OREAD Diary
Ocotber 1〜31, 2008

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October 31, Friday 2008

6時間開店。しばらくして高校の先輩のMさん。カウンター越しにあれやこれや話す。驚いたことにMさんは、飼われたり養殖されたりした動物や魚の肉は食べないとのこと。自分で獲った野生の動物や魚は食べるとのこと。小さな子供のとき、お父さんが飼っていたニワトリの首をはねるのを見てからそうなったとのこと。気持ちとしてはわかるが、少々面倒ではないかと思われる。

人はそれぞれ、いろんなこだわりをもって生きているわけで、それを貫き通すのは、立派なことではある。しかしその方針を貫けば餃子も食べることができない。ぼくにはちょっと難しい。

久々に『マジカル・ミステリー・ツアー』。『サージャント』のあとのアルバムで、比較されてあまり評価されなかった気がするが、今聞けばメローディアスな、いい歌がたくさんある。中でも懐かしいのは「ハロー・グッドバイ」。キング牧師が暗殺された1968年4月ごろ、この歌がヒットしていて、ラジオからよく流れていた。Your Mother Should Know も美しいメロディ。

今夜も南の空にオリオン座。


October 30, Thursday 2008


松本へ。多くの先生から YouTube を見たと声をかけられ、好意的な反応が寄せられる。窮屈な場所で3台のカメラを駆使して撮影し、編集し、アップしてくれたジョン・クーンズのおかげである。

クラスのあと、綿半へ寄り、区の文化祭用の買い物をする。新しい建物になって初めての文化祭。どうなることか少し心配である。

ぼくの還暦の年の11月に行った Rolling 60s Live Party で歌ってくれた中村ブンさんのギタリスト箱守さんからメールが入った。

  11月11日のNHKの夜八時からの歌謡コン サートでブンちゃんが「かあさんの下駄」を歌いま
  す。生放送です。


と書かれていた。「かあさんの下駄」は、Rolling 60s でも歌ってくれた歌。今静かにヒットしていると聞いていたが、NHKの歌謡コンサートとはすごい。

とうとう毎晩ストーブを点けるほどに寒くなった。寒くなると生姜紅茶がよく出る。11時過ぎ家に戻る。満点の星空。オリオン座が南の空に。冬が近づいたことがわかる。



October 29, Wednesday 2008


午後、ジョン・クーンズからメールが入り、ほたる祭りライブで歌った I Have a Dream が YouTube にアップされたという知らせを受けた。ジョンがいろいろ工夫をしてくれていて、けっこう面白い映像になっている。バラク・オバマへのエールにしたいと思っていたので、11月4日の投票日前にアップされてよかった。
http://jp.youtube.com/watch?v=Qy65zaQpou8

朝、シニア大学伊那学部の関係者から、11月4日のトークのタイトルとレジメを送ってほしいとの催促の電話。以前から頼まれていたのに、ついうっかりしていて申し訳ない。タイトルは『「私には夢がある」とバラク・オバマ』にすぐ決まったが、レジメを書くのに時間がかかった。最終的に送れたのは3時過ぎ、しかし、おかげで何を話すか明確になってよかった。

明日は松本。一週間が早い。


October 26, Sunday 2008

午後、小野は藤沢の仙人、中村さんの家で音楽会があり、招待されて行ってきた。松本交響楽団の6人の奏者による演奏会。演奏は一時間ほどで、あっという間に終ってしまった。終ったとたんに柱時計がボーン、ボーン、ボーンと3時を告げたタイミングのよさも、演出のひとつか。柱時計の音色というものを久しぶりに聞いた。いいものである。

演奏会のあと、囲炉裏を囲んで茸のふんだんに入ったうどんをいただく。これが美味しかった。この楽団のホルン奏者は辰野在住とのこと。オーリアッドにきて演奏してもらうようにお願いしておいた。一緒に Amazing Grace などを演奏できたら素晴らしい。尺八とホルン。



夕方、LSECの英語のクラスのため岡谷へ。メンバーの中で韓国を最近訪問した方がいた。おみやげのお菓子をいただき、板門店を訪ねたときの話しをお聞きした。ぼくが韓国を訪問したのは、2002年のこと。もう6年が経ってしまった。もう一度行きたいものだ。この6年で、韓国はとても身近な国になった。


