でもあなたが歌っていることを知りました。あなたの
  心の歌を。素晴らしい!
   
    You were a young folksinger with dreams of the future. I remember
    you singing a kind of chant folksong you had written. Thanks to
    the magic of the internet, I see you are still singing from your 
    heart. Congratulations! 

ありがとう、リチャード。


January 19, Saturday 2008

とてもいい公開リハーサルになった。4時に歌い手とスタッフ集合。すぐに打ち合わせ、そしてサウンドチェック。

6時半開場。松本から、諏訪から、そして地元辰野から多くの方々が集まってくださり、7時にはほぼ満席。7時開演のつもりだったが「たつの新聞」の記事に7時半開演と載ってしまったので、15分遅らせ、7時15分、三人がステージに。15分間、挨拶とトーク。7時半から、三浦久、加奈崎芳太郎、堀六平の順で30分づつ。

 

 



六平さんのステージの後、三人がまたステージに上り、みなさんと一緒に Good Night Irene を歌い、しばらくトーク、そして最後に Blowin' in the Wind。

9時30分終了。30分休憩し、10時から飛び入りライブの常連による演奏。藤森和弘、赤羽真理、丸山俊治、川島茂の各氏。それに三重県からやってきたという加奈崎さんのファンの方。それぞれ一曲づつ。最後に大月高志さんの「カノン」。六平さん「うーむ、みんなレベルが高い!」




その後、遅くまで歓談。プロデューサーの上條さん、木下さんも、今日の公開リハーサルで、これなら何とか行けそうだという感触をつかんだようで、次回は4月11日(金)、松本のライブスポット HANA で行うことを決定。

コンサートの感想がいくつか寄せられている。

  三人会のご結成おめでとうございます。とてもパワフルで個性的
  な皆さんですね。余裕をもって楽しんでいられる風情。私もわた
  しなりに、がんばりたいと思います。

  いい歌には生きていく勇気をもらえます。皆さんパワーがあり素
  晴らしかったです。

  加奈崎サンのギターもハモニカも凄い迫力で「さなえちゃん」がこ
  こまで「進化」するのかと驚きでした。六平サンは一曲一曲という
  より30分かけて一冊の絵本を読み進むようにホンワカとした六平
  ワールドを創り出している感じでした。三浦さんはエッセイのよう
  に一曲一曲が独立した曲でありながら、底に一貫した三浦目線、
  感性を感じました。




January 18, Friday 2008

寒い一日。こういう日は、オーリアッドの暖房に苦慮する。あまり寒いとエアコンのヒーターと灯油のストーブの両方をつけてもなかなか暖まらない。特にエアコンのヒーターが効かない。

11月の末、自宅の寝室に温水ルームヒーターを取り付けると書いたとき、その成果を教えて欲しいというメールをいただいた。その成果は予想以上に素晴らしい。エアコンだったら、今の時期、寒くて困っただろう。

久々に熱狂的クラシックファンのU先生とT先生。U先生持参のマーラーの交響曲第9番を、解説付で聞く。心、というより魂が、静められる気がするほどに美しい。マーラーが死の直前、死を意識して作曲したものだとか。

お店は閉店間近になってようやく暖まった。明日は「三人の会」の公開リハーサル。早めに暖房をつける必要がある。

午後、不注意にも右手の親指の爪を割ってしまった。マニキュアをつけて、なんとか繋ぎとめようとしたが効果なく、夜、家に戻ってから見ると、完全にとれていた。フィンガーピッキングの曲は難しいが、弾けないわけではない。なんとかなるだろう。


January 17, Thursday 2008


昨夜オーリアッドから戻ったときは雲ひとつない星空だった。今朝起きたら一面の雪景色。といっても数センチ積もっただけ。しかも、朝から快晴。午後には融けてしまった。

松本へ。山麓線の日陰の部分には車によって固められた雪が残っていて、みんな徐行運転。10時40分にかろうじて間に合った。

帰路、輸入食品店に寄り、タコスのシェルを購入。

6時、オーリアッドへ。久々に Street Legal を聞く。このアルバムは昔から好きだった。DesireBlood on the Tracks より好きだと思う。なかでも昔から好きだった曲は Changing of the Guards, Is Your Love in Vain? それに We Better Talk This Over。

