OREAD Diary April 1〜April 30, 2006


April 29, Saturday 2006

午後1時から、諏訪市Books Cafe Sereno での「うた日和」に参加。「千の風」「碌山」「明日は遠く」「次郎」(short version)を歌う。出演者も観客も若者が多く圧倒された。

諏訪からもどり、少し昼寝をし、6時オーリアッド開店。同時に埼玉の小穴正幸さんがタクシーからギターのケースを下げておりてくる。しばらく先週の豊田勇造コンサートの話題で盛り上がる。

最初にぼくが「夕方のおかあさん」「カムサハムニダ、イ・スヒョン」「テネシー・ワルツ」を歌う。「夕方のおかあさん」は「うた日和」で歌うか迷ったが、人前で歌うのは初めてなので躊躇してしまった歌。


つづいて小穴さん。今日が誕生日とのことで、「いいときに生んでくれたと親に感謝している」といいながら、「バグダッドの朝」「レクイエム」「アメイジング・グレイス」の3曲。1曲目は豊田君の「北海道の朝」の替え歌とか。



次に赤羽真理さん。「鹿のように」「旅立ちのとき」「千両梨の実」。最後の歌を歌うとき赤羽さんは時々はっと思わせる短い話をすることがある。今日は歌の途中で聖書の一節を朗誦した。印象的だった。



堀川博司さん。「Life Goes On」「The Same Old Song」「もう引き返せない」の3曲。最後の歌は本当にいい曲である。堀川さんがこの歌を歌うたびにその思いを強くする。



藤森和宏さん。今日のギターは Martin D35。「地団駄」「時代おくれ」「この住みなれた町で」の3曲。3曲目は彼の新曲。ラブソング。最近、仕事をしながら言葉を考えた歌とか。仕事をしながら紙に言葉を書いたのかと思ったら、仕事中は、両手は油にまみれ、ペンをもつこともできないらしい。全部頭の中に記憶させておいて、仕事が終ってから紙に書いたとのこと。いい歌である。



ボブ鈴木。「On the Sunny Side of the Street」「バーボン・ダブル・ストレート・パンチ」「行けるところまで」の3曲。3曲目は彼のレパートリーの中でぼくの好きな歌。初期のオーリアッドで、今から20年ほど前、初めて聞いたときから気に入った歌。最近あまり歌わなかったが、今日は、小穴さんのリクエストで歌ったと後で知る。



遠藤淳一郎さん。オーリアッド初登場。Like a Rolling Stone, All Along the Watchtower, Knocking on Heaven's Door の3曲。渋い!見事な歌いっぷり。今年4月の初めから箕輪に住み始め、それまでは広島にいたとか。生まれたところは鳥取県とのこと。京都に住んでいたこともあるらしい。



遠藤さんのあとを受けて DRBの田中創さんが何を歌うか興味津々。It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry から入ったのには恐れ入った。次に I Want You。そして最後に Richard Thompson の Walking Long Miles Home。今日のDRB は田中創さんとベースの山岸洋史さんの二人。



続いて芦部清志さんが新曲「輪舞(ロンド)」を歌い、松沢美由紀さんと大月高志さんの連弾で、ラヴェルの「眠りの森の美女のパヴァーヌ」と「スキューバ・ダンス」。軽快で楽しい曲。



ここから後半。小穴さん「アジア」。バーボン・ダブルを飲みすぎたようで、ちょっと力が入りすぎた感が。赤羽さん「旅人の木」。堀川さん「どうしてこんなに悲しいだろう」。



藤森さん「Close Your Eyes」。フィナーレはボブ鈴木、遠藤さん、田中さん、大月さんによるセッション。I Shall Be Released。見事な演奏。途中から小穴さんがハーモニカではいる。今夜は、初登場の遠藤淳一郎さんを迎えて楽しい飛び入りライブになった。



