OREAD Diary
September 1-30, 2013


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Monday, September 30, 2031

映画『風立ちぬ』をずっと見たいと思っていた。前評判もよかったし、観客動員数も1000万近いとか、興行収入は100億円を超えるとか聞いていたので。午後岡谷のスカラ座へ。見終わったときの感想 ― ヴェネチア映画祭の審査員たちの判断は正しかった。

今日は9月最後の日。今月は30日しかない。西向く侍(ニシムクサムライ)の月は31日ないと、小学校時代同級生だった滝川君のお父さんに教えられたことがある。2・4・6・9、そして侍は武士、武士の士は11。

夜、明後日から始まる後期の授業の準備を少し。まだすべての歌が決まっていない。副読本的に使うスピーチはいろいろ探したが、やはりキング牧師の I Hava a Dream にしようと思う。キング牧師がワシントン大行進でこの演説をしてから今年で丁度50年。しかしこの演説はスティーブ・ジョブズのスピーチより若干難しい。学生からもときどき難し過ぎるという声が上がる。教科書もやらなければならず、あまり多くを期待して消化不良になってはいけない。今年は、重要なところだけをピックアップして半分ほどに縮めようと思っている。

学生には次のビデオを見ることも勧めようと思っている。宇宙飛行士が、宇宙から地球を眺めて「人生観・世界観」が一変したと語るビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=6OsuiRmexWk


Sunday, September 29, 2031

午後2時から辰野教会で「秋のチャーチコンサート」。今年で何年になるのだろう。過去1回、何かの都合で参加できない年があったが、もう10年、少なくとも7,8年は続いている。その中で、今日は一番まとまっていた気がする。

午前中の礼拝の最後で歌った聖歌の中に「栄えと力はただ神にあれ、とこしえまで」という言葉があって印象に残った。自分を無にして、すべてを神にゆだねるなんてことはそう簡単にできることではない。それは自意識(自我)を獲得した人間の宿命である。誰の中にも優越感と劣等感がせめぎあっている。自意識とは自と他を比べる意識。それによって人は落ち込んだり、勝ち誇ったり。自意識によって人間は言語を獲得したが、それは同時に大きな苦悩をもたらした。異なる宗教の存在は、自我を克服するための方法論の違い、と言ったら単純化し過ぎか。

We Are the World のメイキング・ビデオの冒頭の06:40過ぎに、クインシー・ジョーンズが「今夜のキーワードは "Check your ego at the door." だった」 と語るところがある。Check your coat at the door.は「入り口でコートを預けてください」という意味だから、
Check your ego at the door. は「入り口であんたのエゴを預けてくれ」(レコーディングスタジオに入る前にあんたの自意識を封印してくれ)ということになる。あれだけの大物ミュージシャンたちが一同に会し、一晩であれだけの仕事を成就したのは、みんながエゴを入り口で預けたからに違いない。

コンサートの直前、藤森牧男牧師が参加者全員を前に祈りを捧げた。それはクインシー・ジョーンズのCheck your ego at the door. あるいは、「栄えと力はただ神にあれ」に相当する祈りだったような。


















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Saturday, September 28, 2013

今夜はさびしいオープンマイクになると思っていたが、蓋を開けたら、にぎやかな夜になった。トップバッターは原田和恵さん、シューマンとベートーベンのピアノ曲、そして「降っても晴れても」。名取芳夫さん、お母さんの一番上のお兄さんである夭折した小澤照一さんの「駒峯」という短歌集を示しながら、不思議な出会いと縁の話。その出会いと縁は丸山俊治さんの「満州の丘」がもたらしてくれたもの。名取友紀子さん、ピアノで2曲「Sweet Memoris 」と「Tenness Waltz」。ぼくが「中谷勲」「夢のブックストア」。

今日は辰野高校100周年の記念行事が行われた日。今年の3月まで校長先生だった笹行夫先生をはじめ3人の先生が顔を出してくださった。笹先生にスピーチをお願いする。法然院に下宿していたという学生時代の話。伊北農商(現辰野高校)の創立に大いに貢献した武井覚太郎のお孫さんが、昨年校長室に訪ねてきたときの話など。辰野高校のある敷地はもともと武井家のものだったとか。

佐藤つぐみさん、「金星」と「茜色の夕日」。最初の歌に圧倒された。坂井俊水さん、「雨の日には」「ぼくらの夢」。ここで休憩。武居先生の差し入れの草もち、名取さんご夫妻差し入れのクッキー、それに佐藤さんのディズニーランドのおみやげのお菓子をいただく。感謝。









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後半トップは、垣内彰さん。いつもはすわって話すのに今夜は、練習のために立って話すとのこと。町議補欠選挙、立候補を表明しているのは現在彼のみ。練習は無駄になる予感。坂井さん、「I'm Walking それでいいさ」「赤いタンバリン」。前者はオリジナルのロックンロール。佐藤さん、坂井さんのサポートで「Can you Feel like I Do?」「Missing」。息の合った演奏。芳夫さん、原田さんのサポートで「遥かな友に」「エーデルワイス」。原田さん、「美しき日々」「God Bless You」。友紀子さん、「異邦人」とぼくのリクエストで「太陽がいっぱい」。長島勲さん「ブリキの魔法」「月の心」。

小澤照一さんの短歌集の冒頭に載っていた短歌が印象的。

   
渡満すると訪ね来たりし弟の逞しき背をわれ洗い居り

二人の兄弟の仲の良さが目に見えるよう。

笹先生から、去年スコットランドへ旅したときに購入したというケルト音楽のCDをいただく。ありがとうございました。


Friday, September 27, 2013

楽天優勝セールの案内メールが届く。最高77パーセント引き。チャイルドシートと幼児用の食卓椅子をチェック。1月の後半3週間ほど、次男の家族が滞在する予定。とりあえず食卓用の椅子を注文。チャイルドシートは後日。芝刈り機と除雪機も見たが、手ごろなものがなかった。

午後イチゴを120本定植。これで半分。あと半分は明日。

夜、オーリアッド。急に日が短くなり、気温が下がり、なんとなく心細い。数日前から Kindle で無料の「ブラック・ジャックによろしく」をダウンロードして読み始めた。今夜最後の数巻を読み、全13巻読み終えた。この漫画の存在も、またそれが映画化されたことも知らなかった。

この漫画に描かれている大学病院の内情がどこまで真実かわからないが、先日、最終回を見た『半沢直樹』と共通するところがある。病院と銀行。大きな組織になればなるほど、上意下達の構造はいたしかたない。そしてある程度の「不正」やネポティズムも。

両者に共通しているのは、その「不正」に対し、正義感溢れる個人が立ち向かうところ。

遅くに田中先生。四方山話。先生が最近経験したという「幽霊」の話にはちょっとぞっとした。

今日から信大の後期が始まった。ぼくの最初の出講日は来週水曜日。いよいよまた「日常」が始まる。



Thursday, September 26, 2013

蒸し暑かった昨日から一転して今日は、強風の寒い日に。午前中は小雨も降っていた。

午後、久しぶりにウオーキング。旧道から山の腰道を通って城山公園へ。先日の台風の影響か、一箇所、倒れた大木が道をふさいでいた。小さな小枝は無数に落ちている。そのあと神社のところで国道に出て、樋田(といだ)不動尊堂へ行き、徳本水のところで旧道に入る。徳本水の石垣に「隣の潔さん」のお父さんの句が刻まれたプレートが埋め込まれている。

   
徳本の慈悲あふるるや岩清水  逸民

その句を読んで潔さんに会いたくなり、長い坂道を登って彼の家へ。竹入隆行さんのコンサートについて少し話す。潔さんもきてくれるようだ。潔さんの家の庭に咲いている花の写真を撮る。ホウズキも赤くなっていた。家に戻り、猿対策でがんじがらめになっているトマトの枠から網をはずし、久しぶりにトマトを取る。腐って落ちているのもあったが、かなりたくさん取れた。






夜、オーリアッド。静かな夜。かなり寒い。昨年と同じパターンか。長い夏が終わり、秋を跳び越えて冬に突入。そうならなければいいが。遅くなって歌の練習。

家に戻ると、楽天が優勝したとスポーツニュースが伝えていた。マー君が最後締めくくったようだ。とにかく、開幕22連勝、負けなしは凄い!


