OREAD Diary June 1-30, 2013

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Sunday, June 30, 2013

長い間さんざん迷ったが、とうとう購入することに。タブレット。Kindle Fire HD 32GB。すべてのタブレットをチェックしたわけではないが、電子ブックを読むには一番都合がよさそう。問題は、使いこなせるかどうか。オーディオやコンピュータ関係の機材で、使いこなせず放置してあるものがいくつかある。早ければ、明日にも届くはず。使いこなせれば、週末の旅行にもって行ける。

午後、オーリアッドへ。昨夜の後片付け。そのあと家に戻り、1時間ほど午睡。昨日の農作業の疲れがかなり残っている。

昨日の午前中、タマネギの収穫。今年はイチゴは不作だったが、タマネギは大豊作。天気がいいので畑で干していたが、午後突然の雨。あわててガレージへ入れる。



左は普通のタマネギ(yellow onion)、右は紫タマネギ (purple onion)。

夜、今朝届いた水曜4講時の教科書をざっと見る。世界の12の世界自然遺産を巡る総合教材。よくできてはいるが、この種の総合教材は苦手である。学生に興味を抱かせようと、カラーの写真が多用され、ところどころにクロスワードパズルやクイズなどの欄がある。上質の紙を使っているため、かなり厚い本だが、実質的な英文はそれほど多くない。「感動」がない。スティーブ・ジョブズのスピーチを全部併用する時間はないが、短縮したものを併用したほうがいいかも。


Saturday, June 29, 2013

オーリアッド初登場のデュオ、Flower Moonに圧倒されたオープンマイク。それにもう一人の初登場、佐藤つぐみさんの初々しい演奏もよかった。

トップは原田和恵さんの甥、トモノリ君。4歳。「でんでん虫のうた」など。元気溌剌。大きくなった。続いて原田さん、「芭蕉布」「祈りの歌」。佐藤さん、「Scarborough Fair」「Let It Be」。少々緊張気味だったが、臆せず最後まで歌いきる。ここでFlower Moon のお二人。大平俊郎さんがギターを弾き、池田佐紀子さんが歌う。「東京ワルツ」「喫茶店の片隅で」。いずれも1950年代の歌謡曲。聞いたことのない歌だったが、なぜか懐かしい。大平さんも語っていたが、この頃は戦争が終わり、アメリカ音楽が大量に入ってきた時代。かなりハイカラである。 Flower Moon の度肝を抜く演奏は後半に来る。

坂井俊水さん、オーリアッドでも帽子をかぶったらと丸山さんに言われたと、今夜は帽子をかぶって登場。ダンディである。「ぼくらの夢」「Lonesome」。山口恵三さん、ウクレレで「El Condor Passa」と「On the Sunny Side of the Street」。大平さん、ソロで「十六夜」「さすがの一万尺」。独特の大平節。赤羽真理さん、「今すぐに」そして、久々登場の大月高志さんにサポートをお願いして「千両梨の実」。大月さん、ご存知「カノン」。ほぼ半年振りに聞いたが、よかった。ここで休憩。









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後半トップは、ぼくが3拍子の曲の 1st verse を集めたメドレー。「パーティーは終わったよ」「My Back Pages」「こおろぎが歌うように」「Deportee」など。家人曰く、「ちょっと長過ぎた」。佐藤さん、日本語の歌「茜色の夕日」とホソミ・タケシという人が書いた歌。歌詞は英語。彼女自身タイトルを知らないようだ。前半の演奏よりはるかに安定し、説得力があった。おそらく1、2ヶ月後には格段の進歩を遂げているだろう。

ここで再度 Flower Moon 登場。1曲目は「花の素顔」。 Flower Moon のユニット名はこの歌の歌詞からきているという。この歌は映画の主題歌だったとのことで、歌が始まる前、池田さん主導で大平さんと映画の台詞のやりとり。その迫真の「演技」にみなさん度肝を抜かれた。前半、アクの強い大平さんと対等にやりあうのは誰にとっても難しいだろうと思っていたが、何のなんの。この冒頭の台詞のやりとりではむしろ大平さんが、タジタジ。2曲目は「サム・サンデイ・モーニング(ある日曜日の朝)」。この歌を歌うまえに池田さんは白いベールをかぶり、花嫁姿に。歌っているときの表情が凄い。

   
サム・サンデー・モーニング
   パパとママが
   サム・サンデー・モーニング
   はじめて逢いました
   サム・サンデー・モーニング
   ひと目でアイ・ラブ・ユー
   サム・サンデー・モーニング
   恋の花咲く
   それからというものは 毎日毎晩
   雨が降っても 風が吹いても
   楽しいランデブー
   ハッピー・サンデー・モーニング
   結婚しましょう
   サム・サンデー・モーニング
   いついつまでも


このあと、大平さん「俺様はマシーンガン」を歌うも、池田さんの迫真の演技の後では、そのマシーンガンの威力は半減。

坂井さん、「Don't Look Back in Anger」、そして「「君が幸せであるように」。壁のポスターのレナード・コーエンの帽子と坂井さんの帽子の対比が面白い。山口さん、大平さんと坂井さんのサポートで「パイプライン」。ここで原田和夫さんのスピーチ。先日「いじめ」についての講演会に行ってきた話。昔は先生と家庭の間に信頼関係があり、少々先生から体罰を受けても何の問題もなかった、原田さん自身、先生から思い切りぶんなぐられたことがあるが、感謝こそする、恨みにはまったく思っていない、と語る。

最後に、山口さんが来るときの恒例の曲「陽のあたる道」の一大セッション。大月さんがピアノで入り、更に充実。新人佐藤さんも和恵さんと並んでタンバリン。今夜は4歳から73歳までの幅広い年齢層によるオープンマイク。これぞオーリアッド。

来週は、オーリアッド臨時休業のためオープンマイクはありません。次回は7月13日(土)です。出演希望者は遅くとも前日までにご連絡ください。


Friday, June 28, 2013

最近は金曜日が一番「ほっこり」できる。朝、庭に出ると、東側の花壇にホタルブックロが咲いていた。庭には今、ほかにあまり花が咲いていない。ホタルの出る頃咲くので、ホタルブクロと言うのだろか。調べてみたら、「袋状の花に子供たちがホタルを入れて遊んだから」という説が有力のようだ。初めて知った。



午後、しばらく採点。疲れたので少し昼寝。不思議な夢。

夜、オーリアッド。昨夜きた若い女性が、またギターをもってやってきた。通販で注文して一昨日届いたばかりとのこと。Fender の黒いアコースティックギター。Fender はアコースティックギターも作るんだ。数曲練習を兼ねて歌ってもらう。以前はロックバンドでエレキギターとベースを担当していたとか。アコースティックギターの弾き語りには慣れていないというが、なかなかのもの。英語の発音も悪くない。明日のオープンマイク、おいさんたちに囲まれて緊張しなければいいが。