その後、しばし歓談。

来週土曜日は「ララバイブラザーズ&WISHコンサート」のため、飛び入りライブはありません。



April 28, Friday 2006

午後遅くスイミングへ行ったあとオーリアッドへ。暖かい一日だったが、遅くなってストーブをつける。

今夜のオーリアッドは、ひとつの理想の形だった。別々にやってきたお客さんが、いつしかカウンターと6番テーブルに集まり、談論風発。面白かった。話題は、老い、葬儀、仏教、キリスト教からルター、良寛、さらに男女の愛まで。

そうそうそれに信州の方言の話題も。昨夜の日記に書いた「ずく」は「やる気」「根気」とは違う、「ずくはずくだ」という結論に。

閉店間際、歌の練習。「夕方のおかあさん」と「みかんの花咲く丘」は歌詞を見ないでもほぼ歌うことができるようになった。


April 27, Thursday 2006

今日は松本へ行く日で、オーリアッドへ入ったのは6時50分。すでにかなり「歌声喫茶」参加者が集まっていた。最終的には30名をこえる参加者。諏訪や箕輪から参加した人もいたとか。

この「歌声喫茶」の主催は「天竜ずく出し倶楽部」。「ずく」ということばは長野県以外に住んでいる人にはわからないかもしれない。長野県の代表的な方言のひとつ。「ずくがない」「ずくがある」という形で使われる。あえて標準語になおせば、「やる気」とか「根気」ということになるだろうか。ちょっと違う気もする。

7時過ぎ、伴奏のアコーディオンとギターが鳴り、歌声喫茶が始まった。さすがである。みなさん歌が上手い。浪々としたいい声である。数少ない男性の声もしっかりと聞こえてくる。

「鯉のぼり」「花」「ともしび」「赤い花白い花」「学生時代」「あざみの歌」「みかんの花咲く丘」「故郷を離るる歌」「アニー・ローリー」「春の日の花と輝く」「黒い瞳の」など、全25曲。




次回は6月の後半の予定。

閉店間際、歌の練習。今度の土曜日29日は「うた日和」に参加。これは諏訪の「Books Cafe Sereno」 と茅野の「くるみ」で2日間にわたって行われる一大イベント。ぼくは午後1時から30分 Books Cafe Sereno で、若い参加者に混じって歌うことになっている。とにかく、この大きなイベントを諏訪と茅野に住む若者たちが企画し開催にこぎつけたということに my hat off (脱帽)! 彼らには「ずく」がある。

5月4日(木・祭)はアルプスあずみの公園展望テラスのステージで歌うことになっている。午前10時に始まって、最初はシンセサイザー奏者の小尾信二さんが演奏し、11時ごろから1時間ぼくが演奏することになっている。午後にも、折井清純さんのマンドリン演奏など、何人かが登場するようである。

最近よく練習している歌は「夕方のおかあさん」と「みかんの花咲く丘」。いずれも Ryuの『おとぐすり』というアルバムに入っている。ぼくのレパートリーに入れたいと思っている。特に「夕方のおかあさん」は。



April 26, Wednesday 2006

久々のオーリアッド。土曜日の飛び入りライブのあと、ライナーの翻訳におわれた。何とか今朝送ることができた。発売日は6月後半だが、連休が入るために、早目の締め切りとなった。さすがグリール・マーカス氏。チェーホフ、ウイリアム・カルロス・ウイリアムズ、それにロラン・バルトなどからの引用もあり、格調高い。しかし、それだけに難しい。校正がくるまでに、もう少し調べる必要がある。アマゾンにウイリアムズの In the American Grain を注文する。早く届いてくれればいいが。

明日は「歌声喫茶」ということは一週間前には承知していたのだが、ここ数日の忙しさで、主催者のNさんとKさんが打ち合わせに入ってくるまでつい忘れていた。

この「歌声喫茶」は今までいろんな会場で行われてきたものを今回オーリアッドですることになった。固定した会員がいるとのことだが、どなたでも参加できる。7時から9時まで。会費600円(ワンドリンクつき)。「みかんの花咲く丘」「こいのぼり」など季節の歌を中心に20曲ほど歌うようである。


