OREAD Diary
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March 9, 2010 Tuesday
もうすぐ春だと楽しみにしていたら、真冬に戻ってしまった。今冬一番の大雪。朝から降り始めて、まだ降っている。
次の一列目の写真は午前11時ごろ撮ったもの。積もってはいたが、まだ大雪という感じではなかった。これで止めば、すぐに融けるだろうと思っていた。二列目の写真は午後11時ごろ撮ったもの。雪はますます激しく降っている。但し、大粒の雪片に見えるのはフラッシュを焚いたから。実際にはこんなに大粒ではない。右下のウッドデッキの雪を見れば、どれだけ大雪だったかわかる。


昨夜はいい番組を見た。アフリカのセネガル沖にあるゴレ島についての番組。この島は世界遺産になっている。遺産といっても負の遺産。奴隷貿易が行なわれていた時代、アフリカ中から集められた「奴隷」たちが、この島からアメリカへ送られて行ったのである。その島を奴隷の子孫であるアフリカ系アメリカ人の学生たちが訪問する。奴隷の館の館長の説明を聞きながら、涙を流している者もいる。
後半では、アレックス・ヘイリーの小説をもとに制作された映画『ルーツ』を見て、先祖の地アフリカへ移住したアフリカ系イギリス人やアメリカ人が紹介される。『ルーツ』の主人公クンタ・キンテのふるさとの村を訪ねた彼らは、クンタ・キンテの兄弟の子孫から村を案内される。最後は村人たちの太鼓とダンスに合わせて、訪問者たちも踊り始める。アフリカ特有の激しいリズム。そのダンスを一度も踊ったことのない訪問者たちも見事に踊っている。彼らの血の中には、400年前の先祖の血が流れている。
明日の朝は旧道の雪かき。寝過ごさないようにしなければ。
March 8, 2010 Monday
一面の雪景色。寒い。お昼頃にはほとんど融けてしまったが。
終日探しもの。夜になって家人が見つけてくれた。食卓の上、目の前にあった。M先生の退官記念パーティー出欠のはがき。
先日10数年ぶりにメールが届いたキャサリンから、今朝またメールが届いた。
Facebook にプロフィールを載せてあり、ぼくを「ともだち」に加えたいので、Facebook
に参加するようにとのメールだった。互いの写真やビデオや活動予定を簡単に見ることができるらしい。Facebook
とか mixi とか twitter とか、今まではややこしそうで避けてきた。キャサリンの提案を受け入れて、登録することに。途端に知っている人の写真と名前がたくさん出てきて驚いた。どういうシステムなのだろうか。バラク・オバマさんの写真もあり、クリックしておいた。
すぐに、反応が入り始めた。しかし、当のキャサリンからは今のところ何の音沙汰もない。使いこなせるかちょっと心配。
March 7, 2010 Sunday
冬がもどってきた。朝起きると雨。手洗いに行こうとすると、猫たちが近づいてきて足にまとわりつきながらミャ−ミャー鳴く。一緒に階下へおり、餌をやり、外を見ると、雨が雪に変わっている。大して積もりはしなかったが、一日中降り続く。
午後1時から区の委員会。一年間の委員としての任務に対し若干の賦銭をいただく。御柱関係を除いて区の委員会は新旧引継ぎ会を残すのみ。委員会終了後、慰労会。
夜はちょっと疲れて、うとうと。
昨日の日記に、オープンマイクでの丸山さんの後半の演奏について書くのを忘れていた。雪を見て思い出した。先ほど、書き加えたが、「雪のかくれんぼ」はほのぼのとした佳曲。それにしても丸山さんの旺盛な創作意欲には驚かされる。
March 6, 2010 Saturday
今朝の「たつの新聞」に、「いきいき親父塾」が栽培した大豆を、ボランティアセンターで販売しているという記事が出ていた。以前、村の人からいただいた自家製大豆がとても美味しかったので、午後ボランティアセンターへ。4袋購入。その足で「湯にいくセンター」へ。湯船の中で思いがけない人に。M先生。「湯にいくセンター」のロビーでも大豆を売っていた。生産者の名前が書かれている。かつて駅伝で名を馳せた方。ぼくが中学のとき彼は高校生で、中学のグランドで指導を受けたことがある。1袋買うことに。
早目にオーリアッドへ。先日の予餞会で使った機材がそのままになっていた。先ず機材のセッティング。それから昨日の「宴会」の後片付け。その後、サウンドチェックをしているところへ最初のお客さん。1番テーブルへ。