彼女が歌っている間、新しいミキサーのボタンを押したり、フェイダーを上げたり、ツマミを回したりして、様子をみる。以前より、音が安定した気はするが、前使っていたものより、若干硬いような。調子の悪い補聴器のせいか。

閉店前、歌の練習。来週末は岡山と京都で歌うことになっている。


Thursday, June 27, 2013

今朝は一転、真夏の青空。気持ちがいい。11時半、松本へ向かう。雨上がりの青空に真っ白な入道雲。北アルプス連峰の上。

事務局へオーディオキャビネットの鍵を取りに行く。そこで水曜4講時の授業は来週だけでなく、前期の残りをすべてやってほしいとの伝言を受け取る。1,2回のピンチヒッターだと気楽だが、途中交替で最後までやるとなるとちょっと気が重い。苦手な試験と成績付けもある。早速教科書一式取り寄せなければ。

午後2コマのクラスのあと、教科担当の先生に会う。水曜4講時目に関する確認。教科書などについて。

午後7時、オーリアッドへ。家人と交代。前に一度来たことのある若い女性が2人、1番テーブルに。前来たとき、そのうちの1人が弾き語りをするようなことを言っていたので、今度の土曜日どうですかというと、見学にくるとのこと。オーディションではないが、1曲歌ってもらう。これだけ歌えれば大丈夫。今度の土曜日に出演してもらうことに。

そのあと、田中先生。原田さんが先生に頼んで歌唱指導してもらう。驚いた。あっという間に原田さんの声が変化した。大きく、のびやかな艶のある声に。ぼくにも教えてほしいと言うと、即座に「嫌だ」。女性に甘い?

先週土曜日、石崎さんが、今まで使っていたミキサーが調子悪いと、新しいものに換えていってくれた。右下にグループ1,2,3,4 と4つのグループわけがある。今まで見たことのないタイプ。電話で石崎さんに説明してもらったが、まだ使いこなせない。土曜のオープンマイクまでには何とかしたい。



Wednesday, June 26, 2013

一日中、強い雨。特に午後遅く、松本からの帰路、いっとき、土砂降り。ワイパーを最強にしても前が見えないほど。

雨の日は嫌いではない。行徳から引っ越してきたのは3歳のとき。千葉の記憶はまったくない。物心ついたときにはすでに今村にいた。しかし、この先祖の地に住んだのはわずか3,4年。その頃はかなり長い間住んだ気がしたが。そのわずか数年が心に強い印象を残した。

小学校1年の秋、今オーリアッドがある宮木へ引っ越した。そのあと、17歳のときから、いろんなところに住んだ。サンタローザ、東京、サンタバーバラ、そして京都。どこにいても、茅葺の家の夢を見た。いつかそこへ戻りたいと思っていた。

太い梁、真っ黒な大黒柱。広い土間。雨の日、縁側にすわり、雨だれが落ちるのを見るのが好きだった。新しい番傘を開いたときの油紙のにおいが好きだった。台風が来ると、裏山がゴウゴウと音を立てて鳴った。台風が過ぎたあとの旧道を歩くのが好きだった。

もうその家はなくなっていたが、一念発起、戻ってきた。1982年3月の終わりのこと。そのときから30年以上が過ぎた。その決断が正しかったかどうか。スティーブ・ジョブズは、リード大学を半年で退学したときのことを振り返って、次のように語っている。

It was pretty scary at the time, but looking back, it was one of the best decisions I ever made.
そのときはかなり怖かったが、振り返ってみると、それはぼくの人生の最高の決断のひとつだった。

ぼくもそのときの決断に対して、ほぼ同じように感じている。

木曜日は、お昼を挟んで2コマの授業のはずが、今日は4講時目も教えることに。先週依頼された、体調を崩して休まれている先生の代わりに教えることを。とりあえず来週も。

オーリアッド。天竜ずくだし倶楽部主催の歌声喫茶の日。今夜は今年還暦を迎えた4名のメンバーのためのスペシャル歌声喫茶。還暦祝いの赤い帽子をかぶって歌う岩垂さん。



歌声喫茶終了後、田中先生。湘南のご自宅で採れたという巨大ジャンボレモンをいただいた。2つも。こんな大きなレモンは見たことがない。レモンというよりボンタン?



早速ひとつを切り、レモネードにしていただく。皮が厚く絞りづらかったが、美味しかった。

閉店しようとしているところへ電話。誰かと思ったらタケバンの竹入さんから。竹入さんに初めて会ったのは去年8月。お店に入ってきたときから只者ではないと思ったが、ロックンロールバンドのヴォーカルだった。しかも、彼の先祖は今村に住んでいたという。それで毎年8月には墓参にくるとのこと。現在親戚はないと言うが、今村には竹入姓の家が、5,6軒ある。

以前から一度オーリアッドでライブをしたいと言われていた。ぼくと彼の先祖が共に今村に住んでいたということは、おそらく先祖たちは知り合いだったに違いない。そんな縁は大事にしなければ。彼のライブをすることに。しかしフルバンドではなく、ギタリストと二人だけで。一応日付だけは決まった。10月19日(土)。詳細は、8月に墓参にくるときに決めるということに。


Tuesday, June 25, 2013

一昨年の秋、隣の潔さんに庭木の剪定をしてもらった。潔さんは大胆に枝を払ったものだから、沙羅双樹の花が昨年は咲かなかった。今年は、1週間ほど前、一輪、白い花が咲いているのに気づいた。それ以後、続々と咲いている。可憐な白い沙羅双樹の花が好きだ。




今日は一日、テストの採点。明日返したいが、間に合わないかも。家人は京都へ行って留守。フィービーは長い間どこかに行っていたが、夕方、畑に野菜を採りに出たら、どこからともなく出てきた。キュウリが2本とれた。早速、サラダに入れて食べる。なんと美味しいキュウリだろう。

京都のY君からメールが届いた。2年前のほたる祭りライブのとき、まん前にすわっているのに気づいて驚いた。そのとき一緒にいた女性とその後すぐ結婚したとのこと。今回も一緒だった。結婚後、旅行らしい旅行をしていないので、今回が新婚旅行のようなものだったとか。諏訪湖畔のホテルに泊まり、翌日諏訪湖観光をし、山梨まで脚をのばし、昨日京都へ戻ったという。奥さんは、「ほたる祭りライブと信州旅行を毎年の定番にしたい」と言っているらしい。できた奥さんである。


Monday, June 24, 2013

過去2週間、ほとんど畑ができなかった。雨の日が多かったし、先週末は、姉妹都市ワイトモの派遣団との対応、今週末は、ほたる祭りライブがあり、時間がとれなかった。今日は朝から畑へ。とにかく雑草が伸びている。家に一番近い畑の畝と畝の間に耕運機をかけたり、刈払い機で畑の縁の雑草を刈ったり。

