OREAD Diary

July 1〜July 31, 2007



July 31, Tuesday 2007


毎月、月末に役場からどっさりと配布文書が届く。それを8つある隣組の人数に合わせて仕分けし、組長宅へ届ける。昨日届いた配布文書は、全戸に配布するものが「広報たつの」など3種類。回覧板で回すものが「大型アルミ収集のお知らせ」など7種類。計10種類。

今朝、それを自転車のカゴに入れて、8軒の組長宅へ配って歩いた。2軒のお宅から、トウモロコシをいただいた。おかげで、今日は今年初めてのトウモロコシを満喫した。甘くて美味しかった。わが家のトウモロコシは、種を蒔く時期が遅れたので、まだ食べられない。

しかし、他の野菜は少しずつ採れ始めている。今晩は、畑から、きゅうり、トマト、ズキニ、ピーマン、ししとうが食卓に上った。見てくれは悪いが、完全無農薬。安心で、美味しい。

明日から8月。2007年の半分以上が過ぎ、会計年度の三分の一が過ぎた。もうひと踏ん張り。


July 30, Monday 2007

午後、郵便局へ。『千の風』のCDを発送するため。その足でスイミングへ。雨が激しく降っていたからか、夏休みになって、子供たちのレッスンの時間帯が変わったのか、すいていた。ゆっくり300メートル歩いたり泳いだり。そのあとサウナに。空いていて人の出入りがないので、かなり熱い。すぐに汗がふきだした。

スイミングから戻ってメールボックスをチェックすると新聞が送られてきていた。7月28日付けの毎日新聞。付箋がしてあるページを見ると、「発信箱」というコラムがあり、「もう一つの千の風」という見出しがついていた。七夕コンサートのあと、インタビューを受けたことを思い出した。豊田君の「電車を走らせる男達の歌」と古川君の新曲「ふあふあ」のあとに、ぼくの「カムサハムニダ、イ・スヒョン」と「千の風」が取り上げられていた。最後は次のように締めくくられていた。

   
団塊の世代が今、身近な命を見つめ、訴えている。私たちは数字ではない。一人一人を
   命を持った人間として見ることの大切さ。明日の参院選では、それがわかっている人を選
   びたい。
(佐々木泰造)

参院選の結果を、ニュース番組をはしごして見た。野党が伸びることを期待していたが、ここまでランドスライドになるとは。長い間、二大政党制を期待して投票してきた。今回、ようやく、その方向へ一歩進んだのかもしれない。そうあって欲しい。元長野県知事も当選した。知事時代よりも痩せて、元気そうだ。


July 28, Saturday 2007

"熱い"長い一日になった。朝、庭でフィービーとソフィーも一緒にコーヒーを飲み、そのあと、三木さんと碌山美術館へ。頼まれていたCDを西山さんにお渡しする。碌山美術館では、第二展示棟で、「石膏像とブロンズ像」という夏の企画展が行われていた。面白い。詳細は碌山美術館ホームページで。碌山がアメリカ時代に描いた裸婦のデッサンも展示されている。これが素晴らしい。



お昼を、美術館前のお蕎麦屋さんで食べた。前からここで一度食べたいと思っていたが、ようやく念願がかなった。ざる蕎麦の大盛を頼む。これぞ大盛。そのボリュームに圧倒される。味も悪くない。とにかく量が半端でない。文字通り、山のようなお蕎麦。満腹、堪能した。

                   ■

飛び入りライブ。今晩は フラメンコのIKUMI&パコ高木さんのオーリアッド初出演。大いに盛り上がった。彼らにトップバッターをお願いする。彼らのファン、お知り合いがたくさん早くから集まってくださったので、長めに歌ってもらう。IKUMIさんの声量ある情熱的な歌声に大きな拍手。パコ高木さんにソロで一曲お願いする。彼のフラメンコギターの卓越した演奏に客席が息をのむ。凄い!の一言。

二番は藤森和弘さん。「人生に勇気」「生きてりゃいいさ」など。ステージに一番近い6番テーブルには、某カウンセリング研究会のサマーキャンプで辰野に滞在中のみなさん。熱心に聞いてくださっている。その代表の名取さんに一言お願いしたあと、ぼくが「果樹園の道」「カムサハムニダ、イ・スヒョン」「千の風」。そのあと、赤羽さん。「私を待つ人がいる」「旅人の木」「千両梨の実」。ここで前半終了。