アルバムの一曲目 Changing of the Guards のファースト・ヴァースは次のように始まる。

  16年
  16の旗が結束した
  よき羊飼いたちが嘆く戦場で


彼の最初のアルバムが出たのが1962年。このアルバムは、16年後の1978年。セカンド・ヴァースは次のように始まる。

  運命に呼び出され
  ぼくは影から進み出た、市場へと
  商人と泥棒たち、権力に飢え、ぼくの最後の取引は失敗した


これらの歌を聞きながら、70年代後半の時代に思いを馳せた。ついこの間のことのように思われる。

後半、歌の練習。いよいよ土曜日は「公開リハーサル」。どんなものになるかぼく自身よく分からないが、楽しみである。


January 16, Wednesday 2008

昨日は、週末の疲れが出てグロッギー。うとうとして過ごす。それでも今まで放っておいた「三人の会」公開リハーサルの広報活動。メールを送ったり、「チラシ」をつくったり。

今朝の「たつの新聞」の一面に、数日前にお願いしておいた広告が載った。明日は記事が掲載されるはず。

今夜は、しばらく歌の練習。Gのキーで弾ける英語の歌を続けて歌う。Will the Circle Be Unbroken, Worried Man Blues, Ain't Got No Home in This World Anymore, We Shall Not Be Moved など。以前は、これらの歌はGでは高すぎて歌えなかった。ロジャー・ラヴの発声練習の効果が出てきている。

それから久々に The City of New Orleans を練習する。Steve Goodman の名曲。この歌のキーはC。実にいい歌である。1番とコーラスは歌詞を見ないでも歌えるようになった。

  Good morning America, how are you?
  Don't you know me I'm your native son
  I'm the train they call the City of New Orleans
  I'll be gone five hundred miles when the day is done


明日は松本。


January 14, Monday 2008

午後1時、今村の北に隣接する上島区の十一面観音堂へ。来賓として厄除け祈願祭出席。護摩供養の儀式を間近で見せてもらった。カメラを忘れたのが悔やまれる。写真を撮るには絶好の位置にいたのに。

香住寺住職が護摩を炊き低い声で呪文を唱え、炎が燃え上がっている間、副住職が太鼓をたたきながら大声で般若心経を繰り返し唱える。なかなか勇壮である。その間約1時間。最後に、上島婦人会の御詠歌が静かに流れ終了。子供の頃、御詠歌を聞くとそのスローテンポに辟易したもの。今はその懐かしい響きが心地よい。

儀式のあと、庫裏にて直禮(ナオライ)と称する酒席。来賓には町長はじめ町のお歴々。隣村ということもあり、ゆっくりいただいてしまった。

同区の根橋町議によると、十一面観音像は685年前、つまり鎌倉末期の1323年に彫られたもので、国の重要文化財に指定されているとのこと。スレンダーな美しい菩薩像である。その写真と縁起を次のURLから見ることができる。http://www.lcv.ne.jp/~ja0izs/kannon.htm


January 13, Sunday 2008

長い一日。

午後1時、消防団と奉仕団の出初式に来賓として出席。町民会館。式典前、駅前から役場までの行進が行われた。式典は延々2時間を超え、団体及び個人の表彰が行われた。出初式というよりは、「以下同文」が繰り返される表彰状授与式。忍耐心涵養には極めて有用。

5時から地区の消防団分団の慰労会。乾杯の音頭を依頼されたが、そこまでいられなかった。挨拶が続く最中に中座。5時半から区の委員会、そして、7時から重大事項を決定する区の臨時総会。反対意見が出るかと身構えていたが、拍子抜けするほど簡単に可決された。

総会のあと、区の委員会の「新年会」。家に戻ったのが10時過ぎ。明日も「公用」がひとつ。


January 12, Saturday 2008

本年2度目の飛び入りライブ。朝から降っていた雨が、午後雪に変わったが、夕方までには止み、大事にいたらずにすんだ。歌い手はいつもの顔ぶれ。お客さんに、初めてきて下さった方々。静かだが味わい深い夜になった。

 




先ずぼくが「碌山」「千の風」を歌って、藤森和弘さんにお願いする。「今日は土曜日」「子守唄のように」「おまえの歌が聞こえる」など。初めてきた方々、藤森さんの歌に感激の面持ち。ここでまたぼくが「カムサハムニダ、イ・スヒョン」を歌ったあと、大月高志さんにお願いする。「カノン」を含むピアノソロ3曲。大月さん、なぜか少々緊張気味ながら、今日は特に見事な演奏。5番テーブルのお客さんたち「アンコール」を叫ぶものの、大月さんステージを降りてしまう。ここで休憩。