お昼に家に入り、午後遅くまた畑へ。一昨年、ひまわり畑にした畑は、農道沿いのきゅうり、ナス、ゴーヤなどを植えた一部を除いて、一面に雑草が生い茂っている。それを刈払い機で刈り、そのあと耕運機をかける。しかし、できたのはほんの一部。夕飯の時間になってしまった。

お昼に家に入ったときTVをつけたら清水君が出ていた。「裏山」が世界遺産になったことについて話していた。一昨日はオーリアッドで歌い、昨日は京都で講演をし、今日は東京でTVに出ている。夜届いたメールによれば「テレビ出演のあと河口湖へもどり、今は伊東市の海辺にいます」とのこと。おそらく温泉めぐりの新番組「湯の町放浪記」のロケだろう。驚いた。何という行動力。

オヤマさんもコヤマさんも、清水君の前では緊張してあまり話せなかったと言っていた。やはりスターなんだ。ぼくには、昔、西部講堂裏の下宿によく遊びに来た大学生の清水君とあまり変わらないのだが。

12月14日(土)のマンダラ2での第20回年末ライブにも、小山さんと清水君が出演してくれることになっている。二人から、楽しみにしているというメールが届いている。今回「種の歌」のシングアウトと「赤とんぼの唄」の二人のハーモニーがよかったという声が多い。それは外せないが、何か新機軸を考えなければ。

今回化学反応がうまくいったのは、もちろん二人の力に拠るところが多いが、東京、横浜、静岡、そして京都から、遠路はるばる聞きにきてくださった方々、そしていつもオーリアッドを応援してくださる方々のおかげである。コンサートは歌い手だけでは成立しない。今回も素晴らしい聴衆のみなさんに恵まれた。ありがとうございました。

それに、last but not least, 東京からいつも駆けつけてくださるサウンドエンジニアの石崎さんに、心からの感謝を。


Sunday, June 23, 2013

小山さんは、今晩ライブがあるので、4時までには東京に戻りたいとのこと。「種の歌」のギターの弾き方を朝食後教えてもらう。特に出だしのところ。どうもぼくは一拍か半拍遅れるようである。一応わかった気がするが、一人でやってみたらまた間違うかも。オーリアッドまで送り、彼らはそこで赤い Volvo に乗り換え、東京へ。

午後、伊那へ行く用事があり、長島君の職場を訪ねる。一昨日、車の調子が少し悪いので見てもらいたいと言うと、日曜日は出勤しているとのことだった。大きな問題はないようだが、少し水漏れがしているとのこと。急を要しないというので、再来週の週末数日留守をする間に、修理してもらうことに。

本命の用事の人には会えなかったが、帰路、TSURUYAに寄り、食材をいくつか。




家に戻り、庭を歩いたら、ピンクのバラの花の中に、キリギリスが。黄色い花にはモンシロチョウ、ドクダミの葉には名前の知らない黒い虫。生命活動活発な6月。



ライブの感想が徐々に届いている。「よかった」との反応が多くて一安心。異質な三人の出会いによる化学反応はいい方向に展開したようだ。


Saturday, June 22, 2013









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Friday, June 21, 2013

夜、オーリアッド。長島君が、わざわざ家までキットを取りに行き、明日のコンサートのために赤い Takamine を磨いてくれ、弦を変えてくれた。ありがたい。

弦を張り替えたギターで赤羽さんに「千両梨の実」を、長島君には「ブリキの魔法」を歌ってもらう。今夜はここで閉店と思ったら、しばらく前に入ってきた2人の女性の1人がカウンターに来て言う、以前ぼくがオーリアッドで朗読した詩が、今夜塩尻のレザンホールで見た映画の最後に朗読されたと。詳しく話を聞くと、それは『祈り ― サムシンググレートとの対話』という映画だという。Somtheing great でピンときた。村上和夫さんだ。

その方が聞いたぼくが読んだ詩というのは、ぼくが歌った歌「祈りの歌」だということがわかった。それだけ、その歌の曲ではなく、言葉が印象に残ったということだろう。

ぼくの歌の言葉がそのまま映画の最後に朗読されるはずがないので、それは「病者の祈り」として定着している日本語訳にちがいないと、その訳をお見せする。

病者の祈り

大事をなそうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことができるようにと
病弱を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと
弱さを授かった

人生を享楽しようと
あるゆるものを求めたのに
あらゆるものを喜べるようにと
生命を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた
わたしはあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ
 
 (日野原重明著『わたしが経験した魂のストーリー』より)

しかしお二人は、そうではない、ぼくの「祈りの歌」と同じではないが、それに近かったと言う。またまた、「不思議に満ちた幸福な連鎖反応」か。

「祈りの歌」について

明日のライブの予約の電話やメールがいくつか。明日はかなりの盛況が予想される。


Thursday, June 20, 2013

午後2コマのクラス。中間試験。後半、We Shall Overcome。ピート・シーガー90歳の誕生日を祝うために多くのシンガーが集い、 We Shall Overcome を歌っている映像を見る。この映像にはピート自身は登場しない。ジョーン・バエズが若かわかしく映っている。ヨットに見える電飾はハドソン川浄化運動を象徴する1本マストの帆船。
http://www.youtube.com/watch?v=htbhfuPAobk

8時前、オーリアッドへ。家人と交代。何人かのお客さん。明日のほたる祭りライブのチケットを買いに来てくださった方も。電話とメールでも予約が。ありがたいことに、昨年ほどではないが、今年も大勢の方にきていたけそうである。何度も書くようだが、清水・小山・三浦の3人のケミストリーがどのように働くか楽しみである。

小山さんの「種の歌」は、彼に歌唱指導してもらって、みなさんと一緒に歌えたらと思っている。ひょっとしたら小山さんが原田君のパートを歌って、清水君と「赤とんぼの唄」をデュエットするかも。3人で「パーティーは終わったよ」を歌う可能性も。

清水国明を知らないという人はいないだろうが、小山卓治(おやま・たくじ)を知らない人はいるかもしれない。この機会に、是非、類稀なるソングライター小山卓治の歌を聞いてほしい。明日は、CDばかりでなく、彼の詩集『旅をすることば』も持参してくれるはず。

心配なのは天気。また台風が来ているようだ。


Wednesday, June 19, 2013

忘れ物の日。降りしきる雨の中、キャンパスに着き、共通教育センターの建物へ。3階の印刷室に入ろうと、ズボンの後ろのポケットに手をやって気づいた。財布がない。ズボンを替えたとき、鍵だけは新しいズボンのポケットへ入れたが、財布はうっかりそのままに。

たまたま通りかかったU先生に、「すみません、印刷室を開けてください」とお願いする。カード式の鍵。彼女はすぐさまカードを取出し、開けてくれた。「すみませんが、帰りに買いたいものがあるので、500円貸してくれませんか」と言うと、千円貸してくれた。