Wednesday, September 25, 2013

夜、オーリアッド。天竜づくだし倶楽部主催の歌声喫茶。「小さい秋」など、秋の歌がレパートリーに入ってきた。ただ今日はけっこう暑く、クーラーを何度かつけたほど。歌声喫茶に参加される年配の女性たちにオーリアッドのパンが好評で、今夜は18個完売。あとで田中先生が来られたときにはもうなかった。明日も焼く必要がありそう。



しばらく留守をしている間も、ソーラーシステムは太陽の光を浴びて電気を供給しつづけてくれた。買電と売電の比率、184パーセント。最近よかったと思うものが2つある。ひとつはソーラーシステム。もうひとつは Kindle である。京都のホテルで読み始めた『野菊の墓』を読み終えた。ずっと昔に読んだ本。人生の最終ステージに入って、少年の初恋の物語を読むと感慨深いものがある。


Tuesday, September 24, 2013

午前11時から、真如堂の塔頭のひとつにて、義父3回忌の法要。そして墓参。そのあとイタリアンレストランへ。義母は久しぶりに娘たちに会えて嬉しそう。会食後、われわれは河原町へ。できたら『風立ちぬ』を見たいと思ったが、それを見ていたら5時過ぎに出るバスに間に合わない。高島屋を覗き、四条の京阪駅へ。四条大橋の上から鴨川を眺める。先日、台風で増水した映像をみたが、現在水は引いている。それでもいつもよりは多い。






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バスといえば、京都駅前の高速バス停がなくなってしまい、また深草のバス停まで行かねばならなくなった。その高速バス停は「ふじのもり」駅で降りて7,8分歩く。「ふじのもり」駅の2つ前が「ふしみいなり」駅である。家人は京都で生まれて育ちながら、しかも彼女が通った大学(岸田智史は同窓生)はこの近くにあったというのに、伏見稲荷へ行ったことがない。ぼくも京都に13年住みながら行ったことがない。

「次は伏見稲荷」というアナウンスを聞いて、とっさに途中下車。まだ時間は十分にある。神社を見に行くことに。朱色の鳥居のアーチが見事である。「口コミで選ぶ外国人に人気の日本の観光スポット 2013」の第2位というのもうなづける。 1位は金閣寺か、はたまた富士山かと思ったら、広島平和記念資料館だった。http://www.tripadvisor.jp/pages/InboundAttraction_2013.html

ということは伏見稲荷は京都では外国人にもっとも人気のある観光スポットということになる。確かにたくさんの外国人がいた。

フィービーはよほど淋しかったのだろう。9時過ぎ家に着くと外で待っていた。われわれを見ると甘えた声でニャッ、ニャッ、ニャッと鳴いた。


Monday, September 23, 2013

午後1時過ぎ、バスと新幹線を乗り継いで京都へ。明日、義父三回忌の法要に出席するため。3連休最後の日とあって、バスも電車も混んでいた。夜、先に行っていた家人と合流。

道中、そしてホテルでも Kindle が大いに役立つ。読みかけだった『チベット旅行記』を読み終え、バスの中で読みはじめた『出家とその弟子』も寝る前に読み終えた。

すでにぼくのキンドルには80冊の日本語と英語の本がダウンロードされている。いつでも好きなときにその中の1冊をクリックひとつで抜き出して読むことができる。しかもその大部分は名著といわれる無料本である。


Sunday, September 22, 2013

昨夜のオープンマイクのphoto album をアップしようと、昨夜遅くに、そして今朝も、何度もトライしたが、うまくいかない。以前にも一度こういうことがあった。そのときはどうして直したのか思い出せない。

午後、伸び放題の芝を刈る。半分以上刈ったところで芝刈り機のエンジンをかけるために引っ張る紐が切れてしまった。もう10年以上使っているが、紐が切れたのは初めて。エンジンが止まったら、もうエンジンをかけられない。慎重に残りの部分を刈る。紐を付け直すのはかなり複雑そう。切れ味も悪くなっているので、買い換えるときなのかも。

半沢直樹。最終回が始まる前に第9話をざっと見る。近藤の裏切りは、最終回でまたひっくり返ると思っていたが、そうはならなかった。決着は大和田常務の側近の寝返りによるものだった。最後は期待したような爽快な結末ではなかった。大和田は飛ばされず降格だけ。逆に半沢に出向が命じられた。上意下達のヒエラルヒーの社会では半沢のような存在は目障りで「危険」なのかも。

それにしても久々に楽しませてもらった。


Saturday, September 21, 2013

今朝のローカル新聞の葬儀広告に載っていた名前に見覚えがあった。しかし誰だか思い出せない。「かなしいしらせ」欄の写真を見て思い出した。告別式はいつだろうかと見たら、今日の午後3時。

大勢の会葬者だった。「中谷勲」の歌を書いているとき、彼の生家が樋口区万五郎(マグロ)にあると聞いてお訪ねしたことがある。故人の中谷満さんからたくさんの貴重な資料を見せていただいた。中谷勲のお母さんが祖母だという奥様からもとても親切にしていただいた。奥様から中谷勲がお母さんを「おっかさま」と呼んでいたとお聞きして、それまで「かあちゃん、俺は悪いことはしてないよ」と歌っていたところを「おっかさま、俺は悪いことはしてないよ」に書き換えた。

焼香の前に奥様にご挨拶した。「その節は大変お世話になりました」。他に言葉が出てこない。「いいご縁をいただきました」と奥様は手を握りかえしてくれた。中谷満さんが先生をしていたことは知っていたが、詳しいことは知らなかった。「かなしいしらせ」欄の記事で、彼が信大卒業後、長野県各地の小中学校で教え、最後は赤穂中学の校長先生だったと知った。横浜の小学校の副校長をしているという故人の息子さんにもお会いした。中谷勲の精神が代々受け継がれているのだと感じた。

彼の生家は辰野町の
万五郎というところに今もある
中谷勲とつぶやくだけで
心にひとつの灯りがともる


                               ■

6時少し過ぎ、お店に着く。駐車場に車が一台。誰かと思ったらLSECの秋澤さんだった。昨夜おみえになったら原さんにから電話があったらしい。体調を崩していると聞いていたので心配していたが、少し太って元気そう。3月には奥さんとイタリアへ旅行し、来週は一人でボストンへ行く予定とか。

まずぼくが、「即宗和尚」「夢のブックストア」を歌う。田中さんの命日は昨年の9月18日。葬儀は23日だった。この一年、折につけて彼のことを思い出した。次に登場はデレク・ハースト。今夜は参加者が少ないので、たくさん歌ってもらうことに。In My Sky, Sunrise, The Day など5曲。彼の歌のメロディーラインは実にきれいである。

原田和恵さんはバッグから巻物のようなものを取り出したかと思ったら、それをテーブルに広げて弾き始めた。電子ロールピアノというものらしい。しばらく前、お年寄りの施設でこのロールピアノを弾いて唱歌を歌ったら大好評で、また呼ばれているとのこと。その練習を兼ねて「紅葉」「銀色の道」「鈴懸の径」「浪漫飛行」、そしてデレクも加わって You Raise Me UP。最後はまたソロでGod Bless You。 