しばらく、何曲か歌っているところへ、昨日購入したばかりという Martin をもって丸山俊治さん登場。今までのハカランダよりは若干固めだが、素晴らしい音色。「山スキーの歌」「今日の日は本日限り」など。藤森和弘さん「今日は土曜日」「子守唄のように」など。赤羽真理さん「今すぐに」「森の小道」など。大月高志さん、
Merry Christmas, Mr. Lawrence &「カノン」。そして前半最後は、原田和夫さん「キリストには代えられません」。ここで、休憩。スピーカーからはボブ・ディランの Modern Times。






後半トップは丸山さん。「ブルペン・エレジー」&「雪のかくれんぼ」。後者はお孫さんと三角広場への道を散歩していて、お孫さんが人目につかない日影に残っている雪の塊を見て、「雪がかくれんぼしてるね」と言ったことばから発想したという新曲。昨日できたばかり。「もういいかい」「まーだだよ」というかくれんぼの常套表現が組み入れられている。丸山さんの新しい方向性を感じさせる歌。続いて、原田和恵さん。ピアノ弾き語りで2曲。3曲目「君は愛されるために生まれた」はアカペラで。きれいな声。原田さんが3曲目を歌おうとしているところへ、思いがけず、リイチさん一行。賑やかな雰囲気に。藤森さん「人生に勇気」「片想い」「もうすぐ一年生」。リイチさん「月の光に」&「愛美(アミ)」。何年か前、愛音ちゃんと愛美ちゃんがステージに上って一緒に童謡を歌ったことがある。愛音ちゃんはもうすぐ一年生。愛美ちゃんは、あと一年で一年生とのこと。リイチさんと一緒にきた軽井沢の佐藤哲也さん、「雪の軽井沢」&「明日へ」。そしてリイチさんと佐藤さんで「琥珀色の物語」。赤羽さん「許し」&「千両梨の実」。最後にぼくが「祈りの歌」。そしてどなたかの提案で記念撮影。その後しばし歓談。思いがけぬリイチさんの登場で、楽しい夜に。
リイチさんから4月1日リリース予定の luar というタイトルのアルバムをいただく。6曲入り。家に帰り早速聞いてみた。先ず1曲目の「月の光に」のギターに驚く。石井完治さんという方の友情出演とのこと。歌い方として感心したのは「めざめ」「今だけは」のようなどちらかというと地味な歌。いずれにしろ素晴らしいアルバムである。
March 5, 2010 Friday
ここ数日スティーヴ・ジョブズのスピーチに感銘を受けて、その訳をしたり、彼の経歴を調べたりしていたら、次のようなニュースが突然目に入ってきた。おそらくこのスピーチと出会っていなかったら、見ても見えなかっただろう。http://money.cnn.com/magazines/fortune/mostadmired/2010/snapshots/670.html?cnn=yes
WORLD'S MOST ADMIRED COMPANIES: Steve Jobs does it again: Apple is keeping its Most Admired crown for the
third year in a row.
世界でもっとも尊敬される会社: スティーヴ・ジョブズがまたやった―アップルは3年連続で「世界でもっとも尊敬される会社」のタイトルを守った。
彼のスピーチの一部を昨日の日記に引用したが、その3番目のパラグラフの一行目が抜けていた。
みなさんの時間は限られています。だから誰かの人生を生きることで無駄にしないで下さい。
それに、そのあとに出てくる dogma を「ドグマ」とカタカナに置き換えただけにしておいたが、どうもしっくりしない。「定説」に変えたが、もっとピタッとする言葉はないものか。
午後、オーリアッドの厨房の換気扇を取り替えようと、サイズを測りに行く。最近紐を引っ張っても外側の羽が開かなくなっていた。しかし、しっかりと固定されていて、素人では簡単に取り替えられそうもない。仕方なく、油を落とし、前方の蓋を開けると、紐の先のプラスチックとスイッチをつなぐ部分が切れている。試行錯誤の末、針金で接続する。ありがたい、なんとか動くようになった。
久しぶりに、ディランの Modern Times を聞く。特に、 When the Deal Goes Down, Workman's Blues #2, Ain't Talking の3曲が印象に残る。久々に聞いたら実に新鮮。いいアルバムである。
後半、大勢のお客さん。外は雨。
March 4, 2010 Thursday
午後から雨になった。気温も下がり、寒い。