October 25, Saturday 2008

今夜のSaturday Night Live は、祖山春夫さんの尺八と田中恵子さんの三味線で盛り上がった。宮城長持ち歌、秋田追分、じょんがら節など、尺八と三味線の魅力をたっぷりと味合わせてもらった。お二人は明日、飯田で演奏するようである。また Amazing Grace を祖山さんの尺八と大月高志さんのピアノで歌ったが、とてもいい感じだった。

藤森和弘さん、今晩は、弟さんのメガネをかけ、弟さんが使っていたギブソンを弾き、「おまえの歌が聞こえる」など。弟さんはこの歌の中で生き続ける。大月さん「誕生」と「カノン」。「カノン」の後半の早弾きのところでは、おもわず客席から「オッ」という声がもれ、拍手がおこりそうになる。赤羽真理さん「千両梨の実」「人生の海の嵐に」など。常に変わらぬ落ち着いた歌声。

 


 
 

後半、「水と空気以外はなんでも印刷する」原田技研の原田さん、今日の午後、茅野の社会福祉協議会に招かれてポン菓子を焼いてきたというお話。障害者のみなさんが、昔懐かしいポン菓子を大変喜んでくれて、来年も行くことを約束してきたとのこと。5000株のイチゴ畑を、毎年、子供たちに開放することといい、なかなかできることではない。先日作業服を着て、自転車でオーリアッドに立ち寄った原田さんを、どなたかが評して、「黒塗りの高級車に乗ることだってできるのに、すごい人だね。少年の心をもった人だ」と感嘆していた。

最後に、赤羽さん、藤森さんと一緒に We Shall Overcome と Amazing Grace。その後、しばし歓談。わが区の11月初めの文化祭にも、ポン菓子を焼いてもらえそうである。感謝。


October 24, Friday 2008

午前11時から2時まで、ボランティアグループ「もみじの会」主催の視覚障害者の方々を囲んでの昼食会。ぼくも朗読の会の一員なので、自動的に「もみじの会」に所属しているようである。

お昼をいただき、秋に因んだ唱歌を歌い、童話の朗読があった。ぼくも数曲歌わせていただいた。視覚障害者の方の中に、文字通りマイクを握ったら話さない芸達者な方がいて、大いに盛り上がった。また何人かの方が視覚障害ゆえの苦労を、子供のときに受けたいじめなどの経験を、語ったが、涙なしに聞くことはできなかった。彼らの話のあとでは、ぼくの歌はまったく無力だった。



夜も、ありがたいことに、忙しかった。先週来てくださった方々も何人かいた。赤羽真理さんはいなかったが、誰かが電話をしたらしく、遅れてやってきた。先週もディランに詳しい方がいたが、今夜もNさんという部長さんが、ディランのみならず、洋楽全般に詳しく、大いに盛り上がった。ビートルズが来日したとき10歳で、その頃から洋楽に興味をもったというから、早熟な少年だったに違いない。

かつてぼくのクラスにいたことのあるKさんも、ピアノを弾き、All My Loving を歌った。少々酔いが回っていて、ロレツが回らないところがあったが。赤羽さん「旅人の木」と「千両梨の実」。ぼくが「千の風」と「祈りの歌」。

11時閉店。外に出ると雨が降った形跡。それにしても暖かい。今夜もヒーターをつける必要がなかった。


October 23, Thursday 2008

松本へ。リスニングの練習に I Have a Dream の演説の一部を使う。この演説が行われた背景を紹介するため、先ず、ケネディ大統領就任、ベトナム戦争、公民権運動を扱ったビデオを見せる。歌は Where Have All the Flowers Gone?, Let It Be そして、The Rose.

帰路、ぼくが一番好きなお蕎麦屋さんに寄る。新蕎麦を食べる。赤羽蕎麦打ち名人の蕎麦に遠く及ばない。水っぽく、名人のお蕎麦を口に含んだときに広がる香りがない。たまたま今日食べたものがそうだったのかもしれないが。

夜、オーリアッド。KURAという雑誌の取材を受ける。遅くなって守屋先生。講演依頼。

暖かい一日。家でも学校でも、オーリアッドでも、暖房は必要なかった。


October 22, Wednesday 2008

今朝、「たつの新聞」を含む市民新聞七紙に「大工哲弘コンサート」の広告が載った。午後、いくつかの情報誌にコンサートの案内を載せてもらうように連絡をとる。飛ぶようにとはいかないが、チケットは徐々に売れ始めている。