 

後半のトップもIKUMI&パコ高木さんのお二人。驚いたことに、お客さんの中から3人の若い女性が前に進み出て踊りだした。フラメンコは歌とギターと踊りの三位一体とか。高木さんのギターソロのコーナーで、藤森さんから「アルハンブラの想い出」のリクエスト。もう30年も弾いていないといいながら、弾き始める。なんのなんの、見事な演奏。盛大な拍手。

続いて久々登場の田中創さん。「ヴィンセント」「東京」。gotta さん曰く「感動しました」。次に登場は、隣町のお祭りで道路が渋滞して遅れたというダニエル。You Ain't Going Nowhere, Stars in Your Eyes。藤森さん、「おまえの歌が聞こえる」「今日は土曜日」。最後に、田中さんお得意の Sweet Home Chicago のセッション。そして最後の最後に IKUMI&パコ高木による歌と高木さんのギターソロ。







長い"熱い"夜になった。最後の演奏が終わったときは、すでに閉店時間近く。興奮さめやらず、12時ごろまで歓談。高木さんは宮田村出身で、東京でプロのミュージシャンとして活動していたが、20数年前に信州に戻ってきたとのこと。宮田村は優れたミュージシャンを輩出する村のようである。


July 27, Friday 2007

今年一番暑い日。午後はたまらず、クーラーをつける。お店はすでにクーラーを使っているが、家で使うのは今日が初めて。

朝まだ早いうちに、伸びていた芝を刈る。それだけで汗びっしょり。午後は放置自動車の件で、業者、役場、そして警部交番を訪ねる。

金曜日なのに、学校や会社が夏休みに入ったのか、今晩は、オーリアッドは暇。歌の練習ができた。一度電話がかかってきた。BMG Japanからだった。Essential Roy Orbison の2枚組のCDが一昨日リリースされたが、全40曲のうち16曲、ぼくの訳が使われているとのこと。試聴盤を送っていただけるようだ。

ぼくのホームページ http://www.hi-ho.ne.jp/gotta/miura.htmを作ってくれている gotta さんこと三木さんがやってきた。七夕コンサートのあと、明日の飛び入りライブの手伝いをかねて、遊びにきてもらうという話になった。午後8時20分ごろ到着予定が、2時間ほど遅れて、10時半ごろ到着。一宮付近で事故があり、大渋滞したとのこと。

早目に店を閉めて、家に戻りビールで乾杯。夜になってもまだ暑いが、大阪から来た三木さんには涼しいらしい。


July 26, Thursday 2007


前期最後のクラス。今年は2コマにしてもらったので、気分的にも、体力的にも昨年より少し余裕があり、楽しいクラスになった。

眼瞼下垂の手術を受けたいという先生から先週メールをいただいた。今日、クラスのあと、先生の研究室を訪ねた。驚いたことに両方の瞼を白っぽいテープで持ち上げていた。セロテープより目立つが、皮膚には優しいらしい。医療用テープとのこと。

ぼくの書いた「眼瞼下垂症との不思議な出会い」を読んでテープを貼ったとのことだが、位置が悪い。瞼の真ん中を垂直に持ち上げていた。そこで、瞼の両端を斜めに持ち上げると効果があると、デモンストレーション。そこへ、開いたドアから二人の訪問者。先生があわてて「今は都合が悪い。あとで」とお引取り願う。われわれも驚いたが、彼らも驚いただろう。

今夜は、ウイークデイにしては忙しい日に。終業式のあとの会の二次会。音楽の先生の伴奏で懐かしい歌の数々。ピアノ演奏も。ぼくも数曲歌わせていただいた。


July 25, Wednesday 2007

天気予報では今日は曇りの予定が、午後から晴れわたった。いよいよ梅雨が明けたようだ。午前は、区の仕事をいくつかこなし、午後は明日の前期最後のクラスの準備。返却しなければならないペーパーがたまっている。

