OREAD DIARY
June 1--August 31, 2018

Friday August 31, 2018

午後、箕輪の配送センターへ宅急便を出しにいったあと、久しぶりに「ながたの湯」へ。大浴場、サウナ、露天風呂に入り、更衣室へ戻ると、中学時代の同年生に会った。四方山話。92歳のお兄さんがいて、その介護が大変とのこと。数日前、病院へつれていくと、看護師さんがお兄さんに「今日は息子さんと一緒でいいですね」と言ったとのこと。同居している奥さんのお母さんは96歳で、こちらの介護も大変とのこと。彼のおだやかな笑顔からは想像できない苦悩を感じた。人は多かれ少なかれ同様の苦悩を抱えている。

8月最後の日。猛暑の夏も、ようやく少し過ごしやすくなった。今年は前期を休むことにした。27歳のときに京都で教え始めてから、初めての長い休暇。9月の最後の週の後半から後期が始まる。少し待ち遠しいような。「小人閑居して不善をなす」ではないが、毎週しなければいけないことがあったほうが、生活にリズムがあっていい。


Thursday August 30, 2018


朝方涼しいうちに家の周りの草刈りと木の枝の剪定。午後、Chiaki と少し遊ぶ。Chiaki を喜ばせる爺さんの得意技は、「タカイ・タカイ」。昔息子たちが小さかった頃以来か。しかしあまりゆすっては赤ちゃんの脳によくないとのことなので、限定3回と決めている。上げるたびにニッコリ微笑むその笑顔が素敵だ。

Chiaki が長い柄の虫取り網を見つけ、しばらく蝶やトンボをつかまえようとするが、蝶もさるもの、ひらりと身をかわして逃げてしまう。ぼくが赤とんぼをつかまえ見せてあげる。おそらく生まれてはじめてトンボをこんなにまじかに見たことだろう。






どこかにあると思っていたが見当たらないので注文した本が昨日届いた。ヘッセのエッセイ集『わが心の故郷 アルプス南麓の村』。最初に開いたページに素晴らしい詩が載っていた。

夕べの歩み

夕刻、ほこりっぽい道を私は行く
塀の影が斜めに落ちている
そして葡萄の蔓の間から私は見る
小川と道を照らす月の光を

昔うたったいくつかの歌を
私は低い声でうたってみる
無数の漂泊の旅で出会った
さまざまな影が私の行く手を横切る

幾年月もの風と雪と太陽の暑熱が
なおも私を追いかけてくる
夏の夜と青い稲妻が
風と旅のわざわいが

日焼けして、この世の豊かさを
心ゆくまで吸い込んで
私はさらに引かれて行くのを感じる
私の小道が暗闇の中に没するまで

ヘルマン・ヘッセ著 岡田朝雄訳『わが心の故郷 アルプス南麓の村』(草思社)より


最後の一行「私の小道が暗闇の中に没するまで」は「死」を示唆している。忌み嫌うものとしてではなく当然の帰結として。



Wednesday Augsut 29, 2018

朝晩の気温はかなり下がってきたが、日中はまだ30℃ちかくになる。朝のうちに、家の周りの草を刈る。今年は刈っても刈っても生えてくる。空地の雑草は伸びほうだい。

午後しばらく Chiaki と遊ぶ。彼女がお兄ちゃんをまねて長い柄の虫取り網をもって

午後遅く、涼しくなったので芝を刈る。芝刈りは好きだ。芝の匂い、刈られたあとの模様。そして何よりも、畑作業に比べて達成感を持ちやすい。芝を刈ったあと、、スプリンクラーで水をやる。Masakiがやってきてスプリンクラーから放出される水と戯れる。Chiakiも家人に連れられて出てきた。かっこうの夕涼みである。








夜はオーリアッド。天竜ずくだし倶楽部主催の「歌声喫茶」。懐かしい歌の数々。





耳を澄ませば、耳の遠いぼくにも秋の虫の声が聞こえてくる。やかましいほど。そろそろ本格的な秋がくる。


Tuesday August 28, 2018

7月初旬の岡山・京都への小旅行は、大雨のため移動が極めて困難になり、何度か立ち往生。7月9日に帰宅したときは疲労困憊。しばらく無気力状態が続いていた。日記を書く意欲もなくなり、コンピュータの不調もあり、しばらく書かないでいたら、こんどは何を書いたらいいのか、どうセンテンスを始めたらいいのかさえ忘れてしまったようで、ほぼ2ヵ月、空白のままだった。