土曜日以来のオーリアッド。後半、少し忙しくなる。「祈りの歌」は、Dr. Hinohara の本に紹介されていた詩に基づいている。その詩は、ニューヨークの病院の壁に患者が書き残したもので、もとは南北戦争の南軍の兵士が書いたものと言われている。リクエストに応じてその歌を歌ったところ、先生をよく知っているという方がおられて、来年の夏には先生に直接、松本で、その歌を聞いてもらえるかもしれないということになった。本当に驚いている。できたらそれまでにはCDにしたいもの。

この詩に曲をつけようと思い至ったのは、朗読の会の方々との出会いを通して。出会いの不思議に感謝しないではいられない。


October 21, Tuesday 2008

気功の日。11時前、家人とパークホテルへ。11時から1時間、気功のレッスン。前半は動気功。後半は静気功。気功をしていると、不思議なことに1時間がすぐ経ってしまう。そのあと、温泉に入り、お昼を食べて家に戻る。気分爽快。一週間の疲れがとれたような。

午後、昨日途中でやめた裏庭の整備。夏の間に切り落とした樹木の大枝をチェインソーで細かくする。ついでに梅や松の枝も何本か切り落とす。

アメリカ大統領選は、共和党の国務長官だったコリン・パウエルがオバマ支持を表明したことで、バラク・オバマの優勢は決定的になったように思われる。パウエルは軍人で、ジョージ・W・ブッシュの一期目の国務長官だった人。

  オバマ氏は新しい視点、新しい考えをテーブルにのせることができるだろう。マケイン氏
  は、優れた人ではあるが、基本的には従来の共和党のやり方を踏襲することになる・・。
  でも私には、それだけでは充分には思えない。私たちは今、世代的な変化を必要としてい
  る。オバマ氏はアメリカの若者たちの心を掴んだだけでなく、より多様で、より包括的な
  方法で、世代を超えて、社会全体に働きかけている。

  オバマ氏はアメリカの多くの人々を元気づけている。彼は世界中の多くの人々を元気づけ
  ている。彼の言葉には、耳を傾ける価値がある。彼が主張するところを、理解する必要が
  ある。

パウエルは、2000年の大統領選に出馬すれば当選確実と思われていた。それほどに、政党を超えて、人種を超えて、多くの人に尊敬されていた人物であった。しかし、夫の身の安全第一を考えた奥さんの強い反対で、出馬を思い留まったと伝えられている。

オバマに関しても、いつもあの忌まわしい2語が囁かれる。でも、彼ほどに世界中で支持された大統領候補はいなかった。あらゆる情報を即時に共有できるインターネットの時代になったということもあるが、ケネディもクリントンも、ジョージ・W・ブッシュも、オバマほどには注目されなかった。彼はアメリカだけではない。世界の希望である。今彼の身に何か起これば、アメリカに対する信頼は今まで以上に地に落ちるだろう。



October 20, Monday 2008

ロイ・オービソンのライナーと対訳の再校を午前中に送る。昨夜は3時間は寝ることができた。苦労した So Young も何とか修正した。前よりも意味がわかるようになったはず。

午後、裏庭や畑の回りの草を刈る。長い間放っておいたので伸び放題伸びている。そろそろピーナツを収穫してもいいころと、家人が畑の一角に植えておいたピーナツを引き抜く。5株ほどだったが、たくさん採れた。早速塩茹でにしてもらって食べた。茹でたピーナツを食べると必ずジミー・カーターを思い出す。京都にいたころ、何度か彼の著書 Why Not the Best? を教科書に使った。その初めの方に、茹でたピーナツが出てきた。



庭の木々も徐々に色づき、秋の色が濃くなってきた。夜中に柿木の上の月の写真を撮る。15日に満月(ハンターズ・ムーン)を撮ってから毎晩撮っている。一日ごとに、月が急速に欠けていくのが分かる。上弦の半月。


October 19, Sunday 2008

町内一周駅伝。8ブロック11チームが参加。わが中部ブロックは6位と去年より順位を2つ落としたが、時間は2分以上短縮した。ということは他チームががんばったということ。

8時、宮所コミュニティーセンターに集合。その後、役場前の広場に集まり、10時のスタートに備える。8時20分に1区から3区までの選手が乗ったバスを見送ってから、8時半から監督会議へ。いくつかの注意事項の確認。10時小野駅スタート。ぼくは本部に残っていて、役員からの報告を受ける。4区の終わりまで6位。最後は中部ブロックの根橋選手が2位で役場前広場に入ってくる。大いに期待したが、途中、同時スタートが2ヶ所あり、合計タイムの結果は、上記の通りに。



