OREAD Diary November 1〜November 30, 2004

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November 27, Saturday 2004

辰野町在住の五味健一さん企画主催による坂元昭二コンサート。素晴らしいコンサートだった。ギターの演奏のみならず、トークも楽しめた。さだまさしを17年間ギターでサポートしてきただけのことはある。

前日4時にオーリアッドに入るとの連絡があったが、塩尻へ買い物に行き、4時少し前にオーリアッドに行くと、すでに五味さん、坂元さんとマネージャー、それに東京や名古屋からのファンの方々が待っていた。かなり前に着いていたようだ。

サウンドチェック。フォークギターとガットギターの両方ともラインを使いたいとのこと。最初音が出ずあわてたが、試行錯誤の末、何とか接続できた。音質に関しては彼の指示に従って、かなり高音を下げた。その後、何曲か演奏。その中に「ディア・ハンター」のテーマがあった。期待したが、本番では登場しなかった。

7時5分演奏開始。「国境の南」「緑の午後」など新しいアルバム『天から降ってくる光 窓から射し込む音』からの曲が続く。カバー曲「飾りじゃないのよ涙は」も。途中「禁じられた遊び」の演奏があり心がなごむ。ぼくも中学2年のとき初めてギターを手にし、この曲を練習したものだ。



「北の国から」のテーマ曲がいかにできたかという話をしながら、さまざまな場面で使われた曲を演奏する。みなさん真剣に耳を傾けている。ぼくはそのドラマに疎く、トークに出てくる固有名詞がかなりわからない。しかし、トークも演奏も楽しめた。

中ほどで2曲歌を歌った。その1曲目「みんな夢でありました」はよかった。ギターもさることながら声もいい。もう少し歌ってほしかった。おそらくそういう声が多いのだろう。弁明するかのように、「坂元のギターは、他のギタリストの音とは違う、歌を歌っている」といったという雑誌記者のことばを紹介した。ギタリストとして歌ではなくギターで勝負したいという気持ちが伝わってくる。



「あの日君と詩仙堂へ行った」「「ミストラル」「木星が視えた夜」など熱演が続く。特に難しいことをしているようには見えない。おそらく、本来とても難しいことを軽々とこなすので、難しいことをしているように見えないのだろう。最後の曲「空へ〜すべての命は空へ」を演奏する前、昨年11月お姉さんを、そして今年1月お父さんを相次いで亡くした話をした。そして人の命は光の粒子になって自分のまわりに存在しているという主旨の話をした。驚いた、ぼくの「千の風」と共通している。

「空へ〜すべての命は空へ」の演奏が終わっても拍手鳴り止まず、再度登場。MCのマイクもギターのラインもはずして、生で演奏。「ダニー・ボーイ」。すばらしい音。ギターの音が実に柔らかい。

 

このあと、ぼくが呼ばれて「千の風」を歌った。
サウンドチェックのとき、「三浦さんは歌いませんか」というので、コンサート後そういう雰囲気になったらと答えた。そしたら、アンコールの2曲目に彼が伴奏をつけるので1曲歌ったらどうかとのこと。こんな機会はめったにない。お願いすることにした。最後に彼がもう1曲演奏しコンサートは終了。

しばらく、CDや楽譜集の販売があり、その後、最後まで残った埼玉、東京、名古屋、飯島町、伊那市などからきた彼のファンとともに打ち上げ。辰野からはさだまさし大ファンの長島勲さん、それに書家の山崎会心さん。思い思いに今日のコンサートの感想を述べる。最終的にオーリアッドを出たのは12時を過ぎていた。いい夜だった。







November 26, Friday 2004

夜になって雨が降り出した。風も強く、オーリアッドのドアが時々ガタッと音を立てた。前半、長野ジャーナルのエッセイの最後の部分を書く。もう一息。

明日はいよいよ坂元昭二コンサート。ここに来てチケットの予約が増えてきた。坂元さんは予定通り明日4時にオーリアッドに入る、と五味さんから連絡があった。ギター演奏のみのコンサートはオーリアッドでは珍しい。楽しみだ。

長島君がやってきて、北條楽器店の奥さんが昨日亡くなった伝えてくれた。驚いた。数週間前、弦を買いにいったときはお元気だった。むしろご主人の具合が悪いと聞いていたのに。享年71歳。心からご冥福をお祈りする。

今晩は久々にジェームズ・テイラーを聞いた。『オクトーバー・ロード』。淡々とした歌い方と落ち着いたギターワーク。ぼくは彼のファンであったことはないが、彼は独自の世界を独自のやり方で歌い続けてきた。素敵だと思う。

    太陽はもうそれほど熱くない
   夏が終わりつつあるのを感じる
   雁がさらに何羽か飛び去り
   葉がさらに何枚か色づいている
   でも草むらは羽根布団のよう
   ぼくと君は王と王妃
   王国はこの一区切りの草むら
   横になろう、この9月の草むらに
   ぼくと横になろう、この9月の草むらに
         ― September Grass