月曜日に伊那のニトリでオーリアッドのステージに置く新しい椅子を購入した。4個しか入っていないキャスターストップのセットも。脚は5本だが、キャスターストップは1個足りなくても問題ないだろうと思ったが、試してみると、やはりよくない。それで今日帰りに松本のニトリでもう1個キャスターストップのセットを買うことにした。399円。いつもなら小銭がズボンの右ポケットにジャラジャラ入っているのだが、今日はそれもない。

お昼をはさんで2コマのクラス。前半は、スティーブ・ジョブズのスピーチの試験。後半は We Shall Overcome。

3講時終了後、松本のニトリへ。雨がまだ激しく降っている。睡魔に襲われ駐車場で5分ほど仮眠。それからお店の中へ。持参したキャスターストップセットの説明書を店員に見せ、同じものがほしいと言う。店員が2階の売り場へ連れていってくれた。それを受け取ったあと、ソファやベッドを見てまわってから、1階のレジへ。イザお金を払おうとすると、ない。ズボンのポケット、胸のポケット、全部探したがない。確か、お金を借りたとき、カバンの中に入れ、車を降りるとき、カバンからポケットに入れたはず。しかしそれもはっきり覚えていない。車に戻り、もう一度、カバンの中のものをすべてシートに開け、調べたがない。

仕方なしレジに戻り、明日またくるので、この商品をとっておいてほしいと告げる。売り場にはこのセットしかなかった。近くで聞いていた男の店員が、「落し物として届いているかもしれません。店内だったら届けられている可能性があります」と言う。どこで落としたか分からないと言ったが、彼はしばらくして戻ってきた。「ありました、2階のベッド売り場に落ちていたようです」。

いくつかのソファにすわったことは覚えているが、ベッドに横になった記憶はない。それが本当にぼくが落とした千円札かどうかもわからない。とにかく用紙に署名して千円札を受け取る。「無事に」というか、「かろうじて」というべきか、4本入りキャスターストップセット入手。

家に戻り、夕食後、オーリアッドへ。早速、残りの1個の脚にストップをつける。すわり心地がいい。

雨の日。お客さんはこないだろうと思っていたら、何人かのお客さん。四方山話に花が咲き、閉店したのは11時直前。最後のお客さんからコーヒー代を受け取り、レジに入れる。「ありがとうございました」と言ってもお客さんは帰らない。しばらくの沈黙のあと「お釣りをください」。し、しまった。受け取ったのは千円札だった。

忘れていたと言えば、帰路、免許証をもっていないことを忘れていた。おかげで快適に運転。以前は、免許証をもってないとわかると、不安になったもの。嗚呼。



Tuesday, June 18, 2013

9時15分、ガイとニッキーを連れて役場前広場へ。ワイトモの一行は9時半過ぎバスで東京へ。短い間ではあったが、彼らと知り合えてよかった。

ガイはアウトドアライフを好むニュージーランドの典型的な男性。帰ったら3日間の鱒釣り出かけるとか。ニッキーは、純真な少女がそのまま大きくなったような女性。二人は一緒に住んでいるが夫婦ではない。パートナーとのこと。そんなことをオープンに話せる雰囲気がいい。





クライストチャーチの新聞によれば、ニュージーランドの国会で今年の4月17日、同性婚を認める法案がとおったとのこと。法案が通ったときには、傍聴席から「ポカレカレアナ」の合唱がわきおこったようだ。次のURLでその映像を見ることができる。http://www.youtube.com/watch?v=q9pOJ8Bc_-g

ガイとニッキーはもちろん同性婚ではないが、同性婚に理解を示していた。ワイトモからの一行の年配の夫婦は、そのことについて、あまり肯定的ではなかった。前述の新聞からも年配の人たちには少々抵抗があることが伝わってくる。個人的に、ぼくはそうしたいとは思わないが、それを望む人たちの選択を否定はしない。8月からこの法律が施行され、NZは世界で同性婚を認める15番目の国になる。

遅れていた明日の中間テストを2種類、ようやくつくる。


Monday, June 17, 2013




Sunday, June 16, 2013






Saturday, June 15, 2013

朝9時、ワイトモのデレゲイション一行に会いにホテルエイボンへ。特別室で短かいセレモニー。両町の町長の挨拶があり、一行の他のメンバーが紹介された。わが家に泊まる予定の町会議員ガイ・ウイットカーとパートナーのニッキーは、大柄でほがらかなカップル。彼らの大きさは左の写真で一目瞭然。ホテルから家に向かうときに、途中、コーヒーか何かを取りにオーリアッドに寄ったときの写真。

家に戻り、しばらく休み、しだれっ栗のキャンプ施設へ。交流協会主催のBBQ。日系ブラジル人夫妻の焼く美味しい焼肉をいただく。途中で雨が降ってきて、最後は屋内に移動。デレクもきていて、一緒に2時過ぎ、わが家にやってきた。彼がきてくれて助かった。彼がワイトモの二人と話していてくれたので、ぼくも家人も少し仕事ができた。

夕方、二人を駅前のお祭り広場まで送り、オーリアッドへ。

トップはデレク。まだほとんどお客さんがいない状態で始めてもらう。「Tears in Heaven」などをピアノで。次に初めて登場の河西繁さん。加川良の「流行歌」など。お父さんが昔、丸山俊治さんのNTTの同僚だったとか。丸山さん、久々に「あの道この道」など。原田和恵さん、「海その愛」「God Bless You」。坂井俊水さん、Fucking' Perfectの「Pink」など。赤羽真理さん「旅人の木」「千両梨の実」。ここで再びデレクにお願いする。「You Are Beautiful」など。今日2人目の初登場は飯田からきた林孝光さん。アリスのファンとのことで「遠くで汽笛を聞きならが」など。次にぼくが「祈りの歌」と「碌山」を歌って前半終了。ここで休憩。武居先生差し入れの「草餅」をいただく。










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後半は、1曲づつ。先ず河西さんにお願いする。「サーカス」。友川かずきの雰囲気がよく出ていた。次に林孝光さん、再びアリス。しかも新曲とか。「ウエスタン・ドリーム」。この場合のWestern とは西部劇ではなく西洋をさしている。アメリカやヨーロッパに憧れ、追いつけ追いつけで、ここまできたが、今こそ自分の足で歩くときという意味か。原田和夫さん、高校時代の思い出。厳しかった陸上部の恩師への感謝の思い。丸山さん、「白雪先生」「戦争を知らない政治家たち」。和恵さん「心の道路」「アヴェマリア」。坂井さん「ラジオ体操の歌」「恋心」。赤羽さん「フリー」「今すぐに」。そして再びデレク、ピアノの instrumental と「In My Sky」。

このときまでに、ワイトモからのdelegation の4人が垣内さんと福島君に連れられてやってきた。今日、しだれっ栗で、オーリアッドにきたら Haka をやってもらうようにお願いしておいた。町会議員のGuy Whitaker さんがリーダーとなり、町長の Brian Hanna さんと二人で Haka Dance。昔日本でも、「カマエテ、カマテ」のところを「がんばって、がんばって」と変えたCMがあった。いずれにしろ見事な Haka。最後にみんなで Amazing Grace を歌って終了。