April 24, Monday 2006

先週土曜日22日は碌山忌だった。終日、さまざまなイベントが行われた。午後3時からは記念コンサート。家を出て碌山美術館へ向かう途中、北アルプスの山々があまりにもきれいだったので、サービスエリアにとまり写真を撮る。左の写真の左の峰が常念岳。



昨年の記念コンサートはあまりの寒さに、グズベリーハウスの中で行われた。今年はいつものように中庭で。早春賦愛唱会のみなさんの「早春賦」の合唱から始まり、桂聰子さんのフルート演奏、穂高東中学校合唱部の合唱と続く。

  

ソプラノの久保直子さんの独唱、西山紀子さんの足踏みオルガンの演奏、折井清純さんのマンドリン。そして、最後にぼくが歌った。「次郎」「千の風」そして「碌山」。「次郎」は半分以下に短縮した。碌山忌記念コンサートで「碌山」や「次郎」を歌わせていただけるというのは本当にありがたい。4時半終了。



すぐに機材を車に積み、辰野へ向かう。途中サービスエリアで軽い食事をと思っているところへケイタイに電話。オーリアッドのアンプの調子が悪いので、急いで戻ってほしいとのこと。5時40分オーリアッド着。新しいアンプの右のインディケーターのランプがついていない。ショートしたか。さっそく古いYAMAHAのアンプに換えて事なきをえた。その晩のコンサートは、22日の日記に書いたように、素晴らしかった。


April 22, Saturday 2006

豊田勇造コンサート。彼に初めて会ったのは1969年の11月か12月。だから36年以上のつきあいということになる。その間、彼の歌は何度も聞いてきた。今晩のコンサートはその中の one of the best といえる。

7時開演。前半はほとんどMCをいれず一時間歌いつづける。彼にしてはめずらしい。新鮮だった。おしゃべりがない分、歌の言葉に集中できる。前半のセットリストで覚えているのは「ハンク・ウイリアムスを聴きながら」「大文字」「ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂」「花の都 ペシャワール」「ポチャナ」「チャオプラヤ河に抱かれて」「背中」桜吹雪」など。曲名を書き留めなかったので順番が違っているかもしれない。



後半の最初にボブ鈴木が2曲歌う。そのうちの一曲は豊田勇造作「雨のブルーズ」。作者のリードギターが入る。後半は新曲を交えたいつもの語りのあるパフォーマンス。「カトリーナ」「列車を走らせる男たちの歌」「唇かみしめて」「ありがとうディラン」「行方不知」など。アンコールに「スイートホーム・シカゴ/京都」。最後の曲には、ボブがハープで入る。2時間半の熱演。盛大な拍手、喚声。

  

続いて打ち上げ。多くの人たちが残り、コンサートについて語る。 彼を昔から知っている熱狂的ファンの小穴さん(埼玉県在住)が「今日の勇造は最高だった」と言ったのが印象的。西宮の上西保幸さんが「ある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ」が聞きたかったというので、それでは残っている歌い手が一曲づつ歌って、最後に豊田君にその歌を歌ってもらおうということになった。

ここから飛び入りライブ状態に。
まずふあさんが「ドシンとブカンとドボン」を歌う。急な要請で、歌詞ももっていず、うろ覚えのところもあったが、さすが詩人である。その場で歌詞を作りながら歌いきる。続いて、田中創さんと春日淳也さんの二人。I Shall Be Released と Sweet Home Chicago。豊田君がギターで、ボブがハープで入る。盛り上がる。



藤森和宏さん、家からギブソンのジョニー・キャッシュ・モデルを取り寄せる。初めて聞いた歌。名前がわからない。「銭なんてなんぼのもの」というようなコーラスが入っていた。掘川博司さん「もう引き返せない」。小穴正幸さん、豊田勇造の「大文字」のカバー。なかなかのもの。