1時半から宮所コミュニティセンターで、6部落の区長さんを来賓に迎え、慰労会。選手の送り迎え、練習の付き添い、いくつかの会議など、大変なこともあったが、終ってみれば、これもひとつの新しい体験。よかった。

夜は7時から徳水館で区の委員会。新しい建物になってから初めて。9時少し前、家に戻り、ロイ・オービソンの THE SOUL OF ROCK AND ROLL のライナーおよび英詞、そしてその対訳の再校を再開。明日の朝には送らなければならない。徹夜になるかも。


October 18, Saturday 2008

7時から、宮所コミュニティセンターで、明日の駅伝大会の最後の打ち合わせ。8時前、オーリアッドに入る。藤森和弘さんが歌っていた。ピアノの前には丸山俊治さん。客席で初めてのお客さんが大きな声で歌っている。なかなかの美声。藤森さん、お母さんと妹さんと、弟さん7回忌のお墓参りに行ってきたと話して「おまえの歌が聞こえる」。今日かけているメガネのフレームは弟さんが使っていたものとか。丸山さん、「おじさんたちよ」「三角広場に桜咲く頃」など。続いてぼくが、大月高志さんのサポートで「一通の手紙」と「祈りの歌」。そのあと、若干15歳の川島周君のサックス。ソニー・ロリンズ。立って演奏する姿が実にいい。大月さん「カノン」と Merry Christmas, Mr. L。前者は、今夜は特に美しかった。ここで休憩。

 




後半、藤森さん、「小さな幸せ」「今日は土曜日」など。続いて客席から、泡盛のシークワーサー割りでかなり酔っ払ったお客さんが登場。藤森さんの伴奏で「なだそうそう」。上手い。丸山さん、新曲「そしておじさんたちは職人になった」「ふざけるな!」など。前者は退職したおじさんたちが時間を生かして、趣味の世界を広げていく様を歌った歌。いい歌である。後者は、後期高齢者、若葉マーク、社保庁の問題などに「昨日のことも思い出せないのに、20年前の給料の明細を思い出せるか、ふざけんな!」と叫ぶ歌。川島君、「枯葉」。メローで深いサウンド。赤羽真理さん、大月さんのサポートで「千両梨の実」。うーむ、聞かせる。最後に、「アメイジング・グレイス」。今夜は、丸山さんがウッドベースで入る。次に川島君がくるときには、彼にも加わって欲しいもの。

目の回るような忙しさ。明日は一日駅伝大会。それが終れば一息つける。


October 17, Friday 2008

今日は王城山に昇る月の写真を撮ろうと、駅伝の練習に、カメラをもって行く。うす曇のせいか、昇るの時間が一日経つと遅くなるのか、月が昇るのが見えない。選手たちは最後の調整。明日は練習は行わず、ミーティングのみ。大会は明後日の日曜日。

8時ごろ、オーリアッドへ。忙しい一日。赤羽真理さんと会社の方々。その中に、初めてオーリアッドにきたというボブ・ディランに詳しい人がいた。ディランの初来日のコンサートを聞きに武道館まで行ったとのこと。The Greatest Hits vol. 1 をかける。そのあと、彼のリクエストで Desire。One More Cup of Coffee がお気に入りのようだ。

やがてステージは飛び入りライブ状態に。懐かしいフォークソング。赤羽さんも「千両梨の実」を歌い、ぼくも「祈りの歌」を歌う。

最後に残った人と、カウンターでしばらく話す。彼は、オーリアッドが最初にオープンしたときに来たことがあって、辛いチキンカレーを食べた記憶があると話す。確かに、辛いチキンカレーがメニューにあった。20数年前、彼がまだ20代初めの頃のこと。彼は、オーリアッドが、その頃とまったく変わっていないことに驚いていた。

12時過ぎ家に戻る。少し雲があったが、月が見えた。もっていたカメラで撮る。満月から2日経っただけなのに、月はかなり欠けていた。




October 16, Thursday 2008

松本へ。山麓線やキャンパスの景色が徐々に秋に変わりつつある。暑からず寒からず、実にいい季節である。

今日は Where Have All the Flowers Gone? に続いて Let It Be を歌う。クラスのあと、学生がやってきて、The Rose は歌はないんですかと言う。前期に歌う予定の歌で、最後のほうで歌ったと思っていた。来週歌うことを約束する。次のクラスの初めに聞いてみたら、このクラスでは最後に歌ったようである。