後半の最初はぼくが大月さんのサポートで「次郎」。そのあと、赤羽真理さん「薔薇は憧れ」「人生の海の嵐」、そして大月さんと一緒に「千両梨の実」。そのあと藤森さん。「生きてりゃいいさ」「住み慣れたこの町で」など。赤羽さん「鹿のように」「旅人の木」。最後に、ぼくが大月さんのサポートで The Rose、そして赤羽さんが加わって Amazing Grace。残念ながら写真なし。

来週は、トップページでもお知らせしていますが、「三人の会」の公開リハーサル。正直なところ、どんなステージになるか分かりません。まったく異質な3人の融合。化学反応次第では、面白いものになりそうです。化学反応が悪ければ・・・。いやいや、今年はネガティヴ思考はご法度。ぼく自身楽しみにしています。是非お出かけ下さい。

当日「三人の会」のプロモート用の写真を撮ってもらうように垣内彰さんにお願いしました。


January 11, Friday 2008

午後、荷物を出しに、箕輪町の宅急便センターへ。スイミングの近くなので、泳ぐ用意をしていく。250メートル泳ぎ、サウナに入る。気持ちよくなった。外に出ると雨。

雪でなく雨が降るのはありがたいといえばありがたい。しかし不安にもなる。やはり異常気象か。

オーリアッド。昨夜音が出なかったマイクのスイッチを入れると、あら不思議、今夜は出る。

三人の異質なおじさんたちの会は、実際やってみないとどうなるかわからないところがある。プロデューサーの上條さんは、今後、各地での演奏を考えているようだが、その最初の試みが来週土曜日の「公開リハーサル」。首尾よく行けばいいのだが。三人がそれぞれソロでやって、最後は一緒にやるという、「七夕コンサート」スタイルになるだろうと思う。

遅くなって長島功さん。今年は土曜日にはできるだけ歌いに来たいとのこと。新曲の構想もあるようだ。

11時閉店。外に出ると、雨が激しくなっていた。やはり、雪でなくてよかった。これだけ降り続けたら大雪になっていたところ。

2004年に民主党から指名を受けたが、選挙ではブッシュに負けたジョン・ケリーがオバマ支持を表明した。

  Barack Obama can be, will be, and should be the next president
  of the United States."
  
  バラク・オバマは合衆国の大統領になることができるし、なるだろうし、
  なるべきだ。


といったときのケリーの声も表情も、4年前の自分のキャンペーンのときより力強かった。


January 10, Thursday 2008


松本。来週と再来週で、2007年度後期のクラスは終了。楽しい一年だった。

オーリアッド。久々にDVDでデイヴィッド・ギルモアを見る。On an Island は比類のない美しさ。コンサート全体として、ギルモアのギターを含むバンドの演奏、舞台のライティングなど、どれをとっても申し分ない。

ただ、アルバム全体の歌詞の内容が、若干ノスタルジック過ぎるのが気になる。未来に向かっているところは、死がテーマになっている。soothing ではあるが、encouraging ではない。しかし、還暦を過ぎたデイヴィッドにとって、そしてぼくにとっても、realistic なテーマであることは確か。

DVDの映像とは違うが、YouTube で On an Island を聞くことができる。http://www.youtube.com/watch?v=i8TaFSWOLRE

閉店前、歌の練習。音の出ないマイクがひとつ増えた。19日の「加奈崎芳太郎・堀六平・三浦久 三人の会」の公開リハーサルまでにはなんとかしなければ。

箕輪での歌声喫茶の帰りだと、松本の丸山さんが寄ってくれた。詳しいことは分からないが、歌声喫茶の老舗「ともしび」のスタッフが取材に来たとか。

昨年の年末ライブの「次郎」のmp3 をアップしようとしたが、失敗。数日中に何とかしたい。


January 9, Wednesday 2008

CNNでニューハンプシャーでの予備選の結果を見ながら、区の仕事。今週末の区の委員会及び臨時総会の資料づくり。午後、役場へ。

世論調査ではオバマ有利だったが、結果はヒラリーの勝利。ただし極めて接戦。オバマの勢いはまだ続いていると見ていい。結果が出てからの彼のスピーチを聞いたが、「オバマ、オバマ・・」の熱狂的な支持は変わらない。彼の凄いところは、ヒラリーに関しても、今回の結果に関しても一切否定的なことを言わないこと。最終結果がどうなるか分からないが、オバマがアメリカの政治に風穴を開けたことは確かだろう。