赤羽真理さん、ご存知「千両梨の実」。そして、最後、豊田君がある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ」を歌う。ぼく自身この歌を聞くのは久しぶりだ。ミシシッピー、ニューオーリンズ、そしてブルーズシンガーたちへの、彼の思いが伝わってくる。この歌があって、「カトリーナ」がある。これで終る予定が、気配りの人、豊田勇造のリクエストによりぼくが一曲歌うことに。「千の風」。彼のリードが入った。

 

長い夜になったが、楽しい夜だった。聞きにきてくれた多くの方々に感謝。打ち上げの料理を作りに西宮から駆けつけてくれた上西夫妻に感謝。そして、last but not least、疲れているにも関わらず、最後までギターを弾き歌ってくれた豊田君に感謝。


April 21, Friday 2006

辰野町の桜もようやく見ごろになった。それでも気温は低く、驚いたことに周囲の山にはうっすらと雪が降った。午前10時、家の玄関先の温度計が5℃。でも天気がいいので気分はいい。

明日は、碌山忌。午後3時からの記念コンサートで歌う。「碌山」と「次郎」、それにもう一曲何か歌うつもり。「次郎」は昨年は歌詞を印刷してくばり、全編歌ったが、今年は前半の安曇野の春の情景を歌ったところだけにしようと思っている。今年はソプラノ歌手も歌うようである。

今日は何人か、めずらしいお客さん。そのうちの一人は赤羽真理さんと一緒にきた遠藤淳一郎さん。ディランが好きで、自分でも歌っているとのこと。来週の飛び入りライブに歌いにきてくれるようだ。Infidels も Down in the Groove も知っていた。かなりのファンであることは確か。

閉店間際、歌の練習。その後、明日の夜の「豊田勇造コンサート」の準備。ステージを整理し、立て看をつくり、表に立てる。今夜も予約の電話がいくつかあった。盛況が予想される。


April 20, Thursday 2006


朝から松本へ。雨が降っていたが、山麓線もキャンパスも桜が満開できれいだった。午後には晴れ間も出た。しかし、夜はまた雨に。

夕方まだ松本にいる間に、豊田君がオーリアッドにきているという連絡があった。連日の睡眠不足と、3コマの立仕事ゆえか、途中猛烈な睡魔に襲われ、車を止めて仮眠をとった。7時半ごろオーリアッドに入ったが、もういなかった。昨年11月の Rolling 60's Live Party でのテリーの歌を聞きたいとのことで、聞いていったようだ。彼は昨日は飯田で歌い、明日は松本、明後日はオーリアッドで歌うことになっている。

閉店間際、久々に歌の練習。明後日(22日)は「碌山忌」。記念コンサートは午後3時から。ぼくも数曲歌うことになっている。夜は市民タイムスの赤羽康男さんの「臼井吉見の『安曇野』と碌山」という講演がある。聞きたいが、豊田勇造コンサートがあり、残念ながら、歌い終わったらすぐ辰野へ戻らなければならない。


April 19, Wednesday 2006

暖かくなった。今夜はしばらくヒーターをつけずにいても寒くなかった。

明日締め切りの仕事は、今日の午後遅く何とか送ることができた。校正の段階で修正する必要があるとしても、肩の荷がおりた。入れ替わり、同じアルバムのライナーの訳の依頼がきた。昨日アメリカからブックレットが届いたとのこと。かなり長いライナーで、最後に書かれていた名前をみたら、グリール・マーカスだった。

ディランの『スロー・トレイン・カミング』がリリースされる直前、ということは1979年の8月、バークレーのマーカス氏を訪ねたことがある。覚えていることは、彼が古くて立派な家に住んでいたこと。刺身が好きで、自分で魚を買ってきてさばくと言ったこと。それに
『スロー・トレイン・カミング』のテープを聞かせてくれて、ディランがキリスト教信者になってしまったと何度か繰り返したこと。