November 25, Thursday 2004

午後、電子辞書を探していたら、日頃開けない引き出しからカザロスの「J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲(全曲)」という2枚組CDが出てきた。中村東茂一さんがきたらかけてやろうとオーリアッドへもっていく。6時過ぎ、今晩最初にドアを開けて入ってきたのは中村さんだった。さっそくカザロスを。

そのあと店は妻に任せ「セカンドウインド英語教室」へ。クラスが終わり店に戻る。長島君が、来年1月16日の宮木公民館での「ふるさと講演会」のことでいくつか詰めたいことがあると待っていた。明日その打ち合わせが公民館であるとのこと。公民館の役員として最後の行事なので成功させたいと一生懸命。ありがたいことである。

母の主治医だった土屋先生と同僚の漆原先生が入ってくる。スピーカーからはカザルスが流れている。彼らはクラシックに詳しい。いや、精通している。土屋先生曰く、「この楽譜はカザルスが13歳のときにバルセロナの古楽器屋で見つけた。それまでは誰もこの曲の存在を知らなかった」。

漆原先生はオーリアッドは2度目。前回きたとき、次にくるときはCDをもってくるといっていたが、袋の中からたくさんのCDを取り出した。最初に聞かせてくれたのは、ブルックナーの交響曲第9番ニ短調。ギュンター・ヴァント指揮、北ドイツ放送交響楽団。

次に、「これは全人類の最高の音楽的遺産で、これを聞かず死んでしまう人はかわいそう」と彼が絶賛するバッハの「マタイ受難曲」。アムステルダム・バロック管弦楽団、オランダ・バッハ協会合唱団、サクラメントスコール・ブレダ児童合唱団。指揮はトン・コープマン。

次に カール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団で、いくつかのカンタータ。ぼくが気に入ったのは24番「まじりけなき心」。そしてさらに富田勲のシンセサイザーの演奏でカンタータ147番「主よ、人の望みの喜びよ」を聞く。

前回彼がきてクラシック談義に花が咲いたとき、根橋唱ニさんがいたらと思ったが、今晩も彼がここにいたらどんなに喜んだだろうと思った。

彼らはこれからもCDをもって聞きにきたいといっていた。クラシック音楽の好きな方は一緒にどうぞ。ぼくもこれから少しバッハのCDを集めてみようかなと思っている。

それにしても、今晩オーリアッドのBOSEのスピーカーからはバッハが流れ続けた。オーリアッドにはバッハが似合う。

日経のサイトに「聴度愛楽」というサイトがある。「聞く度に愛しくなる音楽」という意味らしい。このサイトのサブタイトルは「バッハからディランまで」である。このサイトのリンクのページには、「ぼくが出会った歌、ぼくが出会った人」も「音楽評論・音楽誌など」にリストアップされている。 

オーリアッドのこれからのキャッチコピーは「バッハからディランまで」にしようかな。


November 24, Wednesday 2004

今週最初のオーリアッド。

今月の初め「おじさん、ギター教えてくれないかな」と宮田と伊那の3人の若者がやってきたが、そのうちの2人が今晩またやってきた。今晩も「ギターを教えて」というので、基本的なアルペジオとスリーフィンガーのパターンを教える。日頃気にしないで弾いているギターもいざ教えるとなると難しい。

2人がアルペジオの練習をしているとこへ藤江さんが入ってくる。それを見て藤江さんは「カメラを持ってこなくて残念」と悔やむ。おそらく彼らのひたむきさが心を動かしたのに違いない。「若いっていいですね」と彼はいうが、ぼくから見たら、彼も充分に若い。

2人に歌ってもらうことにする。トップは伊藤竜ニ君。別れた恋人に向けて書いた歌。前回はマイクの不調もあったが、ちょっと声が出ていなかった。今回は少し練習してきたとのことで、前回よりずっと聞きやすい。次に丸山愛さん。新曲を歌うという。前回も感じたが彼女のメロディラインは美しい。ことばも結構面白い。

  いつも答えとかさがしながら生きているよ
   他人と違うことをすることがかっこいいだなんて思っているのかな
   だけど音楽が好きなのは本当にいつわりなんかじゃないよ
   自分を信じて流れに逆らってみたって本当の自分見つけれずにいるよ


  
ぼくには音楽の才能なんてないのかもしれない
   無謀な夢なのかもしれない
     だけど夢を信じて笑ってたあの頃の自分を裏切れないから
   ぼくから音楽をとったら何ものこらないよ、だから信じさせて自分の力を

「答えをさがす」のではなく「答えとかさがす」というのが面白い。伊藤君の気持ちを歌った歌かなと思ったら、今は遠くにいる友だちの気持ちだという。来年は練習して飛び入りライブで歌いたいという。彼らを見ていると「若いっていいな」と素直に思う。


November 21, Sunday 2004

月に一度、諏訪のLSECという英語を学ぶサークルへ教えにいっている。教えにいくというよりも、一緒に楽しみにいくといったほうが適切かもしれない。レッスン会場は「ホルツはつしま」という諏訪湖畔のレストランの特別室。今晩はレッスン前に、一週間遅れのぼくの誕生日の会を開いてくれた。ディナーをご馳走になり、シクラメンの鉢植えをいただいた。感謝。

ディナーのあと、All My Loving, Can't Help Falling in Love, Take Me Home, Country Roads, Over and Over, Yesterday を歌い、宿題の Martin Luther King, Jr. の I Have a Dream の演説の一部の「暗唱大会」。みんなよく勉強してきた。

    I have a dream that one day on the red hills
   of Georgia the sons of former slaves and the
   sons of former slave-owners will be able to
   sit down together at the table of brotherhood.

