OREAD Diary
      June 1-30, 2017

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Friday June 30, 2017

沙羅双樹の花がようやく咲き始めた。まだ3,4個しか咲いていないが、蕾はたくさんついている。これから次から次へと咲き、次から次へと地面に落ちるだろう。



終日、採点と歌。歌は七夕コンサートのために新しい歌を1曲書きたいと思っているが、なかなか思うようにいかない。アイディアはいくつかあるのだが。


Thursday June 29.2017





Wednesday June 28, 2017

昼を挟んで2コマのクラス。最初のクラスではテストを返そうと昨夜遅くまで頑張ったが、合計点を出して、名簿に記入するまではできなかった。来週は確実に返さなければ。クラス終了後、先週、サリンジャーについて話しかけてきた学生がやってきて、「是非読んでもらいたいです」と言って、一冊の文庫本を貸してくれた。「返してもらわなくてもいいです」というが、そうもいくまい。『猫とともに去りぬ』という変わったタイトルの、ジャンニ・ロダーリというイタリア人作家の短編集である。まだ読み始めていないが、来週末京都へいく。そのときに読んでみよう。

帰路、久々に Tsuruya に寄る。メイプルシロップとイタリアシチリア島産レモン果汁100パーセントを買う。このレモン果汁の瓶詰は今まで見たことがない。身体によさそう。

今日は雨が降るかと思ったが、辰野も松本も、パラパラと降っただけ。帰宅後、3つの畑の水まき。夕暮れの庭にひっそり咲いている薔薇と百合がきれいだった。








Tuesday June 27, 2017

朝起きて、庭に出ると黄色い百合が咲いていた。昨日まで蕾だったのに。カメラを取りに戻り、写真に収める。



今日は、明日のクラスで返す中間試験の採点。夕方、ハウスのトウモロコシや野菜に水をやる以外。それでも、明日返すことのできるのは、1クラス分のみ。長年教えてきたが、採点が苦手である。採点アレルギーというか採点フォービアがある。でも今年はまだいいほう。来週までには全部返せるだろう。


Monday June 26, 2017

赤羽やよいさんのご好意で、塩尻無量寺の茶会に参加したのは、5月28日だった。ほぼ一か月前である。そのとき、青山俊菫(しゅんどう)師にお会いできたことはほんとうに幸運だった。今まで多くの宗教者にお会いしてきた。彼女はぼくがもっとも感銘を受けた宗教者のひとりである。彼女の立ち振る舞い、表情、言葉、そのすべてが美しい。特にその笑顔が。まさに和顔施(わがんせ)である。そのとき3冊、彼女の著書を購入した。今そのうちの1冊を読んでいる。『一度きりの人生だから』(海竜社)。教えられることが多い。

「本命は自分の人生」という章のなかで、平山郁夫さんの「絵は長い時間、筆さえ持てばよいものができるというものではない。集中力です。それも技ではない。日頃描き手が身につけたもの。蓄積したものしか出てくるはずはない」という言葉が引用されている。その言葉を受けて、青山俊菫師は次のように語る:

 恐ろしいことである。五十年六十年生きてきたその人の生きざまが、一枚の絵の上にかくしようもなくあらわれるというのである。山坂ある人生の一つ一つにどんな姿勢で立ち向かい、超えてきたか、そのすべてを、一枚の絵はあますところなく語り抜くというのである。
 本命は自分の人生である。私の人生にどう立ち向かい、そう生きるか。その結果としておのずからそこに生まれたものが一枚の絵となり、あるいは一幅の書となる。表現せねばならないから一応の技術の習練も大切だが、それが中心ではない。筆を持つ人間そのものが刻々に自分の人生にどうとり組んでいるか、そのことこそ本命であり、それをおろそかにして技だけで勝負しようとしても、それはすぐに行き詰まるであろうことは、当然すぎるほど当然のことといえよう。
 このことはすべての上に言える。一曲の歌を歌うにしても、技術の習得のみで功をあせり、歌う人間そのものを深め、高める努力をしない歌手の歌は、味わいもなく、また歌手としての命もみじかい。書も、とかく技の習得に重きをおきがちな書家の書は、床に掛けておいてもすぐに飽きてしまう。それに反し禅僧の書は一見稚拙に見えても、見るほどに味わいを深めるものが多い。技術ではない世界、筆を持つ人の生き方が書をとおして相手に迫ってくるのであろう。(pp.42-43)

襟を正さなければ。

午後2コマのクラス。最初のクラスでは試験を返すことができたが、次のクラスは来週返すことに。今日の歌は Take Me Home, Country Roads。この歌のファースト・ヴァースの最後の2行はいつも解釈に苦労する。