土曜日以来のオーリアッド。久々に遠藤淳一郎さんと奥さんがやってきた。それに赤羽真理さんと大月高志さん。遠藤さんが転勤するとのことで、お二人を囲んでのミニ送別会。最後は歌になり、遠藤さんが、All Along the Watchtower, Knocking on Heaven's Door などを歌う。遠藤さんがオーリアッドで初めて歌ったとき、この2曲が含まれていた。最後に Hotel California をリクエストする。大月さんのピアノのサポート。何度聞いても遠藤さんのこの歌には感動する。

彼が辰野へやってきたのは、昨年の4月。2006年4月29日のOREAD Diary には次のように書かれている。


  遠藤淳一郎さん。オーリアッド初登場。Like a Rolling Stone, All Along the Watchtower,
    Knocking on Heaven's Door の3曲。渋い!見事な歌いっぷり。今年4月の初めから箕輪に
  住み始め、それまでは広島にいたとか。生まれたところは鳥取県とのこと。京都に住んでい
  たこともあるらしい。

  

写真は、その時撮ったもの。今もその飄々とした雰囲気は変わらない。今度は三重へいくとのこと。スプリングスティーンの「ボビー・ジーン」の最後の二行を遠藤さんに。

  And I'm just calling one last time not to change your mind
  But just to say I miss you baby, good luck, goodbye, Bobby Jean


July 24, Tuesday 2007

まれに見る好天。庭のベンチにすわり裏山を眺めていたら、電柵をチェックしに行きたくなった。電柵に草が触れると放電して用をなさなくなるとのことで、電柵の通り道は地面がならされ、きれいに草が刈られている。ちょっとした遊歩道だ。全長1300メートルのほぼ半分を往復した。1000メートルは歩いただろう。毎朝は無理でも、できるだけ草の伸び具合をみながら歩くのは、いい運動になる。



大倉山水曜コンサートの内容が決まってきた。チケットはすべて電話予約とのこと。80席あるとのことで売りきれる心配はないと思いますが、ご希望の方はお早めにどうぞ。
  
    大倉山水曜コンサート
  「千の風」に吹かれて
  フォークソングの夕べ


  日時:2007年9月5日(水)午後7時開演
  出演:三浦久 with 野間義男&太田裕士
  会場:横浜市大倉山記念館ホール
  住所:〒222-0031 横浜市港北区太尾町706大倉山公園内
      *東急東横線大倉山駅下車徒歩7分、周辺の地図は次の矢印をクリック:

  料金:大人2500円、高校生以下1200円
  問い合せ・ご予約:045-544-1881(大倉山水曜コンサート事務局)

  
曲目:千の風
      碌山
      カムサハムニダ、イ・スヒョン
      果樹園の道
      宝福寺にて
      風に吹かれて 他
  
    *野間義男さんのギター独奏「ジョージア・オン・マイ・マインド」
        太田裕士さんのサックス独奏「天の河原で」もあります。

詳しくは大倉山水曜コンサートのサイトをご参照ください。


July 23, Monday 2007 

昼前に翻訳の原稿を送る。今日が締め切り。午後は、気になっていた畑の草取り。畑の周囲や畝と畝の間はビーバーで刈ることができるが、野菜と一緒に生えている雑草は手で抜くより他に方法がない。ほとんどの野菜が雑草に覆われて見えないほど。

先ず、来年の苗をとるためにそのままになっているイチゴ畑の草を抜く。それから、生姜、人参、トマト、かぼちゃ、きゅうり、ゴーヤ、ナス、ピーマンなどの畝の雑草を抜く。そのあと、ビーバーで、畑のまわりの草を刈る。ほぼ2時間。汗びっしょり。充分ではないが、前よりもきれいになった。

先日、韓国語ヴァージョンの「カムサハムニダ、イ・スヒョン」の入ったCDを2枚注文して下さった方がいた。「イ・スヒョン」で検索して、ぼくのCD の存在を知ったらしい。

早速お送りした。しばらくしてメールが届いた。「生まれて初めて歌を聴きなが胸が一杯になり、目頭に涙まで出ている自分に我ながら驚いています」と書かれていた。2枚注文したのは、1枚を韓国の俳優であり歌手であるアン・ジェウクという人にプレゼントしたいからとのこと。ぼくはその人を知らなかったが、検索してみたら、アジア全域でかなり人気のある人のようだ。