   I have a dream that one day even the state of
   Mississippi, a state sweltering with the heat
   of injustice, swealtering with the heat of
   oppression will be transformed into an oasis
   of freedom and justice.

   I have a dream that my four little children
   will one day live in a nation where they will
   not be judged by the color of their skin but
   by the content of their character.

垣内彰さんから昨日の「お十夜法要」で歌っている写真が送られてきた。

 


November 20, Saturday 2004

飛び入りライブデー。平出、見宗寺での「お十夜法要」の前座で歌わせていただいたあと、少し遅れてオーリアッドに入る。そのあとすぐに、「今日はたくさん歌いたい」と藤森和弘さんがやってくる。今日のギターはオベーションのエリート。

事実今晩は飛び入りライブというよりは、「藤森和弘イーブニング」で、全3ラウンドで10曲歌ってもらった。最初にぼくが日頃歌わない歌を3曲歌ったのだが、その中に新曲「母の歌」が含まれていた。藤森さんは、「三浦さんの歌を聞いて曲目を変えました。<マザー>を歌います」といった。「ジョン・レノン?」というと、長渕剛だという。「マザー」「西新宿の親父の唄」「昭和」など、本当に彼は長渕剛が好きだし、上手い。




藤森さんの歌を聞いて、香月!の練習は明日なのでと、早く来た大月高志さんが、「素顔」という長渕剛の歌を歌う。さらに、「ミュージシャン」「関白宣言」。歌詞も見ずに歌うのには驚いた。



赤羽真理さんが、修理に出していたギターが戻ってきたとのことで、久しぶりに自分のギターで歌う。「鹿のように」「人生の嵐」、そして「千両梨の実」。セカンド・ラウンドにも「千両梨の実」を歌ってもらったが、そのほうが説得力があった。そう伝えると、彼もそう思ったようで、最初は、まだ気分的に用意ができていなかったとのこと。そういうことはありえる。



堀内千晴さんは、ぼくのリクエストに応えて韓国語で「故郷の春」と「果樹園の道」、そして「秋なので」と最近よく歌っている「枯葉」。韓国語の歌が一番音程がしっかりしているように思える。新しいお客さんがきたので、ここで大月さんに無理をいって「カノン」を弾いてもらう。長島功さんはボスマンのギターで「無縁坂」。



今晩は初めてきたお客さんが多く、最後に、大月さんと「いがらんさん」に、12月11日(土)の香月!のワンマン・コンサートを宣伝するために、一曲演奏してもらう。香さんのボーカルなしの「秋桜」。盛大な拍手。赤羽真理さん曰く、「本当に素晴らしいメロディーを書くね」。その後しばし歓談。長島さんと藤森さんはギター談義。今晩寄ってくれた人たちがまた足を運んでくれればいいのだが。

 


November 19, Friday 2004

夕方オーリアッドに入る前、明日3時から「お十夜法要」の前座として歌う辰野町平出の見宗寺へ行く。明日配る資料をもっていったのである。いつもは裏から入って裏から出るのでわからなかったが、今日は表から入ったので、見事な山門が目に入ってきた。このあたりであれほど立派な山門はめずらしい。

新村住職が本堂の照明をみてほしいというので、本堂へ行く。もう明日の準備ができていた。ぼくが歌うご本尊の前には江戸時代の屏風が立てられ、赤い絨毯がしかれ、椅子とテーブルが用意されている。両側からスポットのライトがあてられいい雰囲気だ。

見宗寺は、今年一月に亡くなった根橋唱二さんの菩提寺とのこと。明日は曲目の中に根橋さんが好きだった「松毬」を入れようと思う。それに、「お十夜法要」の起源は真如堂にあると聞いたので、真如堂の出てくる「松毬」ははずせない。

長い間歌ってなかった「松毬」を練習しているところへ小野の中村さんが入ってくる。続いて久しぶりにDr. Yajima。ふたりとも同じ会合に出たあとかなと思ったら、そうではないという。中村さん、ステージで「鉄道員のテーマ」と「ジャニー・ギター」を弾く。いい音だ。特に「鉄道員」がよかった。

長島功さんが遅くにくる。久しぶり。子供さんがふたりとも風邪で入院しているという。わが家の子供たちも小さいときはよく病気をしたもの。子供は、病気をしながら免疫力をつけ、大きくなる。今が一番大変なときだが、がんばってほしい。