紅い百合が咲いた。


Sunday June 25, 2017

朝起きて、仕事場に入り、コンピュータのスイッチを入れたところで、ガタガタときた。激しくはないが、長い間つづいた。揺れが止まったところで下に降りる。家人がテレビのスイッチを入れたところだった。長野県南部が震源地とのこと。飯田か駒ケ根あたりかと思ったら、木曽の王滝村だった。辰野も震度3のグループに入っていた。

王滝村といえば、先祖の地に戻ってきてから2年半後、1984年9月に、大きな地震があった。そのときと比べると、今回の地震はかなり小さい。午後に一度比較的強い余震があった。

終日、明日返す中間試験の採点。返すことができるのは、1つのクラスだけになりそうだ。


Saturday June 24, 2017

オープンマイク、初回出演順(敬称略):原田和恵、大槻正義、丸山俊治、S.I.、赤羽真理、原田和夫、三浦久。
















Thursday June 22, 2017

午後、「歌で学ぶ楽しい英語」、今日は The Rose に挑戦。歌詞を解説し、音源を聞き、歌う。大学生たちには簡単でも、年配者にとっては、かなり難しいそう。教えるほうも学ぶほうも必要なのは patience.。
講座から戻り、芝刈り、そしてウオーキング。今は、どの家でも、あまり花が咲いていない。わが家の庭には、今、ポピーとアンジェラという名の薔薇が咲いていて、賑やかなほうだ。









Wednesday June 21, 2017

一日中、雨。恵みの雨。各地に被害も出たようだが、辰野も松本もそれほどの降りではなかった。畑がしっとり濡れて美しい。

昼を挟んで2コマの授業。中間試験。最初のクラスの終了後、ひとりの学生が「授業とは関係ないことですが」と言って話しかけてきた。サリンジャーや「暴力教室」、それにビートルズのドラッグにインスパイアされた歌などについて話す。こういう話は楽しい。

2つ目のクラスの後半、期末試験について話す。歌の問題の比重が大きいので、10曲歌詞を見ないで歌えて、スペルを間違えずに書けるようにしておけば、かなりいい点が取れる、と言うと、「実技もありますか」との声。10曲全部、歌詞を見ないで、正しいリズムと発音で歌えれば、それなりに評価すると答えると、1人の男子学生が手をあげ、チャレンジしたいと言う。「今は All My Loving しか歌えませんが」というので、前に出てきて歌ってもらう。

積極性は評価するが、全体的にはBマイナスといったところか。一人でいるときは歌えても、クラスの前で、あるいはぼくの前で歌うとなると、緊張して歌えなくなる。どういう状況でも歌えるようになるためには、繰り返し繰り返し歌って、完ぺきに覚えてしまう必要がある。しかし偉そうなことは言えない。ぼくは自分の歌でさえ、覚えられない。

帰路、アルプス市場に寄り、青じそ、オクラ、ズキニ、レタスの苗を買う。


Tuesday June 20, 2017

今日は、家人とほぼ一日、外の仕事。イチゴに被せていた杭と網をとり、それを西瓜の上にかぶせる作業。猿がでなければ、農作業はどれだけ楽なことか。カボチャにも被せる必要があるが、それは後日。

イチゴ畑の近くに咲いているアンジェラという名の薔薇の写真を撮る、今までは杭と網があって、自由に撮れなかった。昨年、隣村の垣内さんの薔薇の花園があまりにきれいだったので、激賞したところ、数日後に届けられた薔薇。彼自身が穴を掘り、施肥をし、植えてくれた。おかげで一年目にして見事に咲いた。激賞したのは、お世辞ではなく、ほんとうに見事だったので。





夜は、明日の授業の準備。中間試験。


Monday June 19, 2017

午後2コマのクラス。中間試験。試験は1時間10分。残りの20分は今まで歌った歌を歌う。車の中に先週から置いておいたバックパッカーの音が狂っている。チューナーを忘れてきた。音を合わせようと四苦八苦しているところへ、学生が、スマホを差し出して、「これを使ってください」と言う。スマホにチューナーのアプリが入っているらしい。ありがたい。授業終了後、その学生に頼んでぼくのタブレットにもチューナーを入れてもらう。これは便利。

家に着いたのは6時半過ぎ。夕飯を食べ、7時のニュースを見始めたところへ電話。中学時代の同級生の永子さん。しまった、前から何度も念を押されていた。埼玉でライブハウスをやっているという彼女の親戚の人と今夜オーリアッドで会うことになっていた。急いでオーリアッドへ。永子さんのご主人の墓参りに親戚が集まったようである。たくさんの方がいたが、最終的には、所沢でライブハウスをやっている工藤さんと奥さんのお二人が残り、しばし歓談。彼らが持参したビールやつまみをいただきながら。工藤さんの奥さんが永子さんのご主人のお兄さんの娘さんとのこと。こういう話はややこしい。