夜、「夏の思い出」「朧月夜」「夏は来ぬ」などの歌の練習。来週木曜日午前10時から区の公民館で老人会を中心とした徳寿会という集いがある。ストレッチをし、懐かしい歌を歌い、お茶を飲みながら語り合う毎月第一木曜日に開かれる会。区長は毎回出席することになっているらしいが、木曜日は松本へ行く日。欠席が続いていた。来週は夏休み。ギターの伴奏で、みなさんと一緒に歌ってみたいと思った次第。

オーリアッドでも土曜日、みなさんと歌っても面白いかも。


July 22, Sunday 2007

翻訳の最終段階。四苦八苦。でもどこかで楽しんでいる。訳せないのは Play It As It Lays というアルバムタイトルの曲名と、その歌の中で繰り返されるそのフレーズ。これは Joan Didion の小説のタイトルでもある。

意味はわかる。文脈に合致するピタッとくる訳が浮かばない。この訳を考えて一日過ぎた。

夜、諏訪の英語教室から戻って、とにかく全10曲訳了。一晩寝かせて、明日の朝、読み直してから送ることに。

今週も忙しくなりそう。


July 21, Saturday 2007

最初に入ってきたのは山岸豊さん。真っ赤に日焼けしている。彼が勤めている高校が、諏訪湖スタジアムで試合をしたとか。「勝ちましたか」。「7-0で負けました」。山岸さん、「音楽は贈物」他。

藤森和弘さん、大月高志さんのサポートで「今日は土曜日」など。大月さん、「カノン」「メリークリスマス、ミスター・ローレンス」。実はぼくは区の関係の会議があり、山岸さんが歌い始める前に中座し、大月さんの2曲目の途中に戻った。今日は聞きにきて下さっている方々が比較的多い。飛び入りライブを初めて聞きにきてくれた方もいる。そこでぼくが「千の風」を含む3曲。ここから休憩なしの後半。










後半トップを藤森さんにお願いする。「愛音(あいね)」「住みなれたこの町で」などをソロで。山岸さん、大月さんのサポートで「夕暮れ」など。大月さんのピアノのサポートで演奏するのは初めてだと思う。いつも立って演奏する山岸さんだが、今晩はすわって演奏したせいか、力がぬけていて、しみじみとした「夕暮れの」雰囲気がよく出ていた。

次に登場はスティーヴン・ウッズ。ダニエルの幼馴染みとか。トラディショナル、それにダニエルの妹ベッキーのために書いた歌など。驚くことに、スティーヴンはオーストラリアからサンフランシスコへ飛行機で行き、サンフランシスコでヨットを買い、そのヨットを操縦して、奥さんと二人で太平洋を横断し、ニュージーランドへ行ったとか。それだけではない、その後、ヨットでニュージーランドから日本にやってきたとのこと。距離的にはサンフランシスコ-ニュージーランド間とニュージーランド-日本間はほぼ同じ。凄い! これはちょっと真似できない。まだ若いのに、60年代カリフォルニアで出会った若者たちの雰囲気をもっている。『イージー・ライダー』のピーター・フォンダのような。バイクとヨットの違いはあるが。

ダニエル、God Is Watching You、息子が生まれた日に書いた Stars in Your Eyes など。次に守屋武志さん。大月さんのピアノの伴奏で「明日に架ける橋」、ダニエルと山岸さんのギターとコーラスが加わって Get Back。盛り上がった。最後はスティーヴンも加わり I Shall Be Released。更に盛り上がる。

その後しばし歓談。初めてきた方々も大いに楽しんで下さった様子。是非またきてもらいたいもの。閉店後、誰もいなくなった暗い客席に向かって、しばらく、「果樹園の道」などの練習。



July 20, Friday 2007

最近、自転車に乗ることが多い。次男が中学時代、通学に使っていたもの。村道は、自動車がほとんど通らないので自転車には好都合。今朝も、自転車で参院選の広報を隣組長宅8軒に届ける。自転車のメリットは、会う人と気楽に話ができること。畑で働いている人に「電柵の効果はありますか」と聞くと、「イノシシは来なくなった」との返事。よかった。

午後は翻訳。最終段階にきているが、ああでもないこうでもないと考えなければいけないところがいくつかある。なかなか進まない。締め切りまであと2日、数え方によっては3日。