November 18, Thursday 2004

セカンドウインド英語教室が始まる前、岡谷の増沢さんがやってきた。彼がこの前きたとき、オーリアッドの壁に貼ってあるディランの「ブロンド・オン・ブロンド」のポスターは、アルバム写真とは逆だという話をし、彼にアルバムの写真を見せたところ、今夜彼はアルバムの写真から小ぶりのカラーポスターを作ってもってきてくれた。さすが印刷業の専門家。写真が逆だと喝破したのは群馬のLotusさん。

今晩の後半、オーリアッドはクラシック音楽のホールに変った。母の主治医だった土屋先生と同僚のU先生がやってきた。土屋先生もクラシック音楽に詳しいがU先生は小学校5年生のときから聞いているとのことで、ものすごく詳しい。その反面ポピュラー音楽には疎く、スプリングスティーンが誰だか分からない。でも自分の好きな世界をもっている人は好きだ。

彼らが入ってきたときは、エリック・クラプトンのブルーズが流れていたが、クラシックが好きとのことで、オーリアッドにある何枚かのクラシックのCDを見せると、ミュンヒンガー指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団演奏の「Popular Baroque Music」を選んだ。パッヘルベルの「カノン」、グルックの「精霊の踊り」、バッハの「G線上のアリア」、ヘンデルの「カッコーとナイチンゲール」などが含まれている。最後はブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団演奏の「第九」で締めくくった。大音量で聞く「第九」はけっこうよかった。

U先生が、自分のクラシックのCDをもってきて聞いてもいいかというので、水曜日から金曜日までならいつでどうぞと答えておいた。根橋唱二さんが健在だったら、お互いにいい話し相手になれただろうにと残念に思った。ぼくもこれから少しクラシックを聞いてみようかな。



November 17, Wednesday 2004

昨夜、ビレッジプレスの村本さんより電話があった。ぼくの新しいアルバムについて彼の雑誌に記事を書いてくれるとのことだった。「ホームページを見たが、どこにも『千の風』についての記述がないので、データを送って欲しい」と彼はいった。ずっと昔、村本さんから頼まれて、ポール・ウイリアムズの書いた『ボブ・ディラン/ 一粒の砂にさえも』(Bob Dylan―What Happened?)を訳したことがある。

確かに彼のいうとおり、新しいアルバムについての情報がどこにもない。それで、オーリアッド・レコードのホームページを作ろうと思い立った。ところがこれがなかなか難しい。フレームが出てこない。オーリアッドのホームページを立ち上げたときは水野哲男さんが最初の設定をしてくれたので、あとは楽だった。まだ完成はしていないが、とにかくできたところだけアップしておこう。


久々のオーリアッド。先ずカレーを仕込む。ローレルと唐辛子を炒め、そこに玉ねぎ、ニンニクをいれ、狐色になるまで炒める。そこに缶詰のトマト、ヨーグルトを入れ、さらに炒めた鶏肉と人参をいれ、さらに香辛料(ガラムマサラ、クミン、コリアンダーなど)をいれ、しばらく煮込む。

「カレーのいい匂いがしますね」といいながら、花岡さんが入ってきた。日曜日、「古川豪コンサート」で歌ったときの写真をもってきてくれた。タウンズ・ヴァン・ザントと中川五郎のCDを聞きながら、しばし語らう。

「坂元昭二コンサート」が近づいてきた。チケットの予約が増えてきた。どんなギターの演奏を聞かせてくれるか楽しみだ。香月!のメンバーは全員聞きに来てくれるようである。



November 14, Sunday 2004

市民タイムス塩尻支局のホールで開かれた「古川豪コンサート」でゲストとして歌った。3時開演。1時過ぎ到着すると古川君がすでにリハーサル中。密閉された空間なので反響がすごい。ミキサーの平出さんにlowと middleを下げ、highを上げることを提案する。今年1月、駒ヶ根高原美術館で歌ったときが同じ状況だった。low とmiddleをゼロにしてhighを2時のあたりまであげてちょうどよかった。

しかしその反響のせいか、今までにこんなによく鳴る古川君のギターとバンジョーを聞いたことがない。特にバンジョーはよかった。印象に残った歌は「絶望と希望」、それに3人のバンジョープレーヤーのことを歌った歌。この歌は今年の七夕コンサートで初めて聞いた。



ぼくは途中で4曲歌ったが、古川君の歌を聞きにきた人たちの邪魔にならなければよかったが。



November 13, Saturday 2004

飛び入りライブデー。今日は神明小学校での講演会のあと、早めにオーリアッドに入り、1985年旧オーリアッド開店以来使っていた8チャンネルのミキサーから、家においてあった比較的新しい12チャンネルのミキサーに変えようとしたが、ケーブルのサイズが違うこともあり、断念。

ホームページを見てオーリアッド再開を知ったというM先生が、「いつ再開したんですか」といいながら入ってくる。お会いするのは3,4年ぶりか。現在は下伊那の高校で教えておられるとのこと。