7時から、駅伝の練習の監視員。選手は一周900メートルのコースを、女子と小学生は3周、他の選手は5周まわる。監視員はコーナーに立ち、赤い警報灯で車が来ることを知らせる役。

暗い農道の曲がり角に立ち、選手が走ってくるのを待っているとき、王城山に月が昇り始めた。昨日が満月。しかし今日の月も丸くて大きい。カメラを持っていかなかったことが悔やまれた。

そのあとオーリアッド。静かな夜。マイケルが送ってくれた Lives of Others というドイツ映画を見始めたところへ、お客さん。


October 15, Wednesday 2008

夜11時過ぎ、オーリアッドから戻って空を見る。頭上に満月。雲ひとつない。外は文字通り昼間のよう。カメラを取りに家に入る。こういうときは、もっと性能のいいカメラが欲しいと思う。



9月の満月はハーヴェスト・ムーン。10月の満月はハンターズ・ムーンというらしい。狩人の月あるいは狩猟月。冬にむけて食料を確保する時期の満月の意か。

明日は松本。


October 14, Tuesday 2008

夕方までにライナー、英詞、対訳の初校をチェックして送る。この仕事は大変だったが楽しかった。Roy Orbison の THE SOUL OF ROCK AND ROLL。

さて、これからしなければいけないことは、11月2日3日の公民館分館での文化祭の準備。11月15日のオーリアッドでの「大工哲弘コンサート」に向けてのパブリシティ。10月19日の町内一周駅伝大会もある。

区の文化祭では、例年の美術品、手芸、農産物などの展示に加えて、初めて音楽会を開くことになった。予定としは11月3日(月・祭)の午後2時から4時まで。分館3役もバンドを組んで出演しようという話が出たが、どうなることか。ボーカル、体育部長;タンバリン、主事;ギター、分館長。ピアノの先生や、琴の会などの出演も予定されている。ぼくも数曲歌う予定です。文化祭はどなたにも開かれています。区以外の方々も、是非見に聞きに、お出かけ下さい。


October 13, Monday 2008

公民館分館長としての最大のイベントである敬老会が、多くの方々の協力を得て無事終了。新しい公民館完成後、最初のイベントでもあった。

来賓の町長、区長挨拶のあと祝宴。アトラクションの最初は、矢ヶ崎町長のピアノ演奏。彼のピアノに合わせて「紅葉」と「ふるさと」の合唱。その後、小学生のリコーダー演奏「エーデルワイス」と花笠踊り。今村琴の会の「古城」の演奏と、琴の会の伴奏で「浜千鳥」「人生の歌」の合唱。詩吟の会のみなさんによる朗詠。最後にはそば打ち名人赤羽さんと弟子の小澤さんに打っていただいた新そばもふるまわれた。





新しい建物に入れたPAシステムの効果は絶大で、琴の会の演奏も、詩吟の会の朗詠も、今までになく素晴らしかった。小学生の花笠踊りも、音楽がしっかり聞こえ盛り上がった。電子ピアノを入れたおかげで、町長のピアノ演奏も聞くこともできた。何よりも、スピーチのことばもしっかり会場に届き、難聴のぼくも、そしておそらく多くのお年寄りも、苦労なく聞き取ることができた。

朝早くから夕方まで、準備、後片付けと働いてくださった分館の役員および、分館と区の役員の奥さん方に感謝。本当に多くのみなさんの協力のおかげで、素晴らしい敬老会になった。

ロイの校正をしなければならないが、今夜は寝ることにする。


October 11, Saturday 2008


丸山俊治さん、久々の出演。新曲「おじさんたちは職人になった」が印象に残った。特に自分のことを歌った4番が。藤森和弘さん、「それぞれの秋」は初めて聞く曲。「おまえの歌が聞こえる」もよかった。弟さんの7回忌がもうすぐくるとのこと。赤羽真理さん、教会での講演会の帰り、知り合いの方々と来てくれた。「千両梨の実」を今日はソロで。ぼくが「明日は遠く」を歌ったあと、大月高志さんのサポートで「祈りの歌」。大月さん「誕生」と「カノン」。朗読の会の赤羽やよいさん、向田邦子の文章を朗読。父親と戦時中疎開した末の妹のことについての文章。大きな丸が小さな丸になり、最後は×になるところがなんともいえず切なかった。