今夜は雨がかなり強く降り、ほたるを見に行く人たちも少なく、いつもの年のようにお客さんは入らなかったが、新しい人たちやワイトモの人たちの参加もあり、楽しい夜になった。ワイトモの皆さんも楽しかったようだ。


Friday, June 14, 2013

とにかく蒸し暑い日。ガレージ前の畑のケシの花がきれいに咲いている。フィービーは風が通り抜けるサンデッキの東側の日陰でゴロゴロ。





夜、オーリアッド。昨日のうちにデレクから連絡があり、箕輪在住の友達の誕生パーティのあと、9時ごろオーリアッドへくるとのことだった。2人でくるかと思ったら、6人でやってきた。そのうちに田中君と原田さんも。てんてこ舞い。おのずと、ミニコンサートに。デレクときたALTの先生でカントリーを歌う女性がいた。原田さん「心の道路」、田中君 Henry と Sweet Home Chicago。カメラをもっていなかったのが残念。


Thursday, June 13, 2013

午後2コマのクラス。今まで歌った歌7曲を前後2回に分けて歌う。残るはあと We Shall Overcome のみ。これらの歌をすべて歌詞を見ないで正しい発音で歌えるようになれば、大したもの。

英語をものにするために有用な方法を今までも随時学生に話してきた。そのひとつは多読である。わからないところがあっても、わかるところだけで楽しみながら、読み続ける。あまり難解な本では、わからないことが多すぎて楽しめない。今日は学生に多読のために、オンラインでさまざまな物語を読むことができるという話をし、例として「星の王子さま」をあげる。http://home.pacific.net.hk/~rebylee/text/prince/

それに Project Gutenberg についても話し、その日本版ともいえる青空文庫についても。前者には世界の古典が、つまり膨大な量の著作権フリーの作品が収められている。後者には、ぼくとジム・グリーンが40年も前に訳した山頭火の俳句集 The Fire on the Mountain も入っている。この句集が青空文庫に入れられたのは浜野智さんのおかげである。

蒸し暑い日。松本からの帰り、睡魔に襲われ2度車を止め、5分ほど休む。6時前に帰宅。家人はオーリアッドへ。ぼくはメールをチェックに2階へ。今夜はジブランの会の日。7時までにオーリアッドへ行く予定が、モニターの前で居眠りをしてしまい、目が覚めたら、7時20分。あわててオーリアッドへ。

夜になっても蒸し暑い。11時閉店。車の温度計24℃。家の玄関先の温度計21℃。

この週末は姉妹都市ワイトモから公式訪問団がやってくる。町の国際交流委員会の一員としてぼくもいくつかの行事に参加することに。


Wednesday, June 12, 2013

お昼を挟んで2コマのクラス。今日はまずonline の辞書について映像を見せながら解説する。電子辞書が出始めた20年ほど前、真っ先に跳び付いた。研究社の「リーダーズ英和辞典」の電子辞書。これは便利だと思い、息子たちにも買い与えた。クラスでもその話をし、学生たちにも電子辞書を勧めた。ところが学生の一人が「高校の先生に電子辞書を使ってはいけないと言われた」と言う。その先生の言い分もわからないことはない。紙の辞書の利点もたくさんある。しかし、今電子辞書を使ってはいけないという先生はいないのではないだろうか。

かつては翻訳するために、分厚い辞書に埋もれて仕事をした。研究社の「大英和辞典」、学研の「ランダムハウス大英和辞典」。それに Webster, Oxfordなどの英英辞書。英語の俗語や方言の辞書。学研の「ランダムハウス」は最初4巻本だったから大変だった。今は楽だ。オンラインでいとも簡単に多くの辞書にアクセスできる。

今一番頻繁に使っているのが、NAVER英語辞書である。英和、和英が同時に使えて、単語の発音まで聞くことができる。英辞郎にもときどき助けてもらっている。

さらに学生には、オンラインの英英辞典もいくつか示した。Zen Macrobiotic Diet の創始者George Ohsawa (桜沢如一)は、語学は「自学自習」に尽きると言ったが、今ほどそのことばを実践できる時代はないのではないか。無料のオンライン教材がごまんとある。あと必要なのは、ジョージーオウサワが言うように「大きな、大きな夢、押さえきれない情熱と、何かしら素晴らしいことをやりたいという欲望」である。


夜、オーリアッド。いくつか22日のライブの予約の電話。一人は高校時代から小山卓治さんのファンで、特に「ひまわり」と「最終電車」が好きだという駒ケ根市在住の男性。「辰野に小山卓治がくるなんて信じられません。これを逃したらもう彼に会うことはできないかもしれないので、予約をお願いします」とのこと。まだ40代前半だというので、大げさなと思ったが、「なかなか東京までは出ていけませんので」とのこと。

遅くに原田和夫さん。四間飛車で守りを固めたが、いとも簡単に攻め落とされた。11時少し前、閉店し外に出る。道路は乾いている。もう少し降ってほしかった。


Tuesday, June 11, 2013

昨日はオーリアッドの厨房の排水管の詰まりを直してもらい、今日は、2台のオブンのうち故障している方を、今まで家で使っていたオブンと取り替えてもらった。この作業に3時間ほど。サイズが合わないところがあって苦労したようだ。これで使えるオブンが2つになった。

台風が近づいているとのことで、午後、雨が降りはじめた。しかし恵の雨と呼べるほどには降らなかった。

夜、清水君と小山さんに、ライブの打ち合わせのメールを打つ。いくつか一緒に歌う歌のアイディアを出しておいた。最終的には、当日3時集合後、相談して決めることに。三人が別々に歌って終了というのではなく、異質な三人が「有機的に」組み合わさって、ひとつのコンサートを作れたらと思う。言うは簡単ではあるが。

オブンを取り替えてもらっている間、3拍子の歌だけのメドレーを考えた。「パーティーは終わったよ」「Deportee」「神は死んだ」「Irene Goodnight」「俺もおまえも一人ぼっち」「My Back Pages」「流転のうた」。昔のぼくの歌にはなんて3拍子がおおいことか。


Monday, June 10, 2013

朝、庭に出たらピンクのバラが一輪だけ咲いていた。「バラが咲いた」を思わず口ずさむ。浜口庫之助作詞作曲で、マイク真木が歌って、1966年にヒットした歌。マイク真木のコンサートにいったのは、記憶ではぼくがICUに入学した1965年だったような気がするが、1966年だったかもしれない。寮の同室の先輩、吉住さんに連れられて読売ホールへ行った。はるか昔の思い出。