そういえば、ジョニー・キャッシュとジューン・カーターの『デュエット』は今日発売。このアルバムはお勧めです。

今週土曜日は豊田勇造コンサート。徐々に予約も増えてきた。


April 17, Monday 2006

2日前の日記に、

  DRB とは Desert Road Basker のアクロニム(頭字語)とか。
  「砂漠の道の大道芸人」という意味らしい。ぼくが調べた数
  種の辞書には basker という単語は出てこなかったが、どこ
  かの方言だろうか。

と書いたところ、飯田の中山昭さんが、「三浦久ホームページ」の掲示板に書き込んでくれた。それによると、ぼくが basker と思っていた単語は busker で、イギリスの俗語で「大道芸人」という意味だということがわかった。そうすると、DRB は Desert Road Buskers のアクロニムということになる。Many thanks to Nakayama-san!


April 15, Saturday 2006

今日は松本の甕(もたい)綾子さんと岐阜の澤田真由美さんのアイリッシュハープをフィーチャーした飛び入りライブデイ。

「夕方のおかあさん」を練習しているところへ甕さんと澤田さん登場。しばらくして、徐々にお客さんが入ってくる。まずお二人にお願いする。甕さんのコンサティーナと澤田さんのアイリッシュハープで「シーレック・シーモア」「ホーンパイプ」。ゆったりとしたいい気持ちにさせられる音楽。




澤田さんは前回オーリアッドで演奏したときに、自分も歌を書いて歌いたくなったといい、ハープ弾き語りで自作の「月が歌う子守唄」を歌う。ハープの音色にマッチした素敵な子守唄。その後、澤田さんのハープソロで「さくら」、甕さんのハープソロで「故郷の春」。最後に澤田さんの自作の子守唄「あなたを抱いて」のハープ弾き語り。



堀内千晴さん。外国語の歌を2曲、ロシア語の「ともしび」、韓国語の「故郷の春」。そして彼の教会の歌「主よ我と共に」。最近ぼくがよく聞いている「果樹園の道」が歌えないかと聞くと、よく覚えていないとのこと。確か彼はその歌は以前に何回か歌ったはず。



藤森和弘さん。今晩はいつもの頭部を覆う手拭いがない。「暗闇の中の言葉」「花菱にて」「幸せになろうよ」。今日のギターはギブソン。3曲目は、彼が初めてオーリアッドに現れた晩に歌った歌。確か、友だちか親戚の人の結婚式の帰りで、その歌を披露宴で歌ったとのことだった。最後に沖縄出身の
喜納さんと一緒に「花」。



ここで、ふあさんがベースの伊藤享さんと登場。「ドシンとブカンとドボン」を歌ったあと、澤田さんの子守唄に触発されて、彼の娘さんが小さいときに口ずさんだという自作の子守唄。その娘さんももう大学生とのこと。3曲目「コッキコッカの歌」。某将棋指しの迷言を揶揄した歌。「職員会議で挙手や採決によって教職員の意向を確認するような運営は行わない」という最近の某教育委員会の通達も、歌になりそう。



赤羽真理さん。伊藤さんのベースのサポートで「千両梨の実」。「旅人の木」も歌うのかと思ったら、とりあえず一曲とのこと。



次に DRB登場。ボーカル、ギターの田中創、パーカッションの春日淳也、ベースの山岸洋史の3人。いずれも20代。アイリッシュハープがフィーチャーされていることに合わせて、アイルランド出身のヴァン・モリソンの曲を中心に Tears of God, Crazy Love そして Irish Heartbeat。因みに、DRB とは Desert Road Basker のアクロニム(頭字語)とか。「砂漠の道の大道芸人」という意味らしい。ぼくが調べた数種の辞書には basker という単語は出てこなかったが、どこかの方言だろうか。



DRB の演奏で前半終了。後半は前半の逆にお願いすることにする。まず、田中創さんがディランの曲を2曲。 Forever Young と Like a Rolling Stone。春日淳也さん、オリジナルで「原子爆弾解体法 (How to Dismantle an Atomic Bomb)」「イージー・ライダーのバラッド」。ポーエティックなスリリングな言葉を書く才能がある。