大月高志さんといがらんさんが入ってくる。お願いしておいたリバーブの装置を購入してきてくれた。今までは大月さんの装置を使わせてもらっていた。これから「香月!」の練習かと思ったら、もう練習は終わったという。いつものジャック・ダニエルズ。

今晩は静かな出だしだったが、予期せぬ歌い手、聞き手の参加もあり、後半は時間が足りないほどに。

歌い手はなかなか来ない。M先生にぼくの新しい歌を聞いてもらいたいということもあり、7時過ぎ、ぼくが歌いはじめる。飛び入りライブでゆっくり歌えるのはそうあることではない。「カムサハムニダ、イ・スヒョン」「千の風」「碌山」「こおろぎが歌うように」「山頭火」「新しい光迎えよう」。12月発売の新しいCDの中の歌を歌う。

8時過ぎになってWISHのふたりが入ってくる。今日は充分時間がある。まず久しぶりに芦部清志さんにソロで歌ってもらう。「パパは帰らない」「悲しみの果てに」「道の傍らで」「切なくて」。一曲目は決して帰ることのない父の帰りを待ちわびる子供がサンタクロースにお願いする歌。クリスマスが近づいてきた。

その後、歌い手が
続々登場。堀内さん、「花はどこへ行った」「ともしび」「枯葉」をドイツ語、ロシア語、フランス語で。藤森和弘さん、「これはぼくのギターではなくて弟のギターです」といってギターの紹介。豊田(勇造)君のハミングバードに似ているが、鳥は描かれていない、ギブソンであることは確かだ。「ジャパン」「水鏡」「静かなるアフガン」の3曲。一曲目をのぞいては初めて聞く曲。最後の歌は印象に残った。いい反戦歌を書くのは難しい。

「今日はシュビドゥバ・タケイではなくタケイ・フミヤで」と武井さんが小山卓治を2曲。「1West 72 Street NY NY 10023」「Passing Bell〜帰郷」。激しいギターに加えてもの凄い声量。彼の場合はオーリアッドではマイクは不要。もう少し力を抜けば、もっと伝わるような気がする。



長島功さん「無縁坂」、五味健一さん「秋桜」。ふたりは宮木公民館での明日の芸能祭の準備を終えてきたらしい。五味さんが歌うキーはちょっと高すぎるみたい。一音下げればもっと楽に歌えるはず。次にWISHのふたりによる「ストリート・チルドレン」「風のINITIALIZE」「風と森の子守唄」。いつものことながら芦部さんの歌唱力には脱帽。また先週はにぎやか過ぎてピアノがあまり聞こえなかったが、今日は松沢さんのピアノが印象的。特に「ストリート・チルドレン」のピアノはよかった。




次にボブ鈴木。ブルーズを基調にしたいつものボブ鈴木節。「フレンドシップ・ネバー・ギブ・アップ」「マネー〜ジェニ、ジェニ」、それにぼくのリクエストに応えて「もう引き返せない」。いつ聞いてもいい歌だ。

    夢は色あせていく、ぼくは年老いていく
   でもまだへこたれちゃいない
   夕陽を追いかけていく奴の歌がきこえる
   もう引きかえせない

ボブと山梨の中村進さん、それに飯田の中山さんが同時にオーリアッドに現れたら凄いだろうと、ボブにいうと、中村さんには、オーリアッドにきたいけれどもこれない事情があるとのこと。お互い飲酒運転には気をつけたいもの。これから年末年始、取締りが厳しくなります。

最後は大月さんに締めてもらう。「パッヘルベルのカノン」。今晩彼は7時前にきてジャックを飲み始めていた。このときまでにボトルはほぼ空に。彼が途中で演奏をやめ、最初からやりなおすのを初めて聞いた。さすがに大月さん、やりなおしたあとは見事な演奏。いくつかの感嘆の声。



大月さんのピアノのあとしばし歓談。時計が12時を回りぼくの59回目の誕生日。松沢美由紀さんがピアノを弾いて Happy Birthday を歌ってくれる。松沢さんが歌うのを聞くのは初めて。いい声だ。WISH で歌うとき、ときには、さびのところだけでも、コーラスで入ったらどうだろう。

  すこやかに、すこやかに
  この星のすべての子供たちの
  澄んだ瞳が涙で 
  あふれることのないように

ここにハーモニーがついたらきれいだろうと思う。

最後に、最後まで残ってくれた人たちと記念撮影。みなさん、ありがとう。還暦まであと一年。嗚呼。


 


November 12, Friday 2004

明日は岡谷市の神明小学校のPTA家庭教養学級で、ぼくの歌と話を聞いてもらうことになっている。午後6時開店と同時に、この前の飛び入りライブで「ミンゴスのママへ」を歌った増沢さんがやってきた。彼は神明小学校PTA文化教養部長。父母や児童のみなさんと「ふるさと」を一緒に歌うとき、ハーモニカを吹いてもらうように頼んだのだが、今晩ちょっとあわせてみようということになった。

若干の試行錯誤のあと、何とかまとまった。最初はブルーズ調のハーモニカを吹いたが、小学生には向かないだろうと、普通に吹いてもらうことにする。それに、前奏ではぼくがハーモニカを吹き、彼にはリードギターを弾いてもらうことになった。とてもいい感じである。