今夜は平日にしては忙しい日。久々にビートルズの「1」を聞く。アメリカ、イギリスのどちらかでシングル・チャート1位を記録した27曲。さすがによく知っている曲ばかり。


July 19, Thursday 2007

松本へ。曇り空の蒸し暑い日。教室は蒸し風呂のよう。来週のクラスが終わると夏休み。後期は10月から。

夕方、家に戻り、中央コミュニティセンターにて、国道153号線改良工事地権者説明会。地権者ではないが、区の役員として出席。9時半まで。

徳本水カーブの改良工事は、25年前ここに戻ってきたとき、すでに直線にするという話があった。その後、財政難もあって、現状のまま拡幅するという案が浮上していた。再度、直線案に戻ったのは、ちょうど一年前に豪雨災害があったからだと聞いている。2つの橋を架けてカーブを直線にすることによって、徳本水の景観は大きく変わることになる。ちょっと複雑な気持ち。

その後、オーリアッドへ。

昨日撮った写真の続き。






July 18, Wednesday 2007

朝から翻訳。昼過ぎ、疲れたので庭に出ると、ひっそり咲いている花がいくつか目に入ってきた。左上から、ねじ花、四葉のクロバー、コスモス。下の段の花がわかる人は少ないかもしれない。左から、ニンジン、パセリ、そしてドクダミ。四葉のクロバーはちょっと変わっていて、(株)長崎蒲正の20週年記念にいただいたもの。今年はきれいな花が咲いた。ねじ花は、昨年気がついた。ニンジンもパセリも放っておいたら、こんな花が咲いた。



 

夕方から雨になり、夜にはかなり強く降った。一年前のこの日のことを覚えている。11時過ぎオーリアッドを閉め、家に戻るために国道を通って家に戻った。雨が強く降っていた。高速道路が閉鎖されたのか、何台もの大型トラックとすれちがった。徳本水のカーブでも何台もの唸りを上げるトラックとすれちがった。恐いほどだった。翌朝、そこが崩落するなんて夢にも思わなかった。

遅くなって歌の練習。大倉山水曜コンサートは9月5日。まだずっと先のことだと思っていたが、そんなに先のことではない。ありがたいことに、舟木一夫さんのファンの方々がきて下さるようだ。「宝福寺にて」の練習。それに「果樹園の道」。このコンサートの詳細については近々アップする予定。45日前から電話で予約できるとのこと。

外に出ると、雨が激しく降っている。昨年のことを思い出した。



July 17, Tuesday 2007

面白い体験をした。午後1時から今村神社での夏越大祓(なごしのおおはらえ)の儀式にゲストとして参列した。大祓というのは、神主さんによれば、罪や穢れを祓い清める神事とのこと。彼女は大祓詞を読まれ、これは延喜式に決められているもので、罪と穢れの4つの清め方が書かれているとおっしゃった。そして「われわれの先祖はよく言えば、おおらかで、悪く言えば、いい加減だった」と付け加えられた。



確かに八百万の神々を認める神道は、一神教と比べて、いい加減といえばいい加減である。しかし、2000年も3000年も前の因縁で、現在も殺しあいを続けている一神教の宗教と比べたら、ずっとおおらかで、ずっと自由だ。

神社委員の方々とお祓いを受けたあと、不思議なことに、身も心も軽くなった気がした。積年の罪や穢れが洗い流されたかのよう。その気分は家に戻って、翻訳を再開するまでしか続かなかったが。


July 16, Monday 2007

昨夜は区の委員会。メインの議題は電柵設置後の維持管理について。草が電線に触れると放電してしまい効果がなくなるとのことで、この時期は草刈りをまめにしなければならないとのこと。現在のところ、電柵の効果はあるようだ。

朝、
ダイニングのソファに横になっていると、かすかな揺れ。洗濯物を干しにいって戻った家人に「地震かな」というと、「感じなかった」と言う。そこへもう少し強い揺れ。時間も長い。

テレビをつけると各局、地震速報。震源地の新潟では震度6強。辰野は3。最初は被害の様子がわからなかったが、徐々に家屋の全壊、土砂崩れ、道路の崩落などの様子が伝えられた。死傷者数も時間とともに増加した。余震が続いているとのこと。現地の人々は不安だろう。今夜、大きな余震がなければいいが。