赤羽真理さん、「驚くばかりの」と「鹿のように」の賛美歌を2曲。ふあさんは、田中さんのディランに触発され、彼独自に訳した I Shall Be Released。それに「会合」。後者の伊藤さんのベースがよかった。



藤森さん、「時代おくれ」と「Close Your Eyes」。今晩は彼のオリジナルは聞かれなかった。堀内さん、フランス語の「枯葉」とイタリア語の「サンタルチア」。



最後に、今日のメインフィーチャー甕・澤田ユニット。「キャプテン・オキーン」「バタフライ」「プリンセス・ロイヤル」「エレナー・プランケット」の演奏。岐阜からはちょっと遠いが、是非また演奏しに、そして歌いにきてもらいたいもの。



その後しばし歓談。来週は豊田勇造コンサートのため、飛び入りライブはありません。


April 14, Friday 2006

終日コンピュータの前にすわっていると、最後には集中力がなくなり、椅子にすわったまま眠っている。これではいけないと、夕方オーリアッドに入る前、スイミングへ。平泳ぎやクロールをすると、背中の筋肉がほぐれて気持ちがいい。

昨日に引き続き『カントリーワルツ』と『うたぐすり』を聞く。「日本のみなさんへ」は前から好きだったが、CDを何度か聞いて、冒頭の「にほんーの、みなさんへー♪」というメロディが頭から離れなくなった。『うたぐすり』では「夕方のおかあさん」がいい。

4月、歓迎会の季節。何人かの歓迎会帰りのお客さんがよってくれた。フルタイムの仕事を辞めてから、歓送迎会と無縁になった。

11時過ぎ、家に戻り車から降りると南の空に大きな満月。不意をつかれ、しばし月を見る。


April 13, Thursday 2006

長い一日。

久々に松本へ。9時に家を出る。3コマのクラスの後、人と会う約束があり、4時40分、あがたの森の喫茶店へ。ところが今日は5時閉店とのこと。仕方なしに場所を変えることに。確かグルメドールが信越放送の近くにあったはず。COCO という名前に変わっていた。

7時半オーリアッドへ。ボブ鈴木がきていたようだ。ジブラーンの会の方々がすでに3番4番テーブルに。

9時過ぎまで英語教室。後半オーリアッド。藤原和義さんの『カントリーワルツ』、ryuの『おとぐすり』を聞く。優しい歌声。

20日締め切りの49曲とナレーションの聞き興しと訳に追われている。聞き取りやすい歌とナレーションだが、聞きなれない固有名詞が出てくるとお手上げ。Google にそれらしい名前を入力し、それが正しいとわかったときは、ジャックポットをヒットした気分。Disc One はほぼ完了。


April 12, Wednesday 2006

寒い日が続いている。雨も多い。それでも確実に暖かくなっている。庭の芝生がところどころ緑になりだした。雑草も。午後、少し雑草を抜く。雨のあとなので抜きやすい。今年はこまめに、小さいうちに抜いてしまおうと思っている。毎年そう思う。でも毎年、最後は雑草が勝つ。今年こそは。

久々のオーリアッド。「ふじはらかずよしコンサート」のあと、親戚の葬儀などあり、あっという間に水曜日になってしまった。土曜日の後片付けをしているところへNさん。4月29日(木)の歌声喫茶のチラシをもってきた。

この歌声喫茶は従来他の場所でやっていたものを、オーリアッドで隔月に開くことになった。午後7時から9時まで。会費600円(飲み物つき)。その間は貸切であるが、どなたでも自由に参加できる。歌集も用意される。詳細は後日。

明日は松本へ行く日。少し早めに店を閉める。



April 8, Saturday 2006

「ふじはらかずよしコンサート」、盛況だった。前半は藤原さんが最初と最後に演奏し、その間に小沢順子さんの大正琴。依田秀人さんの創作童話の朗読。そして酒井伝次さんとぼくのギター弾き語り。小沢さんのオリジナル「狐人幻想」は素晴らしかった。依田さんの童話「綱引き」それに酒井さんの「めぐり会い」よかった。