昨夜の予餞会でジョブズのスピーチの一部を翻訳して、歌う前に読んだところ、5日の卒業式に卒業生に印刷して渡したいので、全訳が欲しいとのことだった。一応ラフの訳はできていたが、そのままは送れない。午後その訳の訳し直し。
何ヶ所かいい日本語にならないところがある。なんとか5日5時からの卒業式には間に合わせたい。
最後のほうの一部は次のようである―
*
・・・以上が、私が死にもっとも近づいた体験です。今後数十年は、もうそんな体験をしたいとは思いません。でもその体験を通して、私はみなさんに今、以前よりも確信をもって、次のように言うことができます―
誰も死にたくはありません。天国へ行くことを願っている人たちでさえ、天国に行くために、死にたいとは思いません。しかしながら、死は誰もが最後に共有する目的地です。死を免れた人はいません。でも、それでいいのです。なぜなら、おそらく死は、命あるものが発明した唯一最高のものだからです。死は命の入れ替えを可能にしてくれる代理人です。死は「新しいもの」を迎えるために、「古いもの」を取り除いてくれます。今、みなさんは「新しいもの」です。でもいつか、今からそれほど遠くない将来、徐々に「古いもの」になり、取り除かれる運命にあります。大げさな表現を許してください。でもそれは真実です。
みなさんの時間は限られています。だから誰かの人生を生きることで無駄にしないで下さい。定説に捕らえられてはいけません。定説を生きることは、他人の考えを生きることです。他人の意見の騒音に、あなたの心の中の声がかき消されてしまってはいけません。そしてもっとも重要なことは、あなたの心と直感に従う勇気を持つことです。あなたの心と直感は、なぜかすでに、あなたが本当になりたいものを知っています。その他のことはすべて二次的です。
*
夜になっても雨。9時過ぎ、歌声喫茶帰りの丸山さん。3月20日の松本大学での「まちの縁側楽会」のお手伝いをお願いする。
March 3, 2010 Wednesday
こんなに心温まる卒業生を送る会は初めての経験。午後5時50分から、上伊那農業高校定時制の予餞会。今年卒業する4年生は13人、送り出す下級生は16人。すでに平成20年度から箕輪進修高校定時制と統合されていて、学生募集は行なわれていない。来年度その3年生が卒業すると、この高校の定時制は消滅する。縁あって、一昨年、昨年と、2度にわたって、トークライブをさせていただいた。その度に励まされ勇気づけられた。
校長先生の挨拶から始まった。豚汁とお寿司の夕食を挟み、二部に分かれて生徒と先生の出し物。生徒たちは全員、「サブニュマ」というアフリカンドラムのグループの指導を受けている。生徒たちの演奏もよかったが、「サブニュマ」の演奏が素晴らしい。実にダイナミック。身体ばかりでなく魂まで揺すぶられる。10人ほどの男性ドラマーに4人の女性ダンサー。そのダンサーの一人の背中には赤ちゃんが。激しく揺れるリズムに赤ちゃんも揺れる。少し心配になったが、赤ちゃんは気にしていないよう。
DEPAPEPE (知らなかった)のコピー・ユニットもよかった。その一人は音楽専門学校に進みギターを学ぶとのこと。もう一人は4年生大学へ進学が決まっているようである。教頭先生を座長にした先生方の寸劇もよかった。
ぼくは、早速スティーヴ・ジョブズのスピーチの一部を紹介し、「あの果てしない大空へ」と「祈りの歌」を、彼らへの餞(はなむけ)として歌わせてもらう。歌いながら、ジョブズが言わんとしたことは、このふたつの歌の中に含まれていると感じた。
最後に、卒業生に下級生から花束が贈られ、卒業生一人ひとりがお礼の言葉を述べ、担任の先生からの卒業生に向けての言葉と歌があった。そして卒業生はクラッカーが鳴る中、アーチと拍手で送り出された。手作りの実に心温まる送る会。


オーリアッドに入ったときには10時近くになっていた。家人と交代。相撲好きのお客さん、珍しく遅くに。帰り間際に、しばらく入院することになったとのこと。早く治って、元気な顔を見せて欲しい。そろそろ春場所も始まる。
March 2, 2010 Tuesday
今朝の「たつの新聞」に、春を告げるセツブンソウが隣村の群生地に咲いたとの写真入の記事があった。朝食後、家人とウォーキングを兼ねて見に行くことに。城山公園とは逆方向。かつての三州街道を北へ歩く。