楽しいひと時だった。彼も歌い、ぼくも歌った。そして四方山話。










Sunday June 18, 2017

昼過ぎ、長男を駅まで送り、オーリアッドに寄り、昨夜の後片付け。長男には、先月彼からプレゼントされたタブレッの使い方を教えてもらう。父の日のプレゼントは好物の虎屋の羊羹。

金曜は松川村へ、土曜はオープンマイクのあと、松尾峡へ。帰宅はいずれも真夜中過ぎ。さすがに疲れた。明日の中間テストの準備をし、早めに寝ることに。

Saturday June 17, 2017

オープンマイク、初回出演順(敬称略):ふあ、柳沢暁、赤羽真理、坂井俊水、池田幸代、三浦久。

最初に入ってきたのは、柳沢さん。以前県が丘高校でお会いしたことがある。現在、筑摩高校におられるとのこと。9月後半に講演の依頼を受ける。今年の秋は、多くの講演をすることになりそう。ボブ・ディランのノーベル賞受賞のおかげに違いない。















特筆すべきは、福島みずほさんの秘書、池田幸代さんがお母さんと一緒に入ってきたこと。お母さんとは以前から面識があったが、娘さんにお会いするのは初めて。時が時だけに、彼女の口から、生々しいお話を聞かせていただいた。今回の一連の出来事によって、多くの人の「堪忍袋の」緒が切れたことだろう。世の潮流が変わることを願う。

最後は、赤羽さんと「アメイジング・グレイス」。

終了後、ふあさん、ふあさんの友だちの夫婦、それに家人と長男と、みんなで松尾峡へ。噂には聞いていたが、今年のホタルは、近年にない発生数。11時過ぎでもホタルの乱舞が見えた。


Friday June 16, 2017










Thursday June 15, 2017

終日、明日の松川村「すずの音ホール」でのイベント「ボブ・ディランと9条」でのスピーチについて考える。実は、この話があった3月の終わりから、ずっと考えてきた。でもいろいろアイディアがあるが、何もまとまっていない。ディランについて語るときは、あれもこれもと欲張って、結局消化不良になることが多い。限られた時間である。あまり多くを詰め込まないほうがいい。4時から、ふあさんと安藤さんもきて、サウンドチェックがある。4時に松川村に着くには、ここを余裕をもって2時半には出る必要がある。明日の朝、最後のまとめを考えよう。

このイベントでのスピーチを考えているうちに、「風に吹かれて」の九つの質問のうち、何が一番重要な質問なのか理解した。いや、それはずっと前からわかっていた。

2番の最後の1行、
How many times can a man turn his head and pretend that he just doesn't see?
どれだけ顔を背けて、人は見て見ぬ振りができるのだろう?


ディランもこの1行が大事だと思っていることは、彼が、オフィシャルの詩集では、2番と3番を入れかえていることからわかる。つまり、この1行が歌詞全体の最後にくるようにしたのである。

そして、われわれも、心の中の自由を拘束するおそれのある法案が強引に可決されてしまった今こそ、見て見ぬふりをするのではなく、声を上げなくてはいけない。


Wednesday June 14, 2017

昼を挟んで2コマのクラス。今日の歌は Times, They Are A-Changing。この歌は「風に吹かれて」と並ぶディランのプロテストソングの代表曲。まず、この歌のナレーターは人々に訴える。あなたのまわりの水かさがましている、溺れたくなかったら、泳いだほうがいい。さもなくば、石のように沈んでしまう。時代は変わっているのだから、と。

それから作家と評論家、上院議員と下院議員に、国中の母親と父親に、訴える。とくに上院議員と下院議員への忠告は、日本の国会議員にも聞かせたい。

上院議員と下院議員のみなさん、あの叫び声が聞こえませんか
戸口に立ったり、廊下をふさいだりして
もたもたしてると、怪我をしますよ
外では激しい抗議が続いていて
それはすぐにあなたの窓を揺すり、壁をガタガタさせますよ
時代は変わっているのだから

スティーブ・ジョブズは自分でつくったアップルを首になったあと、1週間、自宅にこもって、この歌のタイトルがアルバムタイトルになっているアルバムを聞き続けたという。「今先頭の者は、あとにはビリになる」というところなど、彼はおそらく「今にみろ」という思いで聞いたことだろう。