この間、何人かの方から「日記が更新されてませんが元気ですか」と、口頭やメールで言われたが、最終的にようやく書く気になったのは、昔京都でぼくのクラスにいた学生から、昨日手紙が届いたからである。彼女は山口県出身で現在広島に住んでいて、7月6日の岡山の禁酒會館でのライブにきてくれることになっていた。しかしその日は広島にも大雨がふり、山陽新幹線がうごかなくなり、やむなく断念したようである。

7月は豪雨でお会いできなくて、その後のオーリアッドダイアリーも更新されてないのでちょっと心配しています。

彼女の手紙には嬉しいニュースがつづられていた。韓国の女性と結婚した次男のところに昨年8月男の子が生まれ、1歳の誕生日のお祝いをソウルで開くことになり、彼女は夫と共に北九州空港からインチョンへ飛び、祝宴に参加したとのことだった。

韓国語はまったくわかりませんが韓国語を勉強している知り合いに日本語で書いた文章を翻訳してもらい、ハングルにフリガナをうってもらったものを読みましたらなんとか通じたようで喜んでいただけました。また先生のCD『祈り』に入っている「果樹園の道」を家で練習していき、アカペラで歌ったところ、親戚のみなさんも一緒に歌ってくださり嬉しかったです。先生、いい歌をありがとうございました。

彼女がぼくのクラスにいたのはおそらく18歳か19歳のころだと思うが、その手紙には韓国から戻った翌日に還暦のクラス会があり、来年1月には60歳になると書き加えられていた。ぼくが年をとるのも、むべなるかな。嗚呼!

最近「果樹園の道」を歌っていない。今度のオープンマイクで歌ってみようか。



                 ■

Thursday July 5, 2018

今日は朝から大雨。今も耳の遠いぼくにも激しい雨音が聞こえてくる。今のところ、中央道も新幹線も通行止めのところはないようだが、明日はどうなることか。無事到着できることを願うばかり。明日の岡山市の禁酒會館でのコンサートは18:30開演。


Wednesday July 4, 2018

アメリカ独立記念日。

一日中雨。台風の影響で各地で大雨。

午後遅く家人と隣町のホームセンターへ。バラにつく虫を駆除するスプレーを購入。バラが咲いたとたんたくさんのコガネムシがバラの花に寄ってきて、群がって食べている。スパイク付き地下足袋は27.5センチのものがなく断念する。土手の草を刈るにはこの地下足袋がいいと教えられた。もうすこし探してみよう。

岡山と京都でのコンサートの準備は遅々として進まず。新曲はなかなかできないので、ぼくの原点『私は風の声を聞いた』の中の歌を中心に歌ってみようと考えている。特に持ち時間の長い岡山では。


Monday July 2, 2018

長谷川さんの奥さんの葬儀に出る。修君がお父さんにかわって喪主の挨拶を最後にしたが、大いに感銘を受ける。36年前この地に戻ってきたとき、彼は確か小学3年生か4年生だった。腕白に思えたが、それがよかったのかも。


Sunday July 1, 2018







Saturday June 30, 2018

オープンマイク。姫路、名張、奈良から岡本、花岡、沖本の三氏を迎えてのオープンマイク。迎え撃つは地元の丸山、坂井、長島、味沢、田中、赤羽のつわものたち。面白い夜になった。参加者が多くなり、最終的に終わったのは12時を過ぎていた。後半は一人一曲にすべきだったか。でも終了後、遠路やってきた方々としばし和気あいあい話している姿をみて、これでよかったと思った。

最後のSweet Home Chicago は圧巻だった。



来週土曜日はオーリアッドはお休み。次回オープンマイクは7月14日(土)。 

Thursday June 28, 2018

フランスの権威ある賞を受賞したという「万引き家族」という映画を岡谷の映画館へ見に行った。前評判がよかったので、期待したが残念ながら、補聴器不調のためか、台詞がよく聞き取れない。それで家