  バラが咲いた、バラが咲いた 、まっかなバラが
  さびしかったぼくの庭にバラが咲いた
  
バラを見て思い浮かぶもうひとつの歌は「情熱の薔薇」。長男が中学3年、次男が小学校6年の時だった、松本の社会文化会館へ家族でブルーハーツのコンサートを見に行った。それ以来息子たちはブルーハーツの大ファン。次男は中学卒業後ニュージーランドへ渡り、その後17年ずっとその国で暮らしている。彼が初めてニュージーランドへ旅立ったとき、スーツケースにブルーハーツのすべてのCDを入れていった。今でもときには彼らの歌を聞くことがあるだろうか。

  情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう
  花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥の方



                      ■

自宅を建ててから30年、オーリアッドは28年、経っている。両方ともいくつか不具合が出てきている。お店のほうはまず屋根の塗装をしなければいけないし、厨房の排水管がつまって、水がスムーズに流れない。一度に多くの水を流すと逆流してしまう。数年前、某水道屋さんに見てもらった。排水口からワイヤーを突っ込んで、つまった部分を取り除こうとしたのだが、ほとんど効果がなかった。

先日別の水道屋さんに電話したら、それは水道業者ではなく、廃棄物処理業者の仕事だと言われ、上島商事に電話をし、今日きてもらった。かつてヴァキュームカーで汲み取りをしていた会社である。午前11時、2台の大きな車が到着した。1台はジェット噴射で詰まったところをつきとめ、緩めるためのもの。もう1台は、それを吸引するためのもの。お昼を挟んで2時間。見事に水が流れるようになった。プロフェッショナルな仕事を見せてもらった。


Sunday, June 9, 2013

今日も午前中、庭で働く。熱中症になってはいけないと、頻繁に水をのみながら。一番疲れたのは山裾の畑の土を一輪車に乗せて家の西側の花壇に運ぶ作業。土を乗せた一輪車を、畑の柔い土の上で押すのはかなり疲れる。汗びっしょり。昼過ぎ、頭が少し痛くなった。昼寝をしたが直らない。夜遅くなって、だいぶよくなった。

朝、東側の花壇にめずらしい花が咲いていた。家人に聞くと、イチゴミルクセージという名の花で、先月苗をホームセンターで見つけたとのこと。白と赤の花。調べてみたら、正式には cherry sage というセージで、特に花弁が白と赤のものは英語では hot lips と呼ばれているらしい。確かに真っ赤な口紅を塗った唇にみえないことはない。しかし、ホットリップス(好色な唇)よりイチゴミルクセージのほうが、この可憐な花にはふさわしいような。

夕方写真を撮ろうと外に出たら、フィービーもついてきた。





今週末、ニュージーランドのお客さんがわが家に数日滞在する予定。家の中と外をもう少し片付けなければ。


Saturday, June 8, 2013

スーザンと彼女の友だち、ローレルとマリエさんを迎えてのopen mike。岡谷からはメアリーが、飯田からは島岡、松下、中島の3氏がかけつけてくれ、大賑わいのオープンマイク。

トップバッターは坂井俊水さん。先週に引き続き「ラジオ体操の歌」。そして「ぼくらの夢」。デレク・ハースト、日本語で「もののけ姫」と、そして Take Me Home Country Roads. デレクの「カントリーロード」はよかった。島岡博さん、30年以上も前に書いたという「近況」。これがなかなか面白かった。そして「まだ見ぬ子供たちに」。後者は朝野由彦さんというシンガーの曲とのこと。冒頭の数行で、あの時代の風景がよみがえってきた。

丸山俊治さん。新曲「6月の雨」と、久しぶりに聞く「演奏列車」。後者は英語圏の人たちのために英語の歌詞つき。松下元英さん、名曲「追憶」を含むオリジナル2曲。中島裕志さん、「まちわびのブルース」。途中見事なヨーデル。2曲目のタイトルを聞きそびれた。

スーザン、詩の朗読。ボブ・ディランの Simple Twist of Fate 。本当に人生は、出会いも別れも「運命のひとひねり」。次の角を回ると何が待っているかわからない。次にハワイ島のヒロにあるハワイ大学の先生、ローレルのトーク。かつてスーザンと同僚であったことや、ハワイ大学で教える前に、教えていたという韓国やナイロビの話など。最後に、韓国を去るときに学生たちがささげてくれたという Carl Sadburg の詩の朗読。

原田和恵さん、「心の道路」と「君は愛されるために生まれた」。前者は3週連続。ますます自分の歌になってきた。前半最後は、金子昭二さん。今日は同じ色の作務衣と帽子。なかなかダンディー。碌山がはじめて見た洋画は相馬黒光が嫁入り道具に持参した木下杢太郎の「亀戸風景」。金子さんは、碌山、黒光、「亀戸風景」について語る。そこにはまさに Simple Twist of Fate 運命のひとひねりがある。

ここで休憩。原田さんが長野市でのゴスペル教室の帰りに買ってきてくださった美味しいケーキをいただく。それに夕方とったわが家のイチゴも各テーブルへ。4月5月の低温のため、例年より少し小さいイチゴ。










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後半トップ、長島功さん「ブリキの魔法」。赤羽真理さん「千両梨の実」。言葉がわからなくても伝わるものがあるらしく、みなさん熱心に聞いている。ローレルが言ったように「音楽は世界共通の言語」なのかも。次にメアリーがデレクを呼びいれ、二人で陽気にZip-A-Dee-Dee-Dah。

坂井さん「君が幸せであるように」。デレク、新曲 You Mean the World to Me。丸山さん、何人ものサポートを得てにぎやかに「70歳になったのだ」。島岡さん「つごもりブルース」。貧しかった学生時代の現実を歌った歌。今夜の島岡さんのオリジナルは2曲共に聞かせた。ここでかつてスーザンの生徒だったというマリエさんに一言お願いする。

松下さん、I Shall Be Released。ディランファンのスーザンは大喜び。中島さん「廃墟の鳩」。初めて聞く歌だが、いい歌である。調べてみたらタイガースが歌っていた歌。彼らの全盛時代、ぼくは日本にいなかった。

金子さん、ハワイといえば高見山に小錦だ。そこで相撲甚句を披露することに。これが大受け。

  
アー犬は本当に面白い
  そこに居るのに居ぬという
  三匹いてもワンという
  白い犬は尾も白い 面白い
  アードスコイ ドスコイ  


原田さん、ステージ中央に立ち、アカペラで「主の祈り」。ゴスペル教室の成果あり。最後にぼくが「オーリアッドバンドの歌」のメドレー。そしてみなさんと一緒に Amazing Grace。

ここで終了と思いきや、ここからローレルの独壇場。ステージから全員に話しかけながら、どうして日本人はみんな年齢より若く見えるのかと問う。「そろそろ60になるというあなたは45にしか見えないが、あなたの若さの秘訣は何か」と中島さんに聞く。中島さん見事に切り返す。「妻とは仲良く、トマトを毎日食べること」。