Tuesday June 13, 2017




Monday June 12, 2017






Sunday June 11, 2017








Saturday June 10, 2017

今日はオープンマイクを中止して、6.10国会大包囲デモに家人と共に参加した。過去数か月にわたって繰り広げられてきた、加計学園問題をめぐる政府の対応にやり場のない気持ち悪さ、憤りを感じ、いてもたってもいられなかったので。







デモというものにぼくは今まで積極的に参加したことがない。ICUの学生だったとき、寮の先輩から米軍の基地か何かに反対するデモに行こうと誘われたが、いかなかった。唯一例外は、1967年だったか68年だったか、サンタバーバラ空港へリチャード・ニクソンが遊説にくるというので、反戦運動のデモ行進のあとについていった。留学生は政治活動が見つかると、本国へ送り返されるという噂もあり、ビクビクしながらついていった。デモに参加したというよりも、怖いもの見たさだった気がする。ニクソンは10分か15分話しただけで、さっさとかえってしまった。

一方、家人は、学生のころ、当時は京都では日常的に学生によるデモがあったようで、時には参加したようだ。ぼくが京都へ行ったときは、すでに学生運動は下火になっていた。



今回の国会議事堂大包囲のデモの参加者をみると、大学生の参加は極めて少ないように思えた。年配者は、ぼく以上に年を取っている人たちが大勢いた。

心の中の嫌な気持ちがなくなったわけではないが、今日は行ってよかった。小さな声であっても、声を上げなければいけない。声を上げるのは怖い。それでも、上げなければ。ジャマイラという若い黒人女性が、暗闇の中、教会に侵入した強盗におびえながらも、次のように歌ったように。

We are not afraid
We are not afraid
We are not afraid today
Oh deep in my heart I do believe
We shall overcome someday



Thursday June 8, 2017

芥子の花がきれいに咲いた。それに隣村の垣内さんからいただいてアンジェラという薔薇も咲き始めて。







午後、「歌で学ぶ楽しい英語」3回目。今日は、今まで歌った、All My Loving, Can't Help Falling in Love を歌ったあと、Tennesse Waltz と We Shall Overcome を解説し歌う。英語ができるできないの問題も若干あるが、重要なのは、ほんとうに学びたいという熱意があるかどうか。是非、最後まであきらめないで、ついてきてほしい。全8回が終了したとき、英語の発音がよくなった、聞き取りができるようになったと実感することができるように。

今日は、レナード・コーエンについて書かせてもらったオンライン音楽雑誌ERISの発行日。編集長の萩原健太さんをはじめ、錚々たる音楽評論家のみなさんが執筆するこの雑誌に書かせていただいて、とても光栄に思っている。

次のサイトに登録してパスワードを取得すれば、無料で読むことができます。ちょっとややこしいですが。
http://erismedia.jp/


Wednesday June 7, 2017

昼を挟んで2コマのクラス。先ず、スティーブ・ジョブズがアップルに戻ってから制作した60秒のコーマーシャル Think Different を使って、いつもの「テストのようなもの」。

Here's to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes. The ones who see things differently. They're not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them. About the only thing you can't do is ignore them..Because they change things. They push the human race forward. While some may see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.
クレージーな人たちに乾杯。はみ出し者。反逆者。問題を起こす人。四角い穴の丸い栓。物事を普通とは違う角度から見る人たち。彼らは規則が好きじゃない。現状を維持することに敬意を払わない。あなたは彼らの言葉を引用したり、反対したり、賛美したり、非難したりすることはできる。できないことは、無視することぐらいだ。なぜなら彼らは物事を変えるからだ。人類を前進させるからだ。彼らは狂ってると思う人たちがいるが、私たちは天才だと思う。なぜなら世界を変えることができると考えるほど狂っている人たちだけが、世界を変えることのできるのだから。


https://www.youtube.com/watch?v=GEPhLqwKo6g ←クリックするとスティーブ・jジョブズのナレーションで聞くことができます。17人の「クレイジーな人々」が登場しますが、何人知ってますか?