 
 


最後は、We Shall Overcome や Amazing Grace などを一緒に歌う。残念ながら写真が撮られていなかった。

敬老会と駅伝の準備があり、ロイの校正もきている。時間がないけれども何とかしなければ。Yes, I can.で行こう。


October 10, Friday 2008

朝、徳水館のホールへテーブルや椅子を並べに行く。いろいろな備品が到着していた。この建物は一年前には、まだ誰の頭の中にも存在していなかった。まるで打ち出の小槌のよう。ありがたいことである。

家に戻り、ロイのライナーの校正を始めたが、集中できない。疲れている。諦めて、区の文化祭の案内文を書き始めたが、これも思うように書けない。今日は諦めることに。

駅伝の練習に付き添う。今夜と明日の晩は選手選考のためのタイムトライアル。主将の堀内さんはさすが速い。3000メートルほどを9分台。今村のホープB君は3位。選手に選ばれるのは間違いないだろう。

そのあとオーリアッド。Tell Tale Signs を聞く。disc two の5曲目 Can't Escape from You。これはいいぞ! と思った。ハンク・ウイリアムズの曲のよう。

暖かい一日。春の夜のよう。11時閉店。外に出て車に乗り、温度計を見たら22℃。You must be kidding!


October 9, Thursday 2008


松本へ。最初のクラスが終ったあと、一人の学生が話しかけてきた。「先週教えてもらった番組を見ました。よかったです。映画も長野まで見にいこうと思っています」。

一瞬何のことかと思ったが、先週木曜日のSBCスペシャル『新しき旅へ〜「花はどこへ行った」』のことだと、すぐ思い出した。家人に録画してもらってあるが、ぼくは先週末からの忙しさでまだ見てない。一人でも学生が関心をもってくれてよかった。

午後の授業が終ったあと、また一人の学生が話しかけてきた。「ボブ・ディランが来日するって本当ですか」「そんな噂も流れているようだね。確かな情報はまだないけれど」「一度生で見てみたいです」。

夜7時から、駅伝の練習の付き添い。今日と明日と中間試験とのことで中学生が全員お休み。この週末までには10名の選手が選考される。

そのあとオーリアッド。ジブランの会。

遅くに、T先生。いつものように、話は、目に見えない遺伝子から、無限に膨張を続けるという宇宙まで。ラグタイムの弾き方を教わる。先生は大阪大学の医学部の学生のときに、ステファン・グロスマンのレコードと楽譜で独習したとか。なかなか難しい。

探し物をしていたら、どなたかがCD-Rにしてくれた『ポジティブリー寺町通り』が出てきた。本当に久しぶりに聞く。「明日は遠く」は悪くないと思った。野間義男さんがディレクトしたアルバム。たくさんのミュージシャンが参加していて、お金をかけたレコードだったんだと、今さらながら驚く。


October 8, Wednesday 2008

アメリカ大統領選の2回目のディベートが、カントリー音楽のメッカ、ナッシュビルで行われた。オバマを中傷し攻撃するだけのマケインに勝ち目のないことは最初から明らかだった。「戦争の勝ち方を知っている」「ビンラディンを捕まえる方法を知っている」と豪語するなら、過去8年の間になぜそれをしなかったのか。

前回のディベートで、オバマは何も理解していないと繰り返したが、今回はそれに対してオバマが痛快に切り替えした。「マケイン氏は、前回のディベートで、そして今日のディベートでも、私が理解していないと示唆しました。確かにその通りです。私には理解できないことがいくつかあります。私には理解できません。どうして、わが国が、9.11とまったく関係ない国を侵略することになったのか」。

午後、岐阜に住む古い友人から電話。明日バイクでそっちへ行きたいと言う。400ccのYAMAHAに乗っているとのこと。残念ながら明日は松本へ行く日。別の日にということになった。ぼくと同じ歳。62歳か63歳。バイクで大丈夫かなと思ったが、元気な証拠か。先日は息子と娘と3人でバイクでツアーに行ってきたとか。