出会いも別れも「運命のひとひねり」。ぼくは最近それを「人生は不思議に満ちた幸福な連鎖反応」と呼んでいる。出会いや別れがどんなに不運に見えても、その中に次の展開に向けての種が隠されている。「人生は不思議に満ちた連鎖反応」でもよかったが、すべてを肯定的に、セキギョク的に受け入れることができるように、あえて「幸福な」を入れてみた。

  
求めたものは何ひとつ
  与えられなかったけれど
  確かに祈りは聞とどけられた
  すべてが与えられた



Friday, June 7, 2013

金曜日は、いつも忙しい。二人とも一日家にいるのは土日を除けばこの日だけ。ぼくは水、木と松本へ行き、家人は今年は2つの高校で外国籍の子供たちの日本語の支援をし、3つの高校でスクールカウンセラーをしている。後者は不定期ではあるが、かなり頻繁に電話があり、出かけて行く。

だから金曜日は、家の中の整理整頓や、畑仕事に追われることになる。今日も一日大忙し。

夜、オーリアッド。垣内彰さんがやってくる。今日だったか昨日だったか、「たつの新聞」に垣内さんが辰野国際交流協会の会長に選ばれたと出ていた。しばらくその事について、そしてほたる祭りの開会式に合わせて姉妹都市ワイトモからやってくる公式派遣団について四方山話。

少々マンネリ化していた協会の活動を、彼がいかに活性化するか期待したいところ。いや、そのことはあまり心配する必要はないのかも。心配すべきは、やりすぎることかも。いずれにしろ、がんばってほしい。


Thursday, June 6, 2013

午後2コマのクラス。授業にパソコンを使いだして便利になった半面、設定や操作に手間取ったり、画像が突然動かなくなったりする不都合がある。しかし、もうパソコンなしの授業にはもどれない。なんといっても、動画を見せるときに、いちいちDVDに焼かなくてもいいのが助かる。しかも、頭出しがカーソルを動かすだけで簡単にできる。

今週、来週と email の宿題を休むことに。学生は中間試験やレポート提出で忙しいし、ぼく自身、ライブに向けての準備で時間がとれそうもない。

家に戻り、夕食を食べたら猛烈な睡魔に襲われた。ちょっと寝すごし、オーリアッドに着いたのは8時過ぎ。家人と交代。

遅くに丸山さん。隣町の歌声喫茶の帰り。週刊新潮の記事の話など、四方山話。ほたる祭りライブのチラシに書いた「清水、小山、三浦の三人が、いかなる化学反応を起こすか、大成功になるか、大失敗になるか、大いに興味があるところです」を受けて、丸山さん曰く「まさかサリンは発生しないでしょう」。最初よく聞き取れなかったが、聞き返して、大笑い。

さすが松本在住の丸山さん、化学反応からサリンを連想するとは。どうぞご心配なく。いかなる悪性の化学物質
も発生しません。逆に、気分を高揚させてくれる物質が多量に発生することが予想されます。とにかく、お二人にまた会えるのが楽しみであり、初対面の彼らがいかなるトークを展開するか、興味津々。昔、講演のタイトルによく「異質なものとの出会いについて」を使ったものである。異質なものが出会うから面白い。


Wednesday, June 5, 2013

お昼を挟んで2コマのクラス。両方のクラスで、英語の勉強のために先日作った学生専用サイトを見せ、そのあらましを解説。ジョージ・オウサワが述べたように、外国語の勉強は自学自習を旨とする。彼らが自ら進んで勉強できるよう、さまざまな段階の映像の学習サイトを集めた。

その中のひとつ、2日前にも紹介した Nick Vujicic の映像を見せる。英語の字幕つきなので内容はかなりわかるはず。今までにこの映像を見たことがある学生はいなかった。

http://www.youtube.com/watch?v=KI9Y3SqLTlM

歌は Blowin' in the Wind。この歌は二重母音の練習に都合がいい。How, roads, down, fly, mountainなど。そのほか、注意すべき母音の発音について説明。man, sand, banned, turn それに、year と ear など。

帰路、久しぶりにTSURUYA へ。生ものとアイスクリームは、氷やドライアイスを入れて持ち帰ることができた。山麓線を南下、塩尻を過ぎて小野へ。雨沢のあたりから地面がびっしょりぬれている。大雨が降ったようだ。夕立。梅雨だというのに、局地的な夕立とは。それでもありがたい。畑の野菜は元気をとりもどしたよう。

夜、オーリアッド。お客さんから「痩せました?」と言われて少々不安に。先日スカイプで長男と話しているときも「お父さん、痩せたね」と言われた。痩せたと言われたら喜ぶべきなのに、不安になるのは、少々体調が悪いからか。22日に向けてがんばらなければ。遅くなって、歌の練習。

家に戻り、明日のクラスのために、学生の email の返事を書く。今回のテーマはスティーブ・ジョブズのスピーチの3番目のエピソード「死について」の感想。学生の書いたものから、いろいろ教えられたり、考えさせられたり。ひとりの学生が「武士道」について書いていた。ジョブズが禅に関心をもち、坐禅をしていたことは知っていた。確かに、スティーブが新渡戸稲造の『武士道』を読んでいたということは十分に考えられる。


Tuesday, June 4, 2013

1989年6月4日、ひょっとしたら翌日の5日だったか、居間で寝転がってTVを見ていた。突然、北京の天安門広場での民主化を求める若者たちの映像が映った。戦車の前に立ちはだかる若者の姿にこころ打たれた。
http://www.theatlantic.com/infocus/2012/06/tiananmen-square-then-and-now/100311/

その年の10月にはベルリンの壁が崩壊した。壁に上りツルハシやハンマーで壁を打ち砕く人たちの歓喜した姿にもこころ打たれた。そして書いた歌が「セカンド・ウインド」だった。

ひとつの時代が終わりをつげ、新しい時代が今はじまる
長い暗い道は終わり、風が向きを変える
1968年プラハに吹いた風は、1989年天安門に吹き荒れ
やがてベルリンの壁を崩し、ユーラシアの平原を吹きぬけた
You’ve got to keep running if you wanna second wind
You’ve got to keep running till you get a second wind
You’ve got to keep running if you wanna second wind
You’ve got to keep running in the wind

1982年に京都から辰野に戻ってから、拾得での七夕コンサート以外、人前で歌うことはなかった。1985年にオーリアッドを作ってからは、多くのシンガーたちを迎えてライブを行ってきたが、ぼくが歌うことはなかった。時たま1、2曲余興で歌うことはあったが。

この歌がきっかけとなって、また歌い始めた。そのころから、次々と新しい歌ができはじめた。「純ちゃん」「ミン・オン・トゥイーのバラード」「アルー」「一通の手紙」など。そして、数年後、東京から訪ねてきてくれたクニ河内さんの勧めで初めてのCD『セカンド・ウインド』を作った。それ以来、細々と歌い続けてきた。