赤羽真理さん、今年は地域の公民館長で、今日も公民館の座布団カバーをすべてはがして洗濯をする仕事をしてきたとか。「千両梨の実」をデレクのサポートで。つづいて、「私を待つ人がいる」「鹿のように」、そして「この部屋に独り」。つづいて、三浦がLSECのクラスで歌った英語の歌をいくつか。All My Loving, Little Child, Can't Help Falling in Love, Take Me Home, Country Roads。そして「中谷勲」。ここで休憩。










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まず、来週ボストンへ行くという秋澤さんに、どうしてそこへ行くことになったか話してもらう。10年以上も前、信大医学部の中国人留学生から中国語を習っていたことがあって、その学生が今ボストンの病院で働いていて、誘われたとのこと。秋のボストンは美しいと聞いたことがある。秋澤さんは、アメリカへは何度も行ったことがあると思っていたが、これが初めてだという。Hope you'll have a good trip!
http://www.youtube.com/watch?v=UDRLZFgEoGw

次にデレクが赤羽さんのギターのサポートで In My Sky を歌う。この歌は実にいい。そのあと家人が大正琴で「山のロザリア」と「長崎の鐘」。先日の敬老会で弾いた曲。今度また別の会で弾くことになっているとか。原田さん、「G線上のアリア」「降っても晴れても」、そして「遥かな友へ」。赤羽さん、先週も歌った「その右手は」。今夜はこれで終了。静かなオープンマイク。

いつもより早目に家に戻り、テレビを見たら、マー君が22連勝したことを知る。上原もレッドソックスで地区優勝を決めた試合で、8回途中から登板し、無失点に抑える活躍。日本ハムの大谷はやはり二刀流は無理だろう。投手に専念すべし。


Friday, September 20, 2013

昼前、伊那市の眼鏡市場へ。新調した眼鏡をとりに。途中、色づいた田園風景が見える。すでに稲刈りが終わった田んぼも。辰野町神戸(ごうど)地区の国道153号線から、渋滞で車が止まっている間に家人が撮った写真。道路脇で働いている人たちが前方に見えたので、道路工事で渋滞しているのかと思っていたら、事故だった。伊北インター手前の信号のところ、パトカーと前が潰れた車が止まっていた。今日は秋の全国交通安全運動初日。気をつけなければ。



新しい眼鏡はちょっと見えすぎて違和感がある。すぐに慣れるだろう。フレームも、軽いけれど、思っていたよりガッチリしていて、前より眼鏡をしているという感が強い。これもすぐになれるだろう。近くのラーメン店でお昼。久しぶりに美味しい味噌ラーメン。餃子も美味しかった。確か「おうぎや」という店。

家に戻り、2時間ほど午睡。昨夜はあまり眠れなかった。マナティーの茶漉しが面白く、昨日紅茶を飲みすぎたせいか。コーヒーより紅茶のほうがカフェインがおおいと聞いたことがある。

夜、オーリアッド。何人かのお客さん。。最後にきたお客さんが、残っていたパンを全部買ってくれた、今週はパン完売。

今夜もタケバンの Rock'n'Roll of Japanese を聞いたあと、久々に『ガビオタの海』を聞く。このアルバムは中井君が全面的に協力してくれて出来たアルバム。「サンタバーバラの夏」や「花語らず」の彼のバイオリンは実にいい。彼は一時、X Japan のツアーに同行してバイオリンを弾いていたことがある。最近は「中井いち朗」と表記しているらしい。久しぶりに12月14日のマンダラ2の年末ライブに参加してくれることになった。

パンといえば、「胡桃とレーズンとオレンジピール入りのパンというものを、いつか頂いてみたいのですが、そちら様のお時間と私が辰野に参る時間が合わないので、思うに任せません」というメールをいただいた。水曜日の6時過ぎには大抵焼き立てパンをお店のカウンターの上のガラスケースに並べている。そのときに来ていただければ、新鮮なパンを食べていただける。もし無理なら、辰野にいる時間を教えていただければ、お届けします。業務連絡でした。


Thursday, September 19, 2013


今朝も朝食後、畑の仕事。昨日つくった2本の畝を平らにして3本に。2本はイチゴ用。もう1本はタマネギ用。更に、農道を隔てた小さいほうの畑にも畝を1本。ほれんそう用。

午後6時、オーリアッドへ向かう途中。仲秋の名月が王城山の上に。オーリアッドに着いて、「営業中」の看板をだし、「コーヒー」の桃太郎旗をだし、CLOSED を OPEN に変えて、さて月の写真を撮ろうとしたら、見えない。雲に隠れている。それで、お店の外の写真を一枚。

新しい Another Self Portrait を聞く。昨夜聞いたときより、気に入った曲が増えた。更に、タケバンの新しいアルバム Rock'n'Roll of Japanese を聞く。最初からものすごい速度で飛ばすロックンロール。言葉の端端から新たな出発への意欲が感じ取れる。もっとも印象に残ったのはトラック13「同じ血潮」。竹入隆行を突き動かす原動力はここにあるのかも。すべてのマイナスはプラスに変わる可能性をもっている。

数日前テレビで面白グッズを紹介していた。そのひとつがシリコンラバーでできているマナティーの格好をした茶漉し。商品名は Manaty ならず Manatea。遊び心いっぱい。3個注文したところ、今朝届いた。これを試した最初のお客さんは田中先生。「かわいいー」と大喜び。




11時家に戻り、2階のベランダから月の写真を撮る。雲ひとつない空に、満月が煌々と。


Wednesday, September 18, 2013

朝食後、11時過ぎまで畑仕事。涼しくなって仕事がやりやすくなった。トウモロコシの猿対策用ネットをとり、刈り払い機で茎をなぎたおす。それを一輪車に乗せ、山際へもってゆく。3度往復。そのあと、耕運機で耕し、2列の畝をつくる。来年用のイチゴの苗を植えるため。

午後、物置にしまっておいた卓球台を取り出し、リビングにセットする。運動不足解消のため。子供たちが小さかったころはよくやったもの。次男はその影響か中学のとき卓球部に入った。重い耕運機を扱ったあとだったからか、久しぶりだったせいか、ラケットも球も軽過ぎて、球をコントロールできない。しばらくラリーをしたあと、15ポイント先取で一勝負。15対13でぼくの負け。

夜、オーリアッド。昨日届いたBob Dylan ANOTHER SELF PORTRAIT を聞く。1曲目はネットで何度も聞いた Went to See the Gypsy。とてもいい。他に4曲目 Alberta #3、12曲目 Thirsty Boots など気に入った歌がいくつかあった。

何人かのお客さん。家人が午後遅くに焼いたパンがかなり売れた。昨日の地域の高齢者の方々の会食のとき好評だった胡桃とレーズンとオレンジピール入りのパンは完売。これは美味しい。


Tuesday, September 17, 2013

午前8時15分、病院へ。定期健診。いつもは9時ギリギリに行くのだが、今日は遅くとも10時までにはオーリアッドに入らなければならない。地域のシニアの方々のためのトークライブがある。

診察の前、血液検査があり、何本もの血液を採取される。時間がかかって、ちょっと慌てたが、早目に診察も終わり、オーリアッドについたときは9時40分。よかった。テーブルを並べ替え、音をチェックしているところへみなさんがやってきた。

歌った歌は「一通の手紙」「即宗和尚」「中谷勲」「夢のブックストア」「ここがぼくのふるさと」。歌と歌の間に「紅葉」「ゴンドラの唄」「ふるさと」「あかとんぼ」をみなさんと一緒に。