長島功さんが遅くなってやってくる。彼は宮木公民館の役員で、明後日の文化祭芸能部門の発表の準備をしているとのこと。明日もその準備があるが、終わり次第、飛び入りライブに駆けつけるとのこと。

今年度中の飛び入りライブは、明日を含めてあと3回。11月13日、11月20日、それに12月4日である。その他の土曜日は、コンサート、臨時休業などで開けない。

「あと3回しかないというのは、ちょっと淋しいですね」と長島さん。「今年はあと3回だけれど、来年があるよ。最初の土曜日はいつかな」「1月1日」「元旦は、やってできないことはないけれど、ちょっと難しい。そうすると2005年の最初の飛び入りライブは1月8日だね」。

飛び入りライブでは楽しませてもらった。いろんな歌い手、いろんな歌と出会うことができた。ちょっと気が早いが、来年はどんな歌い手が登場するだろうか。今まできてくれた人たちは、どんな新曲を聞かせてくれるだろうか。



November 11, Thursday 2004

前半セカンドウインド英語教室。後半お店に下りていくと、ジブラーンの会の方々がちょうど帰るところだった。今晩は「自由について」を読んだとのこと。

  事実、あなたが自由と呼ぶものは、(あなたを縛る)
  鎖の中でもっとも強いものなのだ。その鎖の輪は陽
  を浴びて光り輝き、目にまぶしいけれど。

  あなたが、すべての束縛から離れ自由になったと思う
  とき、それはより大きな自由の足かせになる。

初めてエリック・フロムの『自由からの逃走』(Escape from Freedom)を読んだときのことを思い出す。昔読んだのでうろおぼえだが、人は束縛からの自由を獲得すると不安になり、より大きな力のもとに身を寄せたくなるという主旨の内容だった。ナチスの台頭、民衆のヒットラーへの傾倒をそのように説明していた。重要なのは「〜からの自由ではなくて、〜への自由 (freedom from ではなく、freedom to)」であるとも書かれていた。確かに、

  分け入っても分け入っても青い山

で、煩悩や束縛の尽きることはないように思われる。これでいいという到達点はない。求道すなわち道。

遅くなって、アルミ合金の熱処理に関する英語の分からないところを教えて欲しいという人が、分厚い英文マニュアルをもってやってきた。うーん、ぼくにも分からない。それでも辞書を引き引き何とか、その人が求めている部分をつきとめることができた。役に立ったかどうか。

ボブ鈴木よりファックス。明後日13日の飛び入りライブにきたいとのこと。



November 10, Wednesday 2004

土曜日以来のオーリアッド。テーブルを整え、食器を洗う。ステージのセッティングをいつものボーカルとギターの2本のマイクだけにし、余分なマイクやケーブルを片付ける。

『千の風』のCDを欲しいというお客さんがきた。彼女が9月にきたとき、ぼくが11月の初めにはできているといったらしい。その予定ではあったが、諸々の事情で12月になったことを伝え、CD-Rの音源を聞いてもらう。気に入ってもらえたようである。

11月14日に市民タイムス塩尻支社のホールで行われる「古川豪コンサート」のゲストとして歌うというと、友だちとふたりで聞きにいきますとのことだった。

前にもあったが、このまえの飛び入りライブでも、マイクが1本途中で入らなくなった。それで、遅くなって、マイクのチェックのためにいくつか歌ってみる。今夜は大丈夫だった。

最近いくつかの歌をキーを下げて歌っている。以前は少し無理して高いキーで歌っていたが、最近は下げて歌ったほうが、感情を込めることができることを学んだ。『千の風』の中の「こおろぎが歌うように」は本来BなのにAで、「新しい光迎えよう」は本来AなのにGで歌っている。今晩「ガビオタの海」を一音下げてDで歌ってみたが、いい感じだった。



November 9, Tuesday 2004

「だらぁーず」を迎えての飛び入りライブ、母の一周忌の法事、それに松本での授業と忙しい日が続いたが、やっと一息。

マキノ・ノゾミさんがビートルズの足跡を訪ねるNHKの番組が近々あると、以前にお知らせしたが、NHKのサイトをあったってみたら、12月6日(月)の午後11時から1時間、BS2で放映されることがわかった。ビートルズの足跡ではなく、彼らを世に出したブライアン・エプスタインの足跡を訪ねる番組のようである。

  遅れてきたビートルズファンだったマキノ・ノゾミ
  は、中学の頃既にエプスタインの存在を知り、関心
  を寄せてきた。一人の人間の決断が、全世界の何十
  億という人間に影響を与えることになるという運命
  の不思議。人は、昨日までの自分を捨て別世界へ踏
  み出すために必要な夢と勇気をどのように手にでき
  るのか・・・。