11時、オーリアッドから戻り、テレビを見る。党首討論のニュース。スピード感の欠如夥しい。明日は松本。


January 8, Tuesday 2008

本日締め切りの校正を送ったあと、お昼を食べに、ポールとフィアンセを連れて「かやぶきの館」へ。途中「今日は休館日」の標識。建物だけ見て、下諏訪の回転寿司へ。今夜泊まるという彼らのホテルが上諏訪にある。年末に日本にきて、これまでにニュージーランドで一年間に食べる以上の魚を食べたというポールは、生の魚も食べることができるようになった。

ホテルに送り、別れるとき、「今までに読んだ本のなかでもっとも多くのことを学んだ本をプレゼントしたい」とカバーのついた本を渡される。新共同訳の『聖書』(日本聖書協会)だった。うーむ。わが家を訪ねてきた人たちからいろんな「おみやげ」をもらったが、これは初めて。新共同訳の『聖書』は読んだことがない。少しずつ読ませてもらおう。

    
何事にも時があり
    天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
    生まれる時、死ぬ時
    植える時、植えたものを抜く時
    殺す時、癒す時
    破壊する時、建てる時
    泣く時、笑う時
    嘆く時、踊る時
    石を放つ時、抱擁を遠ざける時
    求める時、失う時
    保つ時、放つ時
    裂く時、縫う時
    黙する時、憎む時
    戦いの時、平和の時
       
新共同訳『聖書』「コへレトの言葉」3章1〜8節



January 7, Monday 2008


昨日午後、次男の義理の兄がフィアンセとともにやってきた。昨夜は荒神山の温泉に行き、今日は午後、松本城と大王わさび農園へ案内した。松本城もわさび農園も正月休み明けの月曜日とあって閑散としていた。碌山美術館へも行ってみたが、残念ながら休館日。


 
冬枯れの万水川(よろずいがわ)の景色もいいものである。冬でも水量はあまり変わらない。湧き水だからだろうか。万水川の水は夏でも澄んでいるが、冬は透明度が更に増しているようだ。実に美しい。



夕方、家に戻り、しばらくして、フィービーがいないことに気づいた。一騒動。ドアを開けたとき、外に出たのだろうか。一時間ほどしたら、戻ってきた。悪いことをしたという意識があるのか、神妙な顔をして遠回りにこちらを見ている。

久しぶりに仕事を離れて一息ついた。明日からまた頑張ろう。いろいろな「仕事」が待っている。


January 5, Saturday 2008

2008年オーリアッドの最初の飛び入りライブ。二胡奏者、鉄鋼 (Liu Tie Gang)さんの突然の登場で大いに盛り上がった。それに愛音(あいね)ちゃんの可愛らしい歌声も、盛大な拍手とたくさんの微笑みをもたらした。





 

愛音ちゃん、「チューリップ」「ぞうさん」など。藤森和弘さん、本人の前で「愛音」そして「旅的途上」「子守唄のように」他。鉄鋼さん、故郷ハルピンを離れて3年、故郷を思いながら書いたという「遥かなるハルピンの空よ川よ」や「蘇州夜曲」など。大月高志さん、一週間前の飛び入りライブに立ち寄ったカメラマンのタテヤマさんが一昨日も北陸からの帰途、辰野に寄っていったという話をしたあと「カノン」。そしてぼくが大月さんのサポートで「千の風」と「碌山」。赤羽真理さん、「森の小道」「人生の海の嵐」など。

最後に、劉さんに入ってもらって、藤森さん「涙そうそう」。更に大月さんのピアノが加わり、ぼくが Amazing Grace、赤羽さん「千両梨の実」。最後に劉さんが「荒城の月」組曲。

今夜は山口昇さんがニ胡の演奏でデビューする予定だったが、山口さんは彼の先生である劉さんを連れてきた。山口さんにも弾くようにお願いしたが、先生の前では弾けないと固辞され、デビューは延期された。

それにしても、ニ胡という楽器の音色は美しい。劉さんによると低いほうの弦がDで、高いほうがAとのこと。その二本の弦で絶妙な音色を紡ぎだす。二胡の音色が今でも耳から離れない。是非また演奏しにきて欲しいもの。