その後、会食。何人かの人に話かけられる。即宗和尚が住んでいたお寺の近くに実家があったという方、「私のおじいさんから即宗和尚さんの話を聞かされたものです。同じ隣組で、おじいさんは子供の頃、回覧板をもっていって、よくお菓子をもらったそうです」。

「私のふるさとは梓川村なんですが、私も子供のころ、川で水浴びをしたものです」と話してくれた方もいた。

「山正のまあちゃんは子供のころからよく知っていて、昨年訃報を聞いたときにはびっくりしました。本当に笑顔がすてきな人でした」と言う人も。

「赤羽の村には、いろんな立派な人がいましたね。江戸時代ですが、榎下玄通(えのもと・げんつう)という医者で俳人だった人がいました」と教えてくれる人もいた。その人は家にもどり、「伊那の俳人・上伊那古俳人」という古い冊子をもってきて見せてくれた。榎下玄通について書かれた数ページをコピーさせてもらう。家に戻り読んでみたが、歌にできるほどの情報がない。ネットでも調べたが、これといった情報は出てこなかった。




家に戻ると、フィービーが玄関先の階段のところに寝そべって待っていた。台風一過、雲ひとつない青空。昨日の風で傾いたシュウメイギクもきれいに咲いている。赤いサルビアの花も、黄色いマリーゴールドも。




午後遅くから、夜にかけて、「半沢直樹」の2話から5話まで一気に見る。これを見てわかったことは、近藤さんは第9話の最後で親友を裏切ってしまったが、来週の最終回では、土壇場で半沢を助ける発言をするか、行為をするだろうということ。おそらく。


Monday, September 16, 2013

台風18号が朝8時ごろ豊橋あたりに上陸したというので、伊那谷を北上するかと恐れたが、長野県の南端から山梨県のほうに抜けていった。それでも一時は風雨がかなり強まった。写真を撮ったが、雨や風は撮れなかった。



桂川が渡月橋のあたりで氾濫している映像をニュースで見た。加茂川もかなり増水し、河川敷が冠水していた。もう少し降ったら、河原町もあぶなかったかも。

今日は区の敬老会の日。午前11時からの予定が午後1時に変更された。公民館の役員は台風のおかげでやきもきしたことだろう。区の大正琴グループの一員として演奏した家人が帰ってきたころには、すでに雨も風も止んでいた。

庭に出て様子を見る。いろんなものが倒れていた。トウモロコシ、藤の棚、ネギ、猿よけのトラの風船。シュウメイギク。サンデッキには柿の葉が散乱していた。





明日は10時からオーリアッドで宮木東町3丁目の介護事業が行われる。1時間ほどのトークライブを依頼されている。さて何を歌おう。


Sunday, September 15, 2013

家人にとって、日曜の夜の楽しみは「八重の桜」と「半沢直樹」。ぼくにとってはその後者。松本勤労者福祉センターでのカウンセリング研修会から戻ってきた家人が言うには、昼休み、あちこちで「あまちゃん」と「半沢直樹」の話題が出ていたとか。

それにしても、近藤さんが、最後の最後、大和田常務の口車に乗せられて寝返るとは。来週最終回の大団円を盛り上げるための伏線とは思いながら、釈然としない気分。あまりに釈然としないので、ネットで「半沢直樹」の前半がどうだったのか、検索したら、いくつもの「半沢直樹」の動画が出てきた。中でも「ドラマ半沢直樹 動画まとめて無料視聴」がすごい。これで見ていない前半をすべて見ることができる。しかもCM抜きで。第1話は:http://www.dailymotion.com/embed/video/x12ny6b?logo=0&hideInfos=1

タケバンの竹入隆行さんのユニット、タケイジのライブの新聞広告の締め切りが明日とのことで、「半沢直樹」の第1話を見てから、考える。調べてみたら、彼は高校卒業後、GRAVE YARD というバンドを作り、6年間活動したあと、CHARISMA という4人組のバンドを結成。5年間全国を回り、計814回のライブを行ったという。CHARISMA 解散後、しばらくして9人編成のバンド、タケイリバンドを作る。やがて略してタケバンになったとか。

彼のライブをオーリアッドでやるようになったのは、彼の音楽というよりは、彼の先祖とぼくの先祖がともに今村に住んでいたという縁によるもの。今村で生まれはしたが、翌年飯田へ引越し、小学2年からは大阪で育ち、今村のことはまったく覚えていない彼が、ここ数年ルーツを求め墓参りにくるという彼の心情に感じるものがあったから。ぼくも30年前、先祖の地、今村へ戻ってきた。今村つながり。

彼からぼくを含め、地元のミュージシャンとも交流したいと言われ、オーリアッドでおなじみの何人かのミュージシャンが出演する。ほたる祭りライブの清水・小山・三浦以上に、異質な組合せになりそう。しかし異質であればあるほど、その化学反応は、丁であれ半であれ、面白いものになる可能性がある。


Saturday, September 14, 2013

ふたりの詩人を迎えてのオープンマイク。すばらしい夜になった。ひとりは佐久のGOKU さん。漢字で書けば「極」とか。もうひとりは南信は松川町の遠藤健二さん。尺八奏者でもある。ふたりは詩の朗読イベントを通しての友人とのこと。

トップバッターは佐藤つぐみさん。いつも早くから来てくれることに感謝。1曲目は「月」そして「トラベラー」。コーラスの I want to see you (3 or 4 times). It's over now. が印象的。3曲目はカバーで Can you feel like I do. 坂井俊水さんがギターでサポート。坂井さん、「風の日」そして、「スターフィッシュ」。

ここでGOKUさん登場。2編の詩の朗読。「8月の終わりのどしゃぶるセミ」「上空飛行」。想像していたよりもダイナミックな身体全体を使った朗読。いわゆる「詩のボクシング」か。言葉のリズムとその響きに圧倒される。続いて遠藤さん。職業は樵、つまり山師。小野藤沢の中村さん言うところの「杣人(そまびと)」である。長身痩躯の風貌が何となく中村さんを思わせる。まず手作りの尺八で1曲演奏したあと、2編の詩「山師の詩」「木を喰う」を淡々と読む。

赤羽真理さん、遠藤さんの木の詩を受けて、2つの木の歌。「旅人の木」「千両梨の実」。そのあと三浦も「木」にかかわる「楠(くすのき)の梢を渡って、気持ちのいい風が吹いてきます」と始まる「宝福寺にて」。そして「即宗和尚」。

ここで辰野教会の藤森先生にスピーチをお願いする。オーリアッド2度目の登場なれど、なぜか懐かしい。ラサール石井似の穏やかで大らかな風貌ゆえか。9月29日(日)午後2時開演の辰野教会でのチャーチコンサーについてなど。原田和恵さん、「翼をください」、そして賛美歌「主が私の手を」。いつにも増して朗々たる美しい声。次に、根橋唱二さんの甥の根橋努さん。坂井さんの「I'm Walking それでいいさ」にパーカッションで参加。

次にGOKUさんと遠藤さんに1編づつ詩を読んでもらう。「小さな人」と「銀杏並木」。前半最後、原田和夫さんがシニア大学についてのスピーチ。老いても衰えない学習意欲。

ここでしばらく休憩。武居先生差し入れの美味しい草もちをいただく。いつもありがとうございます。













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後半は1曲づつ。佐藤さん、新曲を。和恵さん「祈りの歌」。赤羽さん「その右手は」。根橋さん「Merry Christmas, Mr. Lawrence」。長島功さん「ブリキの魔法」。坂井さん「ぼくらの夢」。三浦「バード・オン・ザ・ワイヤー」。GOKUさんと遠藤さん、詩を1編づづ読んだあと、ふたりのコラボレーション。遠藤さんが尺八を吹き、GOKUさんが「野良犬のカラダ」を読む。息をのむようなパフォーマンス。終わったときは万雷の拍手。