終日、翻訳。午後遅くなって、すわってばかりいたので、運動しようと庭の手入れ。ちょっとのつもりが大掛かりになってしまった。前から気になっていた枯れた木蓮と八重桜をチェーンソーで切り倒し、冬の間に雪の重みで折れた松の枝も切り落とした。さらにヘッジトリマーでツツジやモミジなどの庭木の剪定。1時間ほど。汗びっしょり。一石二鳥。運動になっただけでなく、庭もきれいになった。

夜、ラフの訳、終了。全10曲。いくつか意味不明のところがある。もう少し考える必要がある。Play It As It Lays というのがアルバム名。同名の曲も収められている。調べてみると、これは Joan Didion という人が書いた小説のタイトルで、この歌はその小説の内容とかかわりがあるらしい。



July 14, Saturday 2007

2週間ぶりの飛び入りライブ。台風4号が近づくなか、どうなることかと心配したが、飛び入りの飛び入りもあったりして、面白い夜になった。

開店と同時に入ってきた若い女性二人を待たせてはいけないと、ぼくがまず「果樹園の道」などを歌ったあと、藤森和弘さんにお願いする。新曲「おまえの歌が聞こえる」など。この歌を聞くのは2度目。続いて、早くからきていた女性の一人 NOZOMIさんが、藤森さんのギターのサポートで「涙そうそう」。大月高志さん、ほたる祭りの総おどりの歌のひとつである「はひふへほたる」をアレンジしたピアノ曲。今年度のふるさとCM大賞用とか。続いて、大月さんのピアノ、藤森さんのヴォーカルで「Close Your Eyes」。

守屋武志さん、一緒に演奏する予定のダニエルの到着が遅れ、アカペラで「トラベシア」。どこかで聞いたことがあると思ったら、大工哲弘さんの『蓬莱行』に入っていた。もとはブラジルのミルトン・ナシメントという人の曲で、ムーンライダーズが日本語の歌詞をつけて歌ったものとか。垣内彰さん、第35回七夕コンサートへ行ったときの感想を語ってもらう。その内容は彼のブログで、写真とともに見ることができる。http://freepa.exblog.jp/7108452


続いて、オーリアッド初登場、沼津からやってきたトレヴァーさん。ダニエルの友人。Memories and Dust など。ここで前半終了。






10分ほどの休憩のあと、藤森さん。大月さんのサポートで「愛音」など。赤羽真理さん「ホーボーの子守唄」など。ダニエル・ジリッグ、Time Is a Master そして、初めての子供が生まれた日に書いたという Stars in Your Eyes。彼の喜びが伝わってくる。次に守屋さんのブルーズ・ブラザーズ風前口上の入った Everybody Needs Somebody to Love。ヴォーカル、ダニエル。ギターのサポート、トレヴァー。そして最後に Get Back。ピアノに大月さんが加わる。大いに盛り上がる。





台風が心配で、今晩はしばし歓談したあと、定刻の11時閉店。役場総務課から警戒事項の書かれたファックスが入っていたが、何事もなく、呼び出しもかからず、ひとまず安心。


July 13, Friday 2007

朝、内視鏡の検査。問題なし。午後、「支え合いマップ作成講座」。立場上仕方なく参加したが、よかった。高齢化が進むなか、行政や制度に任せておくだけでなく、地域での自発的な支え合いが重要になるだろう。

講座から戻り、家人から何とかしてくれと頼まれていたガレージの後ろの草刈り。そのあとオーリアッドへ。屋久杉は確かに生命力旺盛。でもわが家の雑草も負けじとたくましい。

注文しておいた新しいノート型が先週末届き、京都へいっている間に、研修会のため近くまできた長男が立ち寄り、設定しておいてくれた。無線機能も内蔵されていて、カードを入れる必要がない。DVDを見ることもできる。異なるリージョンのDVDも設定を変えると見ることができる。早速 Don't Look Back の最初の部分を見る。楽しめそうだ。

そのあと、「パスワードがわからないので設定できない」と言われていたメールアカウントを試行錯誤、なんとか設定し、メールの送受信ができるようになった。英辞郎もインストールした。明日からは、新しいノート型で翻訳作業ができる。