10分ほどの休憩を挟んで、後半。CD『カントリーワルツ』に収められている藤原さんの名曲の数々。堪能した。ギターのサポートは小林政樹さん。「テネシーワルツ」「淋しいアコーディオン弾き」「日本のみなさんへ」「暗い夜」「「カントリーワルツ」「バラライカ」「愛する人のため」など。

今夜最も印象に残った歌は「淋しいアコーディオン弾き」。後でCDを聞いたときも、アコーディオン、バイオリンの音色とともに、実にいい歌だと再確認。アンコールは初めて聞く、藤原訳の「エーデルワイス」。




今夜、藤原さんは聴衆をうながし、何曲かのコーラスの部分を一緒に歌った。客席から歌声がわきあがり、藤原さんのボーカルにブレンドし、オーリアッドの空間を満たした。これらのコーラスの部分のメロディーは比類のない美しさだ。

コンサートの前後10分は音楽を、特に『カントリーワルツ』はかけないようにとの藤原さんの要請で、コンサート終了後、静かな雰囲気の中、しばし歓談。藤原さんの古い友人も多くかけつけ、藤原さんを囲んで旧交を温めていた。


April 7, Friday 2006

今日は夕方、スイミング用のバッグをしっかりともって、スイミングへ。一日中タイプを打っていると首筋から肩甲骨の筋肉がこる。それをほぐすには平泳ぎやクロールが実に効果的。

明日の「ふじはらかずよしコンサート」のチケットを買いに何人かきてくださった。盛況が予想される。

コンサートは藤原さんからの提案により、前半は、藤原さんが最初と最後に演奏し、その間に大正琴の演奏、創作童話の朗読、ギター弾き語りが入ることになった。後半は、小林政樹さんのギターのサポートで、藤原さんがたっぷり歌ってくれることになっている。

今晩も ryu のCDを何度か聞いた。「夏の思い出」がとくに好きだ。それにサトウハチローの詩だという「夕方のおかあさん」。「みかんの花咲く丘」もいい。


April 6, Thursday 2006

朝から新しい翻訳の仕事。音源を聞きながら歌詞を確定する作業から始める。これが大変。それがすめば後は簡単。全49曲。

夕方、スイミングへ。駐車場に車を止め、スイミングトランクスやタオルを入れたカバンを探したがどこにもない。翻訳用の資料を入れたカバンをもって、水泳用のカバンは玄関においてきてしまったみたいだ。

小学3年生のころ、ランドセルを背負わず学校へ行ったことがある。学校へ着く前に、母が走ってもってきてくれた。母は、すぐにカバンを忘れたことに気づいて戻ってくるだろうと思っていたらしい。そんなことを思い出した。希望に満ちていた日々。

前半英語教室。後半オーリアッド。5月14日(日)の伊那市でのアースデイピクニックについて、Iさんがやってくる。そのあと、4月27日(木)の歌声喫茶について、Nさんがやってくる。

「ふじはらかずよしコンサート」まであと2日。徐々に予約が増えてきた。


April 5, Wednesday 2006

個人で使っているパワーアンプの調子が悪く、先日の区誌発刊記念祝賀会で歌ったときは、急遽オーリアッドのアンプをはずしてもっていき、事なきをえた。これから毎回そうするわけにもいかず、新しいアンプを購入することにした。

その分野の専門家に相談したところ CLASSIC PRO CP800 がいいとのこと。通販のお店も紹介してもらった。「野外や学校の体育館で使うこともあるので、容量が大きいほうがいいのですが」というと、「それじゃあ CP1000にしましょう」ということになった。

昨日午後、早速注文した。便利な時代になったものだ。今朝もう届いた。驚くべき速さ。梱包をあけてみて驚いた。今まで使っていたYAMAHAより薄いけれどかなり大きい。持ってみて更に驚いた。前のものよりはるかに重い。これを持ち運ぶとなると大変。それでこの新しいアンプをオーリアッドで使うことにした。