最後に恒例の「アメイジング・グレイス」を歌って終了。GOKUさんと遠藤さんの登場によりオーリアッドは、いつにも増して、豊かな言葉に満ちた「切迫した」空間になった。また機会を見つけてきてもらいたいもの。


Friday, September 13, 2013

補聴器の次は眼鏡の調整。午後伊那の眼鏡市場へ。この店で遠近両用と中近両用のふたつの眼鏡をつくってもらったのは6年前。最近、目が疲れ、視力が落ちていると感じる。パソコンや Kindle の見過ぎかも。6年前、パソコンを使うときは中近両用、運転のときは遠近両用と言われたが、使い分けるのが面倒で、この6年中近をずっと使ってきた。遠近は今どこにあるかさえわからない。それで、今回は中近のみをつくってもらうことに。

検査をしてもらうと視力はそれほど落ちていないが、乱視の程度が増しているとのこと。いくつかのフレームを試して、最終的に新しいタイプのフレキシブルなフレームに決める。色は最初黒や紺のはっきりしたものを試してみたが、どうも合わない。選んだのは、くすんだ色のフレーム。くすんだ色の顔にはちょうどいい。1週間後にできてくるとのこと。楽しみである。

夜、オーリアッド。蒸し暑かった。ソーラーパネルを屋根にのせてから、節電意識が高まって、エアコンは使いたくなかったが、スイッチを入れる。

Like a Rolling Stone の合間に、断続的に破裂するようなにぶい音。こんな音が入っていたかな、機器の不調かなと思っていたら、入ってきた原田さんが「雷が凄かったですね」。雷の音だった。

その後、坂井君がエレキギターをもってやってくる。彼が練習しているところへ「お腹がすいた」と言いながら田中先生。明日のスポーツ大会の準備に伊那市の体育館へ行ってきたとのこと。

閉店間際、さらに長島君と友だちがコーヒーを飲みに。

11時閉店、食器を洗い、外へ出ると道路が半分塗れている。家に近づくと、さらに塗れているが乾いているところもある。蒸し暑かったから、夕立が降ったのかと思ったら、家人の言うには「雷のあと、ものすごい雨だった」とのこと。お店の中ではにぶい雷の音は聞こえたが、雨の音は聞こえなかった。道路が半分乾いていたのは、ものすごい雨にもかかわらず、昼間の強い陽射しで道路が熱していたからか。



Thursday, September 12, 2013


10時前、長田伊史君がやってくる。10月末に予定されている伊那人権擁護委員会研修会での講演依頼書を届けてくれた。長田君にはシニア大学でもお世話になった。彼がシニア大学の事務局にいたとき、急遽どなたかのピンチヒッターとして講演を頼まれた。以来7年間、ずっと継続して話をさせてもらっている。シニア大学の受講生は意欲的なので、この会で話をさせていただくのはとてもありがたい。

しばらく人権擁護委員会の仕事や、今度の研修会の出席者数、性別、年齢などについて手短に話してもらう。講演は「人権の話」とのことだが、結局いつものぼくの歌と話でいいということに。「スティーブ・ジョブズの Stay Foolish と宮沢賢治のでくのぼう」を中心に。

もう少し話したかったが、オーリアッドへ。10時に中部電力の人がソーラーシステムが新たに設置されたので検査にくることになっていた。検査は問題なく通過。ソーラーシステムを導入する人が増えているとのこと。特に新築の家にはほとんどがソーラーシステムが設置されるとか。

オーリアッドに設置してからまだ1週間しか経っていないが、設置してよかったと思っている。その人の話だと、売電価格は 1kw 36円。買電価格は、1kw 21円か 22円とのこと。ソーラーパネルの値段そのものが安くなっているし、銀行ローンの金利もソーラーシステム用に低く抑えられている。オーリアッドはお店なので適用されなかったが、個人の家に設置する場合は、役場から10万円の補助も出る。補助金の額は自治体によってちがうようだが。

電力会社の人なのに、その人は「原発が現在すべて止まっているのに、今年の夏は電力不足という声を聞きませんでしたね。こんなに暑かったのに」と言う。節電意識が高まっているせいもあるだろうが、全国で多くのソーラー自家発電が普及してきたからではないだろうか。あるいは、もともと、原発がなくても電気は足りていたのかも。

夜、オーリアッド。ぼくは7時に入る。すでにジブランの会の方々。遅くに田中先生。長野市で幼児教育関係者の会議があって、その帰りとか。「疲れた」と言いながら、意欲的。齋藤さんから送っていただいた白井の梨をご馳走する。「これは美味しいですね」。

遅くに、歌の練習。 Desolation Row。


Wednesday, September 11, 2013

東日本大震災から2年半が経ったとテレビのニュースが伝えていた。2年半前なんだ。もっと前だったようにも思える。そして、September 11 と日付を打ちながら、ニューヨークの世界貿易センターのツインタワーが崩壊したのはちょうど12年前の今日だったと思い出す。これもずっと昔のことのように思えるし、つい最近のことだったようにも思える。

9.11のあとしばらくして、ブルース・スプリングスティーンは The Rising というアルバムをリリースした。その中に、愛する者を理不尽な方法で失った人たちの喪失感を歌った歌がいくつかある。そのアルバムを訳したあと、ソニーの担当者から全12曲の解説を書くように依頼された。それはCD発売後のことで、ブックレットではなく、ソニーのサイトに掲載された。今読み返してみると、見当違いなところもあるが、3.11に共通する部分や、最近のシリヤの化学兵器をめぐる議論にも当てはまる言及もあり、興味深い。http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/BruceSpringsteen/rising/therising.html

今日は暑かった。午後、ホームセンターへ猫の餌と肥料を買いに行ったが、国道沿いの温度計は30℃だった。真夏の積乱雲が真っ青な空に。

午後6時、こんな日は発電量が多いだろうと期待しながら、オーリアッドへ。早速計器を見る。売電と買電の比率は先週木曜日にソーラーシステムを導入してから150パーセント。つまり、この1週間の電気使用料は0円で、全発電量の半分を余剰電力として中部電力に売ることができたのである。11時閉店時には、それが140パーセントに下がっていたが、まだ電気代は0。一年間を通してどのような比率になるか楽しみである。

今度の土曜日のオープンマイクに、佐久のGOKUさんと松川町の遠藤健二さんが参加することになった。GOKUさんは朗読、遠藤さんは尺八の演奏とのこと。お二人のコラボレーションなのか、別々のパフォーマンスかはわからないが、楽しみである。

お客さんがいたので今夜は将棋をさすことができなかった。スピーカーからは先週金曜日、お客さんからリクエストされた Highway 61 Revisited。1曲目 Like a Rolling Stone。最後の曲 Desolation Row。ボブ・ディラン自身、どうしてあんな言葉を、歌を、書くことができたのかわからないと語ったほどの名曲が続く。久しぶりに聞いた Desolation Row はことばのimagery といい、メロディといい、本当に素晴らしい。この時期のディランは向かうところ敵なし。まさに invincible 無敵だった。

かつて大手の銀行に勤めていた原田さんと「半沢直樹」について話す。この高視聴率ドラマは銀行が舞台。しかし、いかなる組織にも、多かれ少なかれ、時には理不尽に思われる上意下達の構造があるにちがいない。だかこそ、「倍返し」のどんでん返しで溜飲を下げることができる。