面白そうだ。詳しくは、次のURLから。
http://www.nhk.or.jp/bs/popup/g_cultu_bs2_n3.htm


November 6, Saturday 2004

東京から「だらーず」を迎えての飛び入りライブ。だらーず、午後4時過ぎ今村着。コーヒーを飲みながらしばらく歓談。そのあとオーリアッドへ。サウンドチェック。メンバーの田中誠一君のサイトには、「巧く弾き、歌うというレベルではなく、曲だとわかってもらうというレベルでの奮闘」と書かれていたので、どんなにひどいかと想像していたが、なんのなんの、「デイ・ドリーム・ビリーバー」をもとにした「だらーずのテーマ」が鳴り始めたとたん、その心配はふっとぶ。センスがいい。またマキノ・ノゾミさんがピアノの弾き語りで「レイディ・マドンナ」を歌ったときは、まずその英語の発音とリズムの正しさに驚く。英語らしく聞こえるというレベルではない。まさにネイティブの音。聞くところによると、リバープールを訪ね、ビートルズの足跡を追ったNHKの番組の収録では、パブでビートルズを弾き語り、イギリス人をびっくり仰天させたとか。

6時開店、歌い手が徐々に到着する。事前の連絡があった人、なかった人。最終的にはかなりの数。「だらーず」人気か。トップバッターは、自分でも切り込み隊長と認める井原仁志さん。「がんばれよな」「頬をたたけよ」の2曲。オーリアッド2度目。軽快なギターワークに勢いのあるボーカル。客席のキムラ緑子さんから大声の声援が飛ぶ。次に木下卓也さん。「青空」「迷いがあるから人間なんだ」の人生訓的な歌2曲。彼も今回2度目。「上手い!」との声が客席から。次に増沢学さん。彼はすでに何回かオーリアッドで歌ったが今夜が最高。「ぼくたちだけ」「ミンゴスのママへ」。増沢節ともいえる独特なメロディラインをもっている。次に山岸豊さん。「アイ・シャル・ビー・リリースト」の日本語バージョンと「天気がいいから蒲団を干した」。後者のタイトルを聞いただけで、だらーずのメンバーから大受け。各自2曲に限定せざるをえなかったが、それがタイトな演奏につながったのかも。



次に、だらーずのメンバーが個人として歌う。劇画作家田中誠一君が「春夏秋冬」「今日までそして明日から」。もと京都レコード専属シンガー「あさもりかい」の面目躍如。次にビートルズ・マニアの劇作家マキノ・ノゾミさんがビートルズを1曲(曲名を忘れた)、そして、「ウオーターボーイズ2」の校長先生役のキムラ緑子さんを呼びいれ「サルビアの花」。さすが舞台で鍛えた喉と身のこなし。見事なパフォーマンス。



次に赤羽真理さん、「千両梨の実」。何度聞いてもいい歌だ。赤羽さんにはこれに続く歌を書いてもらいたいもの。次に篠原一弘さん。「星が丘」「ハッピー・メリー・クリスマス」。後者は初めてきいた。丸テーブルで聞いていた若いふたりの女性、篠原さんが歌い始めたら急に集中して聞き出した。緑子さんも盛んに声援を送る。次にWISH。「月と海」「すこやかに」「風と森の子守唄」。いつものように安定した説得力のある演奏。3曲目には太鼓の赤羽勝史さんが参加。



いよいよ「だらーず」登場。だらーずの初舞台。この日のために作ったおそろいのTシャツを身につけている。ちょっと心配なのはこのときまでに彼らはかなりの量のアルコールを摂取していたこと。1曲目「だらーずのテーマ」が始まった。しかし、すぐに演奏がやみ、最初からやりなおし。どうなることかと心配したが、次は大丈夫だった。「だらーずのテーマ」の歌詞は「白兵武者」で知られる漫画家石渡治さんが書いたとか。大手出版社の編集者荒木淳さんの呼びかけに応えてバンドを結成する経緯がコミカルに描かれている。荒木さんはベース担当。2曲目は「スロー・ダウン」。ポール・マッカートニーの曲。ボーカルはマキノさん。3曲目は田中君がメインボーカルの「八月の濡れた砂」。最後にWISH の松沢美由紀さん、太鼓の赤羽さん、それにギタリストの安藤則男さんも加わって「スタンド・バイ・ミー」。ハーモニカは田中君。大いに盛り上がった。ここでしばしの休憩。うーん、盛りだくさん。



休憩後のトップバッターは堀内千晴さん。フランス語で「枯葉」。次にふあさんが「夜のパリ」「憲法9条の歌」など。続いて安藤さん「愛燐」。草むらで愛しあおうという歌。次に「ポジティブリー・フォース・ストリート」を日本語で。最後に石渡さんのリクエストに応えて「風に吹かれて」を英語で。



最初に歌った人たちにセカンド・ラウンドをと思っていたが、今晩はもうこれ以上時間がなかった。その後しばし歓談。だらーずのメンバーは今晩オーリアッドで歌った人たちのレベルの高さに驚嘆していた。

またオーリアッドへきたいと彼らはいっていた。いつも締め切りに追われる生活をしている人たちだが、是非またきてほしいもの。この次くるときはレパートリーも増えているはず。オーリアッドでの一夜が彼らにとって「大いなる息抜き」になり、新たな創作意欲につながってくれればいいのだが。