11時過ぎ、家に戻る。満点の星空。


January 4, Friday 2008

一年前か半年前か定かでないが、バラック・オバマ (Barack Obama) のスピーチをテレビで初めて聞いた。単なる口先だけの巧みさではなく、心が感じられた。ヒラリーに対してチャンスはないかもしれないが、もし投票権があったら絶対彼に投票するだろうと思った。

アメリカ時間では1月3日、日本時間では今日、アイオワ州の党員集会で勝利したのはヒラリーでもエドワーズでもなかった。大きく水をあけてオバマが勝った。彼のヴィクトリー・スピーチをCNNで聞いた。素晴らしかった。ケネディ大統領の就任演説、キング牧師の「私には夢がある」の演説にも匹敵する格調高さがあった。

同時に、脳裏をかすめたのは、恐ろしい光景。前述の二人に起こった・・・God forbid!

YouTube で彼の演説を聞くことができる。 

演説のトランスクリプトも読むことができる。

オバマは白人黒人、それに男性女性という二元を超えている。彼には、肌の色を問題視することが無意味であると思わせる何かがある。ヒラリーは初の「女性」大統領という称号を超えられない。

オーリアッドの営業再開。最初に聞いた音楽は Mavis Staples の We'll Never Turn Back。オバマの演説の中に、セルマやモンゴメリーで公民権を求めて闘った若者たちへの言及があったので。(Hope is what led young women and young men to sit at lunch counters and brave fire hoses and march through Selma and Montgomery for freedom's sake.)

遅くなって歌の練習。「千の風」と Amazing Grace。11時閉店。外に出るとものすごく寒い。いよいよ真冬。郵便局経由で家に戻る。


January 3, Thursday 2008

午前中、箱根駅伝の復路のレースを途中まで見て、町長後援会主催の新年賀詞交換会に出席。前半一時間は挨拶と祝辞。後半一時間は会食。区長会のメンバーには気の合う人が多く、楽しい会になった。

家に帰ったら、駒大が優勝のテープを切るところだった。佐藤悠基を擁する東海大は最終ランナーが棄権して順位つかず。7区を走った佐藤の胸のすく快走が印象的だっただけに残念。上体がまったくぶれない彼の走りは美しい。

午後遅く、長男が東京に戻る前にソフィーとフィービーと記念写真。長男滞在中、長男の部屋に入り浸っていた彼らはしばらくは淋しいだろう。

夜は、DVDの字幕チェック再開。少し見ただけだが、初校で指摘した修正が適切に施されていて、ほとんど直すところはない。この分だと、明日のうちに完了できるかもしれない。

明日から、2008年のオーリアッドがスタートする。日常が始まる。どんな一年になるか、どんな出会いが待っているか、楽しみである。


January 1, Tuesday 2008

  明けましておめでとうございます!

2008年が始まった。まだ暗いうちに起きて外を見る。ありがたい。夜のうちに降ったようだが、それほど積もってはいない。7時、区長代理と二人、今村神社へ行き、雪かきをし、社務所を暖める。8時から10時まで、初詣にきた人たちに挨拶し、お神酒を振舞う。これも区長として重要な任務のひとつ。

神社のあと、香住寺へ。ご住職と副住職に挨拶をし、家に戻ると10時半。年賀状が届いていた。住所も名前もない年賀状があった。「一番下の子が4月からやっと保育園です」と書かれていた。住所がないから返事が書けない。消印もないから、日本のどのあたりの方かもわからない。この日記を読んでいるという可能性もある。この場を借りて、どうもありがとう。

  僕も三浦さんの「千の風」をうたってますよ。

と書かれた年賀状があった。誰かなと思ったら大工哲弘さんだった。感謝。三線と大工節の「千の風」を聞いてみたいもの。

夜、年賀状の返事を書き、11時過ぎ、郵便局へ投函しに行く。町は静まりかえっていた。家に戻り、車から降り、見上げると満点の星空。昨夜長男が言った言葉を思い出した。「どんなイルミネーションも辰野の星空にはかなわないよ」

「クリスマスのころ、東京はイルミネーションがきれいだったでしょう」という家人の問いに対する返答。

オーリアッドは1月4日(金)から営業再開。最初の飛び入りライブは1月5日(土)。本年もよろしくお願い申し上げます。

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