Tuesday, September 10, 2013

今朝もかなり冷えた。

午後、きゅうり、ナス、ゴーヤ、ピーマンなどの畑の草を刈る。暑さに加えて最近雨が降ったので、草が伸びること伸びること。刈った草は、茗荷が群生している山際まで一輪車で運ぶ。何度か運んだあと、茗荷をとる。茗荷の「林」をかき分け地面を見ると、小さな白い旗のようなものが出ている。そこに茗荷がある。これは根なのか花なのか。面白いようにとれる。



夜、ガーナとのサッカーの試合を見る。1点取られて前半終了。お風呂に入って出てきたら、香川のゴールで同点になっていた。そのあと遠藤と本田がゴールを決め、3-1で勝つ。日本チームのきめ細かいパス回しは見事である。

一昨日注文した Nikon NEF-5 という補聴器が届いた。両耳につけても、聞こえる音にあまり変化がないようだった。これは駄目だと最初思ったが、テレビを見て驚いた。Panasonic の集音器よりもテレビの音を抑えても聞こえる。そして何よりも、首にかける紐やコードがないのがありがたい。以前に使っていたOmron の AK-5 もひとつは使えることが判明したので、しばらくは集音器と補聴器を併用してゆくことにする。

午後、「長野ジャーナル」の主宰者の下野さんにお電話して、まだ「生きている」か、つまりまだ原稿を受け付けてもらえるかどうかお聞きする
下野さんの返事は「生きてますよ。書いてもらえたらうれしいです」とのことだった。

歌を書くのも文章を書くのも、ある意味、恥をかくことである。誰のためでもない、自分のためにもう少し恥を書いてみようかと思う。しかし、下野さんにもお話したが、それがどのくらい続くのか、すぐにまた書けなくなるのかわからない。とりあえず今月末までに第98回目のエッセイをお届けする約束をした。



Monday, September 9, 2013

朝、寒くて目が覚めた。

「都合により次号の掲載は少し遅れます」と書いてから8年以上経ってしまった「ぼくが出会った歌、ぼくが出会った人」のエッセイを再開しようかと最近考えている。6名でスタートし、途中から1名加わったこのウエブ・マガジンは、1人欠け、2人欠け、とうとう最後はぼく1人になってしまった。そのぼくも8年以上も書かないでいた。

このエッセイの最初の20数章を修正し、さらに新たな数章を加えて『追憶の60年代カリフォルニア』を平凡社新書の1冊として出版することができた。数ヶ月前、出版以来14年近く経って、初版の16,000冊が完売したと知らされた。増刷は現在の出版事情からみてむずかしいらしい。

最近必要があって、そのエッセイの中の英語の勉強方法や四国や東北への旅について書いたものを読み直し、いかに多くのことを忘れてしまったか思い知らされた。まるで他の人が書いている文章を読んでいる気分だった。

明日、まだ長野ジャーナルにエッセイを投稿すれば掲載してもらえるか長野大学の下野さんに連絡してみよう。


Sunday, September 8, 2013

朝から雨。ソーラーシステムは今日は稼動しなかっただろう。でも設置した木曜日から昨日までの間の売電量は買電量を20パーセントうわまわっていた。
今日一日オーリアッドは冷蔵庫と製氷機以外は電気を使っていない。まだマイナスにはなっていないはず。

昼過ぎ、諏訪の「メガネのヤマザキ」へ補聴器を見にゆく。そこで扱っている補聴器はドイツ製の高価なものばかり。耳鼻科での検査の結果を見ながら、お店の人が調節してくれたサンプル補聴器を試してみた。確かにクリヤーに聞こえるような気もするが、その値段ほどではない。2個セットで数十万、寿命4年を考えると二の足を踏んでしまう。

現在使っている集音器型のpanasonic ONWA の不便さは常にコードが2本延びていること。それでコードが邪魔なときには、以前使っていた omron AK-5を使おうと、検索していたら NikonのNEF-5という補聴器が目に入ってきた。世界のニコンである。2個セットで、オンライン価格、Omron 5万、Nikon 4万。楽天のポイントを使うと、Nikon は2万円代で買えてしまう。早速注文する。安物買いの銭失いになりかねないが。

歯も目も耳も、だいぶ衰えてきた。この3つの感覚器官の補強だけで相当なお金を使ってきた。それを考えると、86歳11ヶ月の金子昭二さんの若いこと。昨夜のオープンマイクでも顔色もよく、溌剌としていた。一昨年オーリアッドに現れた頃より元気そう。

9時、階下に降りると、家人が言う。バレーボールの試合が遅れ、「半沢直樹」は9時5分からになったと。バレーボール男子は接戦の末、韓国に負けたようだ。「半沢直樹」は先々週から見はじめた。どの組織においても、多かれ少なかれ、あのような対立があることだろう。先週お会いした銀行員の方も、銀行内の雰囲気は、あれほど善悪が明確ではないが、似たところがある、と言っていた。

そうそう、2020年のオリンピックの会場として東京が選ばれた。賛否両論がある。反対する人たちの言葉にも一理ある。オリンピックより震災の復興が先だと。それに首相の「汚染水は完全にコントロール下にある」という言葉は事実と違い、今後問題を生じかねない。しかし、あんな大見得を切った以上、被災地復興や汚染水処理に今まで以上に力を入れなければならないだろうし、原発再稼動や、原発輸出にも慎重になるだろう。Either A or B ではなく、同時にAとBを行うことの相乗効果を期待したい。

ここまで書いて、小学生に英語を教えるのは是か否かという議論と似ているように思えてきた。小さな子供のときから英語を教えることを否定する代表的な意見は、日本語も十分でないのに、外国語の学習など論外。まずしっかり日本語を覚えてからというもの。その意見がわからないわけではないが、しかし、誰がいつ日本語の理解が十分になったと判断するのか。中学1年になったら大丈夫なのか。

今でも、ぼくの日本語も英語も十分ではないが、英語を学ぶことは決して日本語を学ぶ上でマイナスだったとは思わない。むしろ、英語を学ぶことによって、日本語の理解が深まったと感じたことが何度もある。相乗的な効果があると信じたい。ぼくの日本語が上手くないのは、若いときに英語を勉強したからと言われればそれまでだが。

とにかく英語の発音とリズムだけでも、小さいときに徹底してやったほうがいい。

夜になって冷えてきた。長袖を出してきて着る。秋を跳び越えて冬にならなければいいが。


Saturday, September 7, 2013

トップバッターは佐藤つぐみさん、新曲「Once Again」「旅人の歌」、そして「茜色の夕日」。ギターを持って3ヶ月。意欲的である。次に、2日前突然入ってきてピアノを弾いてくれた三井雄作くん。今夜も見事なピアノ。以前一度オーリアッドへきたことがあるという。小学校高学年のときの担任、水野先生の卒業記念コンサート。坂井俊水さん、「I'm Walking」、そして「雨の日には」。激しさと穏やかさが、対照的。

丸山俊治さん、近々小さな王様の小学校で最初の運動会があるとのことで「一番最後に」、そして「希望の春風」。後者は、3.11、および原発事故被災者への願いを込めて書いた歌、久々に聞かせてもらった。原田和恵さん、賛美歌のあと、田中君の「心の道路」。これも久々に聞いた。いい歌である。

金子昭二さん、開口一番「86歳と11か月の金子です」と述べ、童謡「しゃぼん玉」ができた経緯を語る。この童謡のメロディは Jesus Loves Me, This I Know という賛美歌の影響を受けていると語る。YouTube にあったので、聞いてみる。確かに似ているとろがある。驚いたことに、その歌は、数週間前家人が見ていた「八重の桜」を、傍で覗き見したときに、若き新島襄が女子生徒たちに教えていた歌だった。