明日は2週間ぶりの飛び入りライブ。台風が心配である。


July 12, Thursday 2007

朝、松本へ。曇ってはいたが、雨は上がっていた。しかし、帰るときには、かなりの大降り。こういう降り方が危ない。去年も断続的に一週間以上降り続けた。

午後のクラスが終わったあと、一人の学生が話しかけてきた。「このクラスで、ボブ・ディランについて知り、興味をもったので、こんな本を買いました」といい、一冊の本を差し出した。『自由に生きる言葉』というタイトル。ディランの言葉を集めたもののようだ。

彼は続けて「ディランのアルバムを一枚買うとすると何がいいですか」と聞く。さんざん迷ったあと、『フリー・ホイーリン(Freewheelin')』を薦めておいた。The Greatest Hits とか The Best of Bob Dylan のほうがよかったかもしれないとも思うが、彼が今後、ディランを長い間聞くようになるとすると、順を追って聞くのがいいだろう。「次に何を聞いたらいいでしょうか」と言ってきたら、そのときは、『時代は変わる (The Times, They Are A-Changing)』を薦めるつもり。

オーリアッドに入る前、役場で「ほたる祭り総おどり」の反省会。形式的なもの。30分で終わる。

ジブランの会。『預言者』の一節を読み合わせたり、おしゃべりしたり、楽しそう。メンバーの一人からイタリアのお土産のチョコレートをいただく。美味しかった。

遅くなって、翻訳。うーむ。意外と難しい。パティ・スキャルファ。

11時閉店。外に出ると、まだ少し降っている。



July 11, Wednesday 2007

一日雨。いくつかの区の仕事。役場へ。放置自動車の件、それに区の33所観音整備事業に対する補助金について。よい方向に進んでいる感触。

久々のオーリアッド。ウイークデイとしては多くのお客さん。スプリングスティーンの Live in Dublin を聞く。今日が日本での発売日。Atlantic City, Further On (Up the Road), If I Should Fall Behind など、彼自身の歌がいくつか、トラディショナルな歌の中に、新しいアレンジで収められている。中でも If I Should Fall Behind のツイン・バイオリンの美しさは比類ない。

11時過ぎ閉店。外に出るとまだ雨がかなり強く降っている。昨年災害がおきたときも、こんな風に、来る日も来る日も雨が降った。徳本水のカーブのところで国道153号線が陥没しているのを目撃したときは驚いた。明日は雨が止んでくれるといいのだが。

家に戻って、Live in Dublin のDVDを見る。やはり If I Should Fall Behind がよかった。実に美しいメロディ。


July 9, Monday 2007

7日の朝、 弦を変えた。京都拾得での七夕コンサートに出かける直前。珍しそうに見ていたフィービーが、いつの間にか、そのギターの上に。降ろしても降ろしても乗ってしまう。「そんなとこへ行かないで、一緒に遊んでよ」と言っているかのよう。

2日間のコンサートを終えて、今日午後遅く戻ってきた。ひがしの君のいない七夕コンサートは少々淋しく、彼の存在の重さを再認識。しかし、出演者それぞれ熱演し、いいコンサートになった。ぼくに関しては、聞きにきてくださった方々の反応から、2日目がよかったようだ。

 



七夕コンサートには多分に同窓会的な意味合いがある。何人かの知人友人に何年ぶりかに会うことができた。30年前にぼくのクラスにいた元学生から、「あの頃とぜんぜん変わっていませんね」と言われたが、これは社交辞令以外のなにものでもないだろう。今年4月から某女子大の学長になった先輩ご夫妻もきて下さった。驚くと同時にうれしかった。

日曜日、Dのハーモニカを買いに町に出た。かつて春陽堂があったところのビル建設工事は終わっていなかった。一年以上も続いている。どんな巨大なビルになることか。ハーモニカは手に入れたが、今年も春陽堂の冷麺は食べられなかった。

2日目終了後の打ち上げで、久々に拾得のテリーと泡盛を飲みながら話した。「メドレー」が気に入ってくれたようだ。岩田カズヒロさんも「メドレー」を面白がってくれた。特に「私は風の声を聞いた」を久々に聞いたと喜んでいた。メドレーの後半、「衆生無辺・・・」と歌いだした途端、客席から、大きな声が上がった。岩田さんだったのだろう。彼は今年の「日本漫画家協会賞」の大賞と「手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞した。大西巨人の『神聖喜劇』を漫画にするための脚本を書いたのである。2003年11月に清水寺の舞台で歌ったときの総合プロデューサーが岩田さんだった。