当時は、まだ世界にも、ぼく自身にも、希望があった。2番目の風が吹くことを、苦しくても走り続けていればやがて楽になることを、信じていた。今、世界は「出口なし」の閉塞感に満ちている。それでも、まだ歌っている。いつか、2番目の風が吹くことを信じて。

                         

朝食後、プラスティックのゴミの入った袋をもって歩いてゴミステーションへ。帰路写真をいくつか撮る。フィービーがサンデッキの日陰になっているところでゴロゴロしていた。一番快適な場所を見つけることが得意である。家人が野菜を取りに出ると、ついてきたりする。去年の秋、ソフィーが忽然としていなくなった。フィービーまでいなくなったら大変。元気で長生きしてほしい。






Monday, June 3, 2013

例年より早く梅雨になったと思ったら、雨が降ったのはその日の前後2日で、あとは快晴が続いている。今日もいい天気。予報官が早とちりしたのではないか。

朝から畑に出る。イチゴ畑の周りに40センチほどの鉄の棒を4メートルほどの間隔で刺し、そこに鉄とプラスティックの棒を、昨日買った留め金で固定し、その上に網をかける作業。隣の潔さんが猿対策にこうしているのを見て、真似させてもらった。40センチの長さの鉄の棒は潔さんがたくさん作ってくれた。

さらに3箇所の畑に水をまく。異常気象のせいか、今年はイチゴが小さい。大きくするには水をまいてほうがいいとのことで、農業用共同水道の蛇口に長いホースをつけ、イチゴ畑まで延ばして水をまく。

夕食後、初物のイチゴを食べたが、小さい上に、若干甘味に欠ける。もう少し暑くなれば、甘くなるだろうか。

学生専用のサイトをようやく立ち上げた。前期で歌うすべての歌とスティーブ・ジョブズのスピーチと、スティーブ自身がナレーターを務めるアップルのCM Think Different のURLを載せた。それにTOEICの試験を受けるクラス用に、リスニングとリーディングの練習問題のサイトのURL。

数年前にDVDに焼いてみせた、生まれながらに四肢がなかったNick Vujicic という若者の講演のサイトも載せようと探していたら、彼が結婚し、赤ちゃんが生まれたというYouTube があった。ものすごい努力と信仰の人である。

最初のビデオは、英語の字幕つきで、数年前にも使ったもの。中学生の前で彼の生い立ちを語っている。こんな姿では結婚もできないと絶望し、自殺を図ったと述べているところもある。2番目のビデオは彼がKanae Miyahara というおそらく日系人の女性と結婚したときの映像を含むオーストラリアのTV番組。3番目は、彼の講演の要旨。4番目はほぼ2時間の彼の講演のすべて。

Nick Vujicic 1 (4:11 English sub): http://www.youtube.com/watch?v=KI9Y3SqLTlM

Nick Vujicic 2 (13:50): http://www.youtube.com/watch?v=da5QQSxSsGY

Nick Vujicic 3 (3:19): http://www.youtube.com/watch?v=WDbxmB7vqEA

Nick Vujicic 4 (1:58:51): http://www.youtube.com/watch?v=dGbZcTD6h24

 



Sunday, June 2, 2013

朝食後、農作業。畝を畝の間に耕運機をかける。雑草対策。今は一年のうちで一番草がのびるとき。熱中症にかからないように、水分は常に補給。

先日熱中症にかかったのは不幸中の幸い。熱中症と頭痛について調べたら、あのときの状態はすぐ救急車で病院へ運ばれる必要が状態だったことがわかった。あのとき以来、外で働くときは塩を加えた水を頻繁に飲むことにしている。

午後ホームセンターへ、イチゴ畑を囲む横棒を留める金具を買いに。それに猫の餌も。

夜は、ほたる祭りライブ、岡山市の禁酒會舘での尾崎Unit主催のマンスリーライブ、そして拾得での七夕コンサートの案内をいくつか出し、学生のメールの返事を書く。先週のものも少し残っていて遅れ気味。いそがねば。



Saturday, June 1, 2013

いよいよ6月。今年はあっという間に6月になってしまった。異常気象のせいか、あるいは加齢とともに時間は加速度的に速くなるのか。6月は恒例のほたる祭りライブが控えている。すでに、ありがたいことに、この時期にしてはかなりの予約をいただいている。その準備をしなければ。

坂井俊水さん、意表をついて「ラジオ体操の歌」から。丸山俊治さん、今朝だったか、昨日の朝だったかできた新曲は、「6月の雨」。親を亡くしたときより切なかったという今は亡き親友卓朗さんへ語りかける歌。山口恵三さん、「来週はハワイからのお客さんがくるようですが、ぼくは来れないから」とハワイにまつわる曲、三連発。 Blue Hawaii, Hawaian Wedding Song, Pipeline。原田和恵さん、久々の「G線上のアリア」と含む2曲。ぼくが「流転のうた」と「祈りの歌」。前半最後は、坂井、丸山、山口、原田4氏による「70歳になったのだ」と「日のあたる道」のセッション。大きな拍手。









Larger and more photos on Oread facebook page.

後半、先ず長島功さん、意表をついて藤森和弘さんの十八番の「恋」から。赤羽真理さん、今夜は「千両梨の実」を封印。「フリー」など。坂井さん、「Winding Road」など。丸山さん、シャンソン風のメロディとギターが素晴らしい「人生は椅子取りゲーム」など。垣内彰さん、彼が代表を務める市民フォーラムの活動について。アレチウリの駆除に奮闘しているが、昨年度からアレチウリの草木染を始め、今年はその活動を拡大する予定とのこと。

山口さん、Day Dream Believer など。途中から入ってきた3人組のお客さん、大喜び。ぼくの「オーリアッドバンドの歌」メドレーのあと、丸山、赤羽、原田の3氏と共に、 Amazing Grace。そして、フィナーレは前半のメンバーに赤羽さんのマンドリンが加わって「日のあたる道」のセッション。大いに盛り上がり、アンコールの声。アンコールに応えて、「日曜日よりの使者」。そして最後、もう一度「日のあたる道」。

みなさんのおかげで、素晴らしい夜になった。そうそう、丸山さんが、彼の活動が記事になった「週刊新潮」を置いていってくれた。お店にしばらく置いておきます。ご覧になりたい方はどうぞ。

                       ■

朝から、畑仕事。トマトの枠を組み立て、ナイロンのシートをかぶせる。トマトは雨をきらう。それにイチゴ畑に、応急処置的に網をかぶせた。家人の言うには、今朝起きて畑にきたら、猿がすでに赤くなったイチゴをとった跡があるとか。先週の二の舞にならないよう、水分を十分にとる。




昼過ぎ、久々に雅樹くんとスカイプで話す。1歳7ヶ月。赤ちゃんから男の子に成長しつつある。とにかくよく動く。おとうさんもおかあさんも大変だ。最近しばらく連絡もなく facebookへの書き込みもなかったので心配していたが、みんな元気でよかった。