デレク・ハースト、オリジナル曲を2曲。「Tokio」をピアノで、そしてもう1曲をギターで。続いて、先週初めてデレクとやってきたリサ・ハスコール。意表をついて宮城道雄の「春の海」をフルートで。そしてピアノで日本語の歌。相当の日本びいきとみた。赤羽真理さん、まず3週連続で「種の歌」、そして「フリー」。長島功さん、「アンパンマンマーチ」の歌。

前半最後、ぼくが「さすらいの思いやまず」。20代中ごろ、大木敦夫の詩の言葉を借りて書いた歌。その歌を歌うまえに、ヒッチハイクで会津若松へ行ったときのことを書いた文の一部を読む。佐藤さんへの返礼として。次のエッセイの後半部分。
http://www.nagano.net/journal/miura/000714.html

ここで休憩。原田さん、丸山さんから差し入れていただいたお菓子、それに金子さんからソーラーパネル設置のお祝いとしていただいた市田柿をいただく。














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休憩時間にデレクとリサがピアノとフルートで「ふるさと」の練習。近々、高遠で行われるイベントで演奏するとか。

後半トップは、デレクとリサと一緒にやってきた初登場の清水トシ子さん。外務省に勤めていて、海外生活が長かったとのこと。5年前に隣町にもどってきたとのこと。今夜はデレクとリサとやってきた。小林一茶の句の詩吟。上伊那岳風会に所属。次に三井君、1曲ピアノを弾いたあと、オカリナで Stand by Me。坂井さんとデレクがギターとカホンでサポート。坂井さん「ぼくらの夢」を歌い、沖縄へ渡り、農業に従事することを考えているという三井君をサポート。佐藤さん、坂井さんのサポートで1曲。原田さん、「降っても晴れても」。長島、、丸山、佐藤、デレク各氏のサポート。

金子さん、前半の「しゃぼん玉」の解説を受けて、この歌を歌いながら、100円ショップで買った玩具を使ってシャボン玉を飛ばす。客席のみなさんも一緒に歌う。丸山さん、11-12世紀のペルシャの詩人・哲学者、オマル・ハイヤームの4行詩をいくつか即興で歌う。

もともと無理やり連れ出された世界なんだ、
生きてなやみのほか得るところが何かあったか?
今は、何のために来たり住みそして去るのやら
わかりもしないで、しぶしぶ世を去るのだ!

われらが来たり行ったりするこの世の中、
それはおしまいもなし、はじめもなかった。
答えようとて誰にはっきり答えられよう ―
われはどこから来てどこへ行くやら?
・・・・

丸山さんの旺盛な好奇心にはいつも驚かされる。家人が言う、「たいがい、ひとりの人の歌はメロディが似ているのに、丸山さんのメロディはいつも違う」。ぼくもそのことに気づいていた。

デレク、Fix You。赤羽さん「千両梨の実」。長島さん「月の心」。語りを抑えた分、歌に感情を移入できたような。最後に Amazing Grace。英語と日本語で。男性陣4人は全員帽子をかぶっている。3人はボケボウシ。1人はまだ40代、なんて呼んだらいいか。

難聴が進んでいるせいか、そして特に今夜は耳の聞こえが悪く、MCやタイトル名が聞きとりずらく、間違ったことを書いているかもしれません。ご容赦のほどを。


Friday, September 6, 2013

鳥飼さんの『戦後史の中の英語と私』を読んでいたら、そうだそうだと膝をたたきたくなるような表現に出会った。それは国弘正雄さんが鳥飼さんに語ったという言葉。

「同時通訳は確かに重要な仕事だけれどもねえ、一生をかけるほどのものかねえ。きっと君もいつかは自分の歌が歌いたくなるよ」 (p. 115)

鳥飼さんが「同時通訳を一生の仕事にしたいと思って頑張ってます」と言ったことに対する言葉である。同時通訳の第一人者のお二人とは比べようもないが、通訳や翻訳をやってきた経験から「自分の歌を歌いたくなる」というその言葉を目にして、わかる気がした。通訳や翻訳をしたときの喜びは、創造的な喜びとは少々離れている。

歌の世界でも同じことが言える。小さな田舎のライブハウスにも、いろいろな人が歌いにきてくれる。最初はカバー曲のみ歌っていた人が、突然自分の歌を歌い始めることがある。その瞬間を目撃することは大きな喜びである。おそらくその人にとっては、さらに大きな喜びだろう。

鳥飼さんは、40歳を過ぎてから、大学で教え始め、国弘さんも、やがて政治家に転身していった。「自分の歌」を歌い始めたのだ。

昼過ぎ、山際へ茗荷を採りに行く。たくさん採れた。その帰り、ピーマン、サラダゴーヤ、ナス、トマトもぼくを待っていた。

夜、オーリアッド。開店してしばらくして、昨夜ピアノを弾いてくれた若者の一人が、コーヒーを飲みにきて、またピアノを弾いてくれた。いい感じである。

そのあと、飲み会帰りの団体がひと組、2番テーブルに、そして田中先生と坂井君も。カウンターでなにやら話がはずんでいる。お二人に、茗荷とゴーヤのお裾分け。閉店まぎわ、もう一組団体が入ってきたが、残念ながらすでに11時。お断りせざるを得なかった。今日は金曜日。飲み会が多かったのかも。そういえば坂井君も少々お酒が入っていたような。


Thursday, September 5, 2013

朝起きると太陽が出ている。玄関先の階段においたハイビスカスが綺麗に咲いている。ソーラーシステムをスタートさせる日にはもってこい。

8時過ぎ、オーリアッドへ行き、電気屋さんのために鍵を開ける。ソーラーシステム、売電のためのセッティング。一旦家に戻る。11時連絡があり、再度オーリアッドへ。万事完了。発電量や売電量などをチェックする計器の見方の説明を受ける。

発電量が、消費電力より多いため、中部電力に電気を送っていることがグラフになって明確にわかる。これを見ると、節電意識も高まる。



夜。オーリアッド。原田さんと将棋を指しているところへ二人の若者が入ってくる。コーヒーとノンアルコールビールの注文。コーヒーを入れる間、楽器を演奏するようだったら、どうぞ自由に弾いてください、と言うと、一人がピアノの前に行き弾き始めた。なかなか上手。彼がまだ弾いているうちに、さらに二人、若い男女が入ってくる。最初の人が弾き終わり、コーヒーを飲みはじめたので、あとから入ってきた彼らにも同じことを言う。すると男性のほうが立ち上がり、ピアノを弾き始めた。これまたなかなか上手い。ピアノを弾いた二人は知り合いかなと思ったら、違うという。

そのうちに、最初にきたもう一人が、ピアノのところへ行き、弾き始めた。最初の二人が弾いた曲は知らなかったが、この曲はすぐに分かった。大月さんがよく弾く曲。「Merry Christmas, Mr. Lawrence」。彼の演奏が終わり、CDをかけようとすると、原田さんがぼくも何か歌ったら?と言う。若者たちにどこに住んでいるかと聞くと、全員辰野だと言う。2番目にピアノを弾いた子は、赤羽、そして3番目に弾いた子は平出、最初に弾いた子は高畑。それで先ず、赤羽の地名が出てくる「即宗和尚」を歌う。つづいて『追憶の60年代カリフォルニア』から、辰野駅や伊那富橋が出てくる文を読み、「バード・オン・ザ・ワイヤー」。

それでステージを降りようとすると、3番目に弾いた子が、一緒にパーカッションを叩きたくなったと言うので、一緒に Little Child, Take Me Home, Country Roads, そして「オーリアッド・バンドの歌」。