30分ほどの試行錯誤のあと、何とか接続できた。気のせいか音がよくなった気がする。何と言うか、個々の楽器の音が個別的に鮮明に聞こえてくるような。

今晩は韓国の歌手 ryu の『おとぐすり』を聞く。先日TVで初めて聞いた。「夏の思い出」を歌っていて、日本人の歌手だろうと思っていたら韓国の歌手だった。早速アマゾンで取り寄せた。何と魅力的な声だろう。


April 4, Tuesday 2006

今朝メールを開けると、ジャンクメールに埋もれて、スプリングスティーンのオフィシャルサイトからメールが届いていた。もう少しで削除するところだった。次のように書かれていた。


We're nearing the release of one of the most anticipated albums of the year as Bruce Springsteen's twenty-first album We Shall Overcome: The Seeger Sessions comes out in just a few weeks. Right now you can get a first listen of his new record and watch an EXCLUSIVE video stream of Springsteen's in-studio performance of the song "John Henry," direct from the DualDisc's DVD content by heading over to Amazon.com!

アマゾン・ブックスにアクセスすると「ジョン・ヘンリー」の収録風景の映像を見ることができるという。早速アクセスしてみた。驚いたことに、よくある一部の試聴ではなく、「ジョン・ヘンリー」が丸ごと収められている。興味のある方は次の矢印から。


April 1, Saturday 2006

今日から4月。早いものだ、もう一年の四分の一が過ぎてしまった。

「今村、わがふるさと」などを練習しているところへ藤森和弘さん。トップバッターをお願いする。今日のギターはギブソンのSJ200で、1994年にギブソンが100周年を迎えたときに100本つくったうちの一本とか。まず、「さくら」そして「向い風」。そして「いつかの少年」と「Stay Dream」。乾いたギターの音と藤森さんの高音がマッチして心地よい。



次に大月高志さんにお願いする。藤森さんのギターを借りて、そして藤森さんのツヨシ・ワールドを受けて、「素顔」。歌詞もみないで歌ったのには驚いた。続いてインストラメンタルで「グリーン・スリーヴズ」。名曲である。



赤羽真理さん。「離農」「陽の当たるところへ」。そして「驚くばかりの」「旅人の木」「千両梨の実」。「離農」を歌う前に、昔ダムができて土地が水の下に沈んだ友人の話をした。次に、以前赤羽さんに2度もリクエストされながら歌詞がなく歌えなかった「フィールド・オブ・ドリームズ」をぼくが歌う。



続いて藤森さんにラウンド2をお願いする。一曲目は大月さんのピアノが入って「Close Your Eyes」、そして「時代おくれ」と「片想い」。最後の歌は2週間前にも聞いたが、彼のオリジナル。とてもいい歌だ。他にもオリジナルがあるとのこと。是非聞かせてもらいたいもの。



ここでWISH登場。先ず、松沢美由紀さんのピアノソロ・ショパンの夜想曲。Opus 72, No. 1。見事な演奏。次に芦部高志さんがソロで「澄み渡る冬の空の色に似ている」。先週も聞いたが、とてもいい歌だ。続いて新曲「輪舞(ロンド)」。歌い終わったとき、客席から「素晴らしい!」と喚声が上がる。



続いて WISH+大月さんで、「月と海」「林檎」「東京」「風のINITIALIZATION」。洗練された演奏と歌。今夜は大月さんのベースが見事にフィットして聞きごたえがあった。そうそう、途中「ブタキムチ」のCMの歌というのがあった。



最後に、伊那の帰りだといって立ち寄ってくれた、STILL のベーシスト伊藤享さんのインプロヴァイゼイション。バンドの演奏の中で彼のソロを聞いたことはあるが、まったくの一人で演奏するのを聞くのは初めて。ベースだけの演奏もいいものだ。



その後しばし歓談。11時過ぎ閉店。

来週土曜日4月8日は「ふじはらかずよしコンサート」のため飛び入りライブはありません。


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