再来週は中間試験。帰路、ホームセンターへ。ゴーヤ用の棚をひとつ購入。

芍薬が咲き始めた。




Tuesday June 6, 2017

今日は一日外で働く。まず、イチゴ畑の柵と網の補強。網を留める金具が十分でなかったために、今朝早く、猿に熟したイチゴを「かなりとられてしまった。留め金を買いに行き、しっかり留める。そのあと、刈払い機で土手の草刈り。ここは急斜面なので。疲れる。最後は刈払い機では危険と思わるところは、草刈りカマを右手に持ち、左手で土手にしがみつき、刈る。不格好な出来ではあるが、何もしないよりはましだろう。3の畑に草が生え始めたので、耕運機をかけようとしたら、ウンともスンともいわない。

夜、明日のクラスの準備を少し。

子どものころから熱狂的な巨人のファンだった。それをやめたのは30過ぎてから。今巨人は泥沼の11連敗。ちょっとかわいそう。

Monday June 5, 2017

午後、2コマのクラス in 南箕輪村。今日の歌は We Shall Overcome. 理不尽な権力に抵抗する歌。学生はすぐに覚えて歌えるようになる。ときどき 「We Shall Overdome の1番をすべて書きなさい」という問題を出すことがある。そのとき、We shall over come. と書いたらアウトだ。overcome は打ち克つ、克服するという意味の1語の動詞である。

先日のライブの感想が少しずつ届いている。社交辞令を割り引いても、まあまあよかったのではないか。朗読の会「ひびき」のみなさんに大いに助けられたようだ。


Sunday June 4, 2017




Saturday June 3, 2017

第21回三浦久ほたる祭りライブ。しっかり準備をしたつもりが、やはり詰めがあまく、最後はやや尻切れトンボになってしまった。それでも「よかった」「声が出ていた」「ゲスト無しのひとりのライブは久しぶり、堪能した」など、好意的な反応が多かった。

朗読の会「ひびき」の赤羽さん、林さん、池上さんの朗読がよかったという声も多かった。「朗読っていいものですね、字を読むのと違って心に届きました」という声があった。「エッセイの中の小林さんの話に惹きつけられました」という声も。小林さんはぼくが中2のとき、ギターの魅力を教えてくれた刑事さん。

 今思えば、小林さんは人生をフル回転で生きていた。全感覚を開放して、あらゆるものからエネルギーを吸収していた。刑事という仕事とのバランスを取るためだったのか、ギターを弾き、絵を描き、そして数学の問題を解くことを好んだ。小林さんは常に美しいものを求めていた。
 小林さんは夜中に絵を描いていて、奥さんが気づいた時にはすでに亡くなっていたという。まだ40前で、幼いふたりの息子が奥さんと共に残された。
 小林さんがぼくに与えてくれた影響は計り知れない。彼の奏でた「禁じられた遊び」はぼくの心の中に、美しいものや意味に対する憧れを掻き立てた。ぼくの人生はギターのおかげでどれだけ豊かになったことだろう。ギターのおかげでなんて多くの歌や人とめぐり会ったことだろう。


反省点もある。何を歌うかを大体決めてはいたが、その場で臨機応変に選択しながら歌った結果、予定していた歌が5曲も歌えなかった。「新曲もあります」と豪語していたのに、自信をもって歌えるほど歌いこんでいず、後回しになって、結局歌えなかった。

しかし、久々に歌った「神は死んだ」「セカンド・ウインド」などがよかったという声もあった。「てるてる坊主」の作詞者浅原六朗のことを歌った「六朗」も、今回歌うまえに、two verses 削除してコンパクトにした。そのせいかしっかり歌うことができた。この歌を書くきっかけとなった永田浩幸さんも友だちときてくださった。














All photos by S. Sakai

今回のライブは、奇しくも6月16日(金)の「ボブ・ディランと9条」のリハーサル的なものになった。何故歌うか、何を歌うか、そのことを忘れずに、初心に帰って、歌いつづけたい。


Friday June 2, 2017

終日、明日のライブの準備。準備の大部分は歌詞カードを大きな文字に変える作業。最近は目がますます悪くなり、ステージで字が読めないことがある。ワードの作業も試行錯誤で覚えてきたが、素人の悲しさ、基本的なことがわかっていない。文字を大きくすると行間が極端に空いてしまう。ところが、先週、ページ設定で「グリッド線なし」にしておくと、文字を大きくしても行間がそれほど空かないことを知った。これはいい。グリッド線なるものが何か知らないけれど。

最近は暑い日が続いていたが、今日は風が強く、温度も比較的低かった。それでも景色は真夏の雰囲気。







花の咲くのは例年に比べて遅れているが、イチゴは今年は例年より早く採れ出した。今年は猿対策のポールと網を新調した。これで猿の侵入を防げたらいいが。


Thursday June 1, 2017

夜、10年前、町の区長をした人たちの思い出会。あれから10年。17名いたが、2名はお亡くなりになり、15名が集まった。10年ひと昔というが、もうずっと昔のことに思える。毎年開いているが、ぼくは1回何かの都合で欠席したことがあるだけ。最初のころはみなさん二次会に行く元気があったが、最近は、二次会なし。それでもお元気だ。





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