November 5, Friday 2004

11月20日(土)に行われる「お十夜法要」の打ち合わせに、午後3時、辰野町平出の見宗寺へ行く。お寺の役員の方々が15名ほど集まって打ち合わせ。当日のぼくの出番は3時から4時半まで。檀家の方でなくても参加できるとのこと。お近くの方はどうぞ。打ち合わせ終了後、秋田の「きりたんぽ」をご馳走になった。美味しかった。

その後、オーリアッド。中村東茂一さんがきてくれた。アルバム『千の風』の音源を聞いてもらった。8月の終わりごろだったと思う、「<千の風>にバイオリンを入れたら」と中村さんがいった。そのことをミキサーの石崎さんに伝えた。その後しばらくして、あるライブハウスで石崎さんが関島岳郎さんに「三浦さんが<千の風>にバイオリンを入れたいといっていましたよ」と話すのを横で聞いていたのがHONZIさん。「千の風」のHONZIさんのバイオリンは繊細で、しかも力強い。素晴らしい演奏である。

3人の若者(男性ひとり、女性ふたり)がやってきた。彼らは入ってくるなり、「おじさんはギターを弾きますか」という。19歳だという。彼らから見たら確かに「おじさん」には違いない。彼らもギターを弾いて歌っているという。「おじさんがギターを弾くなら、教えてもらいたいな」という。「おじさんはギターは下手だけれど、ここには上手な人もたくさんくるから、土曜日にきてみたら」と勧めておく。ひとりは宮田村、ふたりは伊那市に住んでいるとのこと。

遅くになって母の主治医だった土屋先生が「アメリカ人があんなに馬鹿だとは思わなかった」といいながら入ってくる。しばらく大統領選挙の結果に対して慰めあう。その後、大月さんといがらんさんも加わり、しばし音楽談義。カノンとフーガの違い等について語っているがぼくには入れない話題。大月さんに「パッヘルベルのカノン」を土屋先生のために弾いてもらう。いつ聞いても素晴らしい。

明日は飛び入りライブ。歌い手も増え、盛況が予想される。東京からきて歌ってくれることになっているキムラ緑子さんは、「ウオーターボーイズ2」の校長先生役とか。いがらんさんが教えてくれた。



November 4, Thursday 2004

前半セカンドウインド英語教室。4月から徹底して英語のリズムと音の連続による音の変化を教え、音読をさせてきた。英語らしい英語が聞こえてくるようになった。

久々に大工哲弘さんの「蓬莱行」を聞く。どちらかというと disc 2 のほうを聞くことが多いが、ときには disc 1 のトップをかけることもある。「ハートランド」が聞きたくなるのである。京都のオクノ修さんの作品。最近彼の「唄う人」というCDを車のプレーヤーに入れて何回か聞いた。独特のことば、独特の声と節回し。不思議な歌の数々。



November 3, Wednesday 2004


午後1時半から中央コミュニティセンターで開かれた「憲法9条を守る辰野の会」で歌う。そのあと6時からオーリアッド。神明小学校PTA役員の増沢さん来訪。今月13日は神明小学校のPTAの会で話すことになっている。小学校での講演は、対象がお父さんやお母さんだけの場合が多い。(数年前木曽の三岳小学校で講演したときは、5、6年生は含まれていた。)今回は2年生から6年生の子供たちも一緒に聞くことになっている。初めてのことなのでちょっと心配だが、なんとかなるような気もする。

先日増沢さんがきたとき、「輪になって踊ろう」を一緒に歌えませんかというので、楽譜をみながら歌ってみた。ぼくの手に負える歌ではない。それで「ふるさと」ならありがたいのですが、と伝えておいた。今日、彼がいうには、子供たちは音楽の時間に「ふるさと」の練習をしているとのこと。「う〜さ〜ぎ〜お〜いし〜」と歌って、低学年の子供たちにわかるだろうかと心配になるが、それでも子供たちがこの機会に「ふるさと」を覚えるのはいいことだと思う。増沢さんにハーモニカで入ってもらうことにした。

遅くなって赤羽真理さん来訪。今度の日曜日にも北海道余市の「恵泉塾」主宰者、水谷恵信さんが辰野教会でお話になるとのこと。ちょうどその日は母の一周忌の法事。残念ながら今回も、彼の話を聞くことができない。


November 2, Tuesday 2004

off note の神谷さんの全面的協力をえて、『千の風』のCD制作が最終段階を迎えている。今夜遅く、ジャケットのラフデザインが送られてきた。デザインは off note のCDのデザインを一手に引き受けている藤原邦久さん。二つ折りの紙ジャケットになる予定。とてもいい雰囲気だ。

    

明日は午後1時半からの「憲法9条を守る辰野の会」で歌うことになっている。メインは、日義村在住の憲法学者、長谷川正安さんの講演。会場は上辰野の中央コミュニティセンター。ご都合のつく方は是非お出かけ下さい。


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