夜、オーリアッド。遅くに原田技研の原田さん。650ccのバイクに乗っている。近々、秋山郷まで行く予定とか。確か、69歳。みんなすごい。

今夜は、なぜかカントリー音楽。ハンク・ウイリアムズの I Saw the Lightが心地よい。

  光を見た、私は光を見た
  暗闇は消え、夜が明けた
  とても嬉しい、悲しみもなくなった
  主をほめたたえよ、私は光を見た

11月4日にはおそらく多くの人がそう感じるだろう。もちろん、そのあと、簡単にものごとが運んでいくとは思わないけれど。


October 7, Tuesday 2008

11時、家人とパークホテルへ。気功のレッスン。ちょうど1時間。そのあと温泉に入り、お昼をいただいて帰宅。午後遅く、耕耘機で畝を2本つくり、鶏糞と熟成肥料を入れる。

久しぶりに畑で働いたものだから、少々疲れた。パソコンの前でうとうと。9時過ぎ、階下に降り、テレビをつけたらノーベル物理学賞を日本人3人が受賞したというニュースが流れていた。しばらくして、会合から戻ってきた家人がそれを見て、受賞者のうち2人を知っていると言う。彼女は70年代、京大理学部の秘書室に勤めていたことがある。その頃、彼らは助手をしていたようである。現京産大教授の益川氏の記者会見での「たかがノーベル賞受賞ぐらいで大騒ぎしなさんな」というような受け応えが面白かった。

今夜は、早く寝ることに。


October 6, Monday 2008

「千人のジョージ・ブッシュと千人のディック・チェイニーが寄ってたかっても、その家を 壊すことはできないでしょう」―ブルース・スプリングスティーン

過去8年の壊滅的な政府のあと、私たちに必要なのは、アメリカを復興させるプロジェクトの先頭に立ってくれる人です。私は仕事がら、世界をツアーで回り、時には、オバマ上院議員と同じように、大きなスタジアムでも演奏します。世界のどこへ行こうとも、アメリカはいまだに、人々の希望、可能性、願いの宝庫です。アメリカの威信は、現在のアメリカ政府のせいで、地に落ちていますが、それでもなお、アメリカは今でも多くの人々にとって「夢がいっぱい詰まった家」なのです。千人のジョージ・ブッシュと千人のディック・チェイニーが寄ってたかっても、その家を 壊すことはできないでしょう。(tr. by miura)

After the disastrous administration of the past 8 years, we need someone to lead us in an American reclamation project. In my job, I travel the world, and occasionally play big stadiums, just like Senator Obama. I've continued to find, wherever I go, America remains a repository of people's hopes, possibilities, and desires, and that despite the terrible erosion to our standing around the world, accomplished by our recent administration, we remain, for many, a house of dreams. One thousand George Bushes and one thousand Dick Cheneys will never be able to tear that house down. (Excerpt from his talk at Ben Franklin Parkway in Philadelphia, October 4, 2008)

*全訳は http://www.hi-ho.ne.jp/gotta/miura.htm の掲示板 Springsteen on Obama に。



October 5, Sunday 2008

非常に忙しい一日。朝先ず、6通の招待状を用意する。10月19日の駅伝大会終了後に行われる慰労会に、6部落の区長さんをお招きするためのもの。

午前11時半より、完成した「公民館」(通称「徳水館」、正式名称「今村介護予防センター」)にて、町主催の竣工式。介護予防センター建設の話が持ち上がってから完成まで1年経っていない。驚異的スピード。内部の施設も備品も申し分ない。感謝。



竣工式終了後、駅伝の中間慰労会へ。すでに焼肉会は終わり、みなさん帰り支度。各部落の分館長さんに、区長宛の招待状を託す。

そのあと、また区に戻り、区の役員とともに、仮設公民館や各所に保管してあった荷物を徳水館へ運ぶ。5時過ぎ家に戻り、7時半から、13日の敬老会についての打ち合わせ会。新しい建物での最初の会議。みなさんの協力でいい敬老会になりそうである。

とにかく10月は忙しい。しかしこれを乗り越えて、11月初めの文化祭を済ませば、分館長の仕事はほぼ終了。待ち遠しい。


October 4, Saturday 2008

楽しい飛び入りライブになった。今朝、京都深草のバス停でギターを持った外国人に会った。ロサンゼルスから日本に来て4ヶ月。京都の学校で英語を教えているという。諏訪に住んでいるオーストラリアの友人に会いに行くところとのこと。その彼が、飛び入りライブにやってきた。