平出の旭町に住んでいるというその子に「根橋唱二さん知ってる?」と聞くと、「甥です」との返事。驚いた。ほたる書房の田中さんと共に根橋さんは、ぼくが京都からこの町に戻ってきたあと、ぼくの歌の活動を支えてくれた人。二人とも、もう亡くなってしまった。こうして根橋さんの甥御さんに会えたのも何かの縁。根橋さんはクラシックの大ファンだった。甥御さんも音楽的センスがとてもよさそうである。

赤羽に住んでいるという2番目にピアノを弾いた若者が言う、「水野哲男先生を知っていますか」。もちろん知っている、ときにはここにも来ますよ、と答える。東小学校のときの担任の先生だとのこと。22歳。いい若者に成長した。水野先生も会ったら驚くだろう。

初めてお店にきた4人のうちの3人がピアノプレーヤーだったのには驚いた。彼らに土曜日のオープンマイクについて話す。明後日の土曜日、顔を出してくれたらいいのだが。

11時少し前、閉店。本日の売電量を見ると 6kwを少し超えている。1kw 38円。230円ほど電気を売ったことになる。明日も晴れてほしいもの。



Wednesday, September 4, 2013

朝食後、長ネギの2列の畝の土寄せ。最初ジョレンを使って寄せていたが時間がかかる上、あまり土を寄せられない。耕運機(管理機)の刃をU字溝用に差し替え、逆転で耕せば土寄せができることを思い出した。大量の土がネギの根元にかぶさってゆく。最初からこうすればよかった。

西日本では今日もかなりの雨が降り、関東では今日も竜巻があったようだ。ここは雨は夕方まで降らなかったが、降り始めたらかなり降った。オーリアッドを出る11時には、ほとんど止んでいたが、家に帰り天気予報を見たら、明日の朝にかけてこれからまだ降りそう。各地で大きな被害が出ている。。

開店時間の6時、かなり暗くなっていたが、オーリアッドの屋根のソーラーパネルの写真を撮る。明日の朝、最終の電気工事が行われ、いよいよ発電が始まる。楽しみである。



こんな雨の日は誰もこないだろうと思っていたら何人かのお客さん。パンもいくつか売れた。今日の新製品は煮たスモモを入れたもの。甘酸っぱくて美味しかった。


Tuesday, September 3, 2013

起きたときには今にも降りだしそうだったが、朝食後には明るくなり始め、やがて青空が見えはじめた。トマトの棚に網をかける作業。網を地面に固定する長いU字型の金具を切らしてしまったので、大きな石や、丸太をのせて固定。




10時、オーリアッドへ。ソーラーパネルを屋根にのせる作業がもう始まっていた。同時に電気関係の作業も。3時と5時過ぎにも顔を出す。パネルをのせる作業は終了していたが、中部電力へ余剰電気を売るための設定が終了していなかった。その作業は明後日の午前中になるとのこと。足場は予定通り明日のうちに撤去される。水曜6時からの営業には支障がない。



鳥飼さんの『戦後史の中の英語と私』を読みながら、このタイトルをつけたのは、松本亨の『英語と私』を意識していたからではないかと思った。ぼくもNHKの松本亨の「英語会話」をよく聞いたもの。そして『英語と私』は愛読書だった。

鳥飼さんにリユニオンでお会いし、この本を読みはじめたことで、英語を夢中で勉強していた頃のことが鮮やかに蘇ってきた。『英語と私』はどこかにあるはず。もう一度読んでみたいもの。



Monday, September 2, 2013

昼過ぎ、雨の中、オーリアッドへ。ソーラーパネル設置のための足場が組まれていた。ソーラーパネルは駐車場の上にある和室の屋根にとりつけるとのこと。そこの方がオーリアッドの客席の上の屋根より陽があたるようである。

先月初めに塗り替えられた屋根のグリーンの色に、最初少々違和感を感じていたが、見慣れてきた。人は何にでも慣れることができるようだ。



AFS10期生が50周年リユニオンのオンライン写真集 が届いた。ぼくが歌ったときの写真が一枚あった。ぼくの横にいるのは幹事の吉良君。ぼくが抱えているのは、あまり目立たないが、バックパッカーのギター。そのときの演奏は今思い出しても冷や汗。

その右の写真は、間千恵子さんと沢山健君と山口明雄君。間さんはICUでも一緒だった。当時彼女のお姉さんは宝塚のスターだった。沢山健君は確か東京出身だったが、お母さんの実家が辰野で、子供のころ辰野に行ったと聞いたことがある。山口君は、NHKに入社したが窮屈で息苦しく、マクドネル・ダグラス社に転職し、現在はメディア対応トレーニングの会社をやりながら、小説も書いている。そのひとつが織田祐二主演の『ベストガイ』という映画になった。



次の写真はぼくは参加しなかった三次会の写真のようだ。テーブルをはさんで左側、前から2人目が荒このみさん。昨年一月の「キング牧師の日チャリティーコンサート」でお世話になった。右側前から3人目は鳥飼玖美子さん。英語教育界での八面六臂の活躍は周知のとおり。

彼女が書いた『戦後史の中の英語と私』(みすず書房)を読みはじめたところ。「英語学習への強い動機付け」という言葉が何度か出てくる。ぼくが学生によく言う「英語を教えることはできても、夢の持ち方まで教えられえない」に共通するところがあるような。

ハインリッヒ・シュリーマンにも、ジョージ・オウサワにも「英語学習への強い動機付け」があった。オウサワの言葉を使えば「大きな、大きな夢、押さえきれない情熱と、何かしら素晴らしいことをやりたいという欲望」である。

次回のリユニオンはいつになるか分らないが、京都でやろうという声が上がっている。ぼくたちに共通するアメリカ体験はいくつもあるが、ケネディ大統領暗殺、ビートルズの「アメリカ侵略」のふたつだけでも、話の種は尽きることがない。


Sunday, September 1, 2013

Sunday, August と日付を打ちかけて気づいた。今日から September だ。

昼前、隣の潔さんに会いに行く。旧道から長い坂を上って行くと彼の家が見えてくる。大きな旧家である。家の南側の畑で仕事をしていた。




昨夜のオープンマイクについて感想を聞くと、「いろんな人がたくさんきて、いろんな歌を歌ってすごいね」とのことだった。ぼくが歌った「一通の手紙」に関しては、CDとはメロディが違っていて、CDの歌い方のほうがいいとのこと。同じに歌っているつもりが、少しずつ変ってきているのかも。

潔さんは、今年70歳。今年から区の敬老会に参加する「資格」ができた。でも、そんな年には見えない。髪は黒いし、体力もある。なんといっても気持ちが若い。

コスモスの花のところで写真を撮ろと言う。春、菜の花に囲まれて撮ったところ。ヒャクニチソウとコスモスが咲き乱れている。



そうそう、今朝7時過ぎ、階下へおりて行くと、家人が言う。「とうとうやられてしまった、悔しいわ」。何事かと思ったら、赤くなったトマトが全部猿にとられてしまったとのこと。昨日、最後に蒔いたトウモロコシを網で囲ったが、トマトは大丈夫だろうとたかをくくっていた。

昼過ぎ、杭をうち、網で囲おうとしたら、雨が降り出した。明日にすることに。NZの次男に電話。Skypeをオンにするよう伝える。マサキ君は昼寝から起きたばかりで最初はぐずっていたが、すぐに元気になった。少年の顔になりつつある。Kindle の Skype もつながったので、歩きながら、家の周りの景色を見せる。これは便利。



明日から、オーリアッドの屋根にソーラーパネルを取り付ける作業が始まる。明日は足場を組むだけで、実際の仕事は火曜と水曜に行われる。楽しみである。