「がおん伝承館」の駐車場入り口のメールボックスに案内の地図が置かれていた。一枚いただき、さらに進むと「順路」という標識が見える。それに沿って進むと、沼地の向こうに群生地があった。きれいとは言いがたいが、小さな可憐な花。驚いたことにそのいくつかの小さな花の中に蜂がいた。「花開いて蝶自ずから来る」。雪が融け、花が咲き、蜂が蜜を吸いにくる。小さな花に小さな蜂。
帰路、群生地の近くに住む知り合いの夫婦としばらく立ち話をし、村境にある不動明王の石仏と、子供たちが小さかった頃、子供会でよく掃除をした天神様の写真を撮る。1時間近くかかったがいい運動になった。


■
夜、Apple社のCEOスティーヴ・ジョブズが、2005年のスタンフォード大学の卒業式で行なったスピーチの翻訳を試みる。昨日彼のスピーチをYouTube
で偶然聞いて感激した。
このスピーチは多くの反響があったらしく、何種類ものYouTube で見ることができる。英語の字幕のついているものや、日本語の字幕のついているものもある。是非多くの人に聞いてもらいたい。
(1)学長によるジョブズ紹介&ジョブズのスピーチ(字幕なし) 22:10
http://www.youtube.com/watch?v=Hd_ptbiPoXM&feature=channel
(2)ジョブズのスピーチ(英語字幕) 15:04
http://www.youtube.com/watch?v=UF8uR6Z6KLc&feature=player_embedded#
(3)ジョブズのスピーチ 前半 (日本語字幕) 8:49
http://www.youtube.com/watch?v=qQDBaTIjY3s
(4)ジョブズのスピーチ 後半 (日本語字幕)5:45
http://www.youtube.com/watch?v=ShoOOS2GrWU&NR=1
(5)スピーチの原稿は次のサイトで読むことができる。
http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
March 1, 2010 Monday
朝食後、家人とウォーキングに行くことに。いつもの城山公園まで。昨年11月にできたこの遊歩道に名前がついていることを知った―「山の腰道」。往復して時計を見るとちょうど30分。長過ぎず、短過ぎず、ちょうどいい。
戻ってから庭を見ると、スノードロップと福寿草が咲いている。ふきのとうもいくつかあった。早速お昼にふき味噌を作ってもらう。ほろ苦い早春の味。


午後1時20分から、伊那東部中学校、小島先生のクラスでブックトーク。授業参観日でお母さん方も何人か。前半、上島先生が何冊かの本を紹介し、後半ぼくが歌を交えてのトーク。
I Have a Dream を歌い、公民権運動の話をし、先日ホワイトハウスで公民権運動を記念してコンサートが開かれ、ジョーン・バエズが
We Shall Overcome を、ディランが Times They Are A-Changing を歌った話をする。彼らは先生から
We Shall Overcome を教わっているとのことで、一緒に3番まで歌う。大きな声。とてもいい。そのあと、ぼくが「時代は代る」の上院議員と下院議員が出てくる3番と、国中の母親と父親に向けられた4番を訳してから、英語で歌う。
それから、今朝の朝日新聞の声欄にあった「親は公務員になれというが、私には他に夢がある」という主旨の高校生の投書を紹介し、昨日訳した、ホールデンがフィービーに「ライ麦畑にいて落ちそうになる子供を捕まえてやる人になりたい」と言うところを読み、「大人になったら何になりたいの」を歌う。ここでタイムアップ。立ち上がると、小島先生が、もう少し時間を延長してもいいとのことで、最後に用意していた「旅立つおまえに」を歌う。
おまえがこの世に生まれてから
喜びも悲しみも分かち合ってきた
小さな手の半ズボンの少年は
今はどこにいるのだろう
がんばれ、がんばれ、
おまえの未来は、おまえの手の中にある

少々尻切れトンボだったが、熱心に聞いてくれた。最後に残っていた子供たちと先生を囲んで記念撮影。男子の何人かが機材を車まで運んでくれた。女子たちは3階の教
室の窓から手を振ってくれた。2週間後にまた彼らに会える。今度は3学年全員が対象。
紙粘土で彼らが作ったキング牧師の像をオーリアッドに飾ってほしいとのことだった。学校名やクラスの名前を書いてほしいとお願いする。15日に渡してもらえるようである。
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