トップバッターは藤森和弘さん。今夜は清原選手の引退と彼の好んだ歌についての話と歌に終始。二人とも、ファーストネームはKazuhiroだ。次にぼくが、白馬からやってきた大学の先輩佐藤さんのために、ディランの歌をいくつか。そして大月高志さん、先ず「カノン」。佐藤さんは大月さんの「カノン」の大ファン。盛大な拍手。大月さん、続いて「誕生」。そして、Yesterday と Merry Christmas, Mr. L。赤羽真理さん、「驚くばかりの」「鹿のように」そして、大月さんのサポートで「千両梨の実」。前半の最後に、佐藤さんに、白馬の町について語ってもらう。彼の住む改修中の古民家は今も改修中とか。一度お訪ねしたいものである。






後半トップは藤森さん。サポート、大月さん。Kazuhiro K.の好んだ歌、そして「住みなれたこの町で」。続いて、マイケル・クーンズ(Michael Kuntz) from Los Angeles. ギターが渋い。彼の年齢は25歳とのことだが、ギターは90歳とか。乾いた味のある音。先ず自作のブルーズ Japan Blues から。日本にいると実感するのは、朝目覚めたとき、べっどに海苔のかけらがくっついているのを見たり、トイレにいくときにスリッパをはかなければいけなかったりするとき・・・。そのあと、Brothers and Sisters, Tell Me Why など。ニール・ヤングが好きとのことだが、声の質が近い。小澤聖さん、ゴスペルを2曲。前回もよかったが、今夜は自分のギターで、いい音を出していた。続いてぼくが、大月さんのサポートで「祈りの歌」と I Have a Dream。マイケル、Long Black Veil など。最後に、藤森さんと大月さんと一緒に We Shall Overcome。そして赤羽さんに加わってもらって Amazing Grace。

大月さんの「誕生」に、こんな一節がある。

  どれかひとつ違っても
  きっと出会えなかったから
  同じ星に生まれた不思議
  出会えてありがとう

今朝、深草のバス停で、マイケルに会ったのも、不思議な出会い。彼がどのバスに乗っていいか困っていなかったら、話しかけることはなかっただろう。そして、彼が名古屋や飛騨高山行きのバスではなく、茅野行きのバスに乗らなかったら、今夜彼の歌を聞くこともなかっただろう。

彼が、ニール・ヤングが好きというので、ずっと昔、ニール・ヤングにインタビューしたとき、「あなたはさそり座(スコーピオ)でしょう」というと、彼が「トリプル・スコーピオだ」と言ったという話をしたところ、マイケルもすかさず「ぼくもトリプル・スコーピオです」と言う。驚いた。ぼくもトリプルではないが、スコーピオ。最後に、記念撮影。

長い一日だったが、いい一日だった。


October 3, Friday 2008







October 2, Thursday 2008

後期最初の日。今日の歌は、Where Have All the Flowers Gone? 今夜のSBCの番組について少し話す。ぼく自身はその番組はビデオに撮ったが、まだ見ていない。

松本から戻り、駅伝の練習へ。今村区からも今夜一人練習に参加。中学2年生。野球部の選手。駅伝大会の当日、野球の試合がないことがわかり、参加してもらえることに。俊足である。

そのあと、オーリアッドへ。

明日、京都へ行くことに。マイケルの墨絵展が行われている法然院で、39年ぶりに目幸先生にお会いすることになった。楽しみである


October 1, Wednesday 2008

昨日のうちに送る予定の翻訳を、更に一日遅れて今日の午後に送った。The Soul of Rock and Rollというロイ・オービソンのボックスセット。日本盤の発売は11月26日が予定されている。過ぎてしまえば、苦労は忘れ、いや、苦労があったからこそ、なんとも言えぬ安堵感に満たされている。とにかく、ロイ・オービソンの晩年の作品の見事さには脱帽するのみ。

三浦久ホームページの掲示板にも書きましたが、明日の夜7時から信越放送で、映画『新しき旅へ〜「花はどこへ行った」』の監督の坂田雅子さんをフィーチャーしたドキュメンタリー番組が放映されます。坂田さんは須坂市出身で、70年代、京都でベトナム帰還兵のG.デイビス氏と出会い、結婚します。5年前、デイビス氏はベトナムで枯葉剤を大量に浴びたこと原因と思われるガンで亡くなりました。そのことを契機に坂田さんの新たな旅が始まりました。

長野県にお住まいの方は、是非ご覧下さい。

  SBCスペシャル『新しき旅へ〜「花はどこへ行った」』
  10月2日(木)午後7時放送

  http://sbc21.co.jp/tv/special/

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