屋久島・種子島への旅に続いての京都行きで少々疲れた。でも充実した一週間だった。明日からまた日常に戻る、と言っても、いくつもの会議や行事が目白押し。区長は苦し。



July 6, Friday 2007

朝、区関係の電話がいくつか。うーむ、7月も忙しくなりそう。その後、しばらく、家のまわりの草刈り。午後は、不在のため受け取れなかった宅急便の荷物を取りに、宅配会社と郵便局へ。それに駅で切符を受け取り、役場で道路工事関係の資料をもらう。その後、電柵設置場所確認のため区の役員と裏山へ。

夜、オーリアッド。石崎さんから送られてきたばかりの「ほたる祭りライブ」のCD-Rを聞く。そこへ大月高志さん。コンサートについて四方山話をしながら、藤森さん、香月、赤羽さんの演奏の入った前半のCD-Rを聞く。それぞれ皆見事な演奏。

遅くなって、珍しい人。大月さんの高校の先輩のMさん。彼もかつては歌っていた。初期のオーリアッドに何度かきたこともある。今は、まったくギターに触っていないとのこと。弦を張替え、一週間練習して、今度の飛び入りライブにきたらどうかと勧める。

明日は七夕コンサートのため、休業。


July 5, Thursday 2007

朝起きて外を見る。嬉しいことに、昨日の雨は上がっている。それに強行軍の旅の疲れも思ったほどはない。朝、松本へ向かう山麓線沿いの景色をみながら、屋久島や種子島との自然の違いに目を見張る。亜熱帯地方の濃密な植物は、動物に近い感がある。生命力にあふれている。

夕方もどり、メールをチェック。Outlook Express が動かない。昨夜も動きは悪かったが、メールをチェックするくらいはできた。Word の動きも悪い。昨夜、今日のクラスの準備が思うようにはかどらなかった。

仕方なしにメールをチェックできないまま、オーリアッドへ。送られてきたレナード・コーエンのSampler を聞く。中に、アンジャニが歌う Blue Alert と Thanks for the Dance が入っている。コーエンとの共作、共プロデュース作品。とてもいい。

久しぶりにM先生。M先生はコンピュータに詳しい。Google Pack なるものをインストールしたら、Norton と Drナントカというウイルス対策ソフトもインストールされたという話をすると、複数の対策ソフトが入るとよくないとのこと。「プログラムの追加と削除」で、削除したほうがいいとアドバイスされる。Goole Pack のすべて削除できていないし、削除すべきでないものも削除してしまったようだが、コンピュータの動きは格段によくなった。ありがたい。

遅くになって明後日のコンサートの練習。ていねいに歌うことに気をつける。



July 4, Wednesday 2007



区長会のみなさんと、屋久島、種子島、指宿、知覧を巡る旅をしてきた。強行軍ではあったが、いい旅だった。よかったことは、なんと言っても、一緒にいった方々と親しく話し、飲む機会がもてたこと。それに屋久杉の躍動的な生命力に触れたこと。

屋久島を訪問した月曜日は快晴。一ヶ月に35日雨が降るといわれる屋久島なので、雨を覚悟していたが、ラッキーだった。翌日の種子島も曇りで、後半少し降ったほど。昨夜、指宿の宿についてから激しく降り、一時停電したが、今朝は雨はあがり、知覧の見学には傘は不要だった。天気に関しては本当に恵まれていた。帰ってきて、指宿周辺で大きな災害があったと知り驚いた。

 

明日は松本。明後日は京都へ。



July 1, Sunday 2007

朝から夕方まで、辰野町消防団のポンプ操法大会とラッパ吹奏大会に来賓として参加。わが第3分団はポンプ車操法と小型ポンプ操法で堂々3位。ラッパ吹奏は最下位。5時から反省会兼慰労会。乾杯をしただけで、家に戻り、7時から区の公民館で臨時総会。電柵設置の方向へ。

明日は3時起き。3時50分役場駐車場集合。屋久島、種子島への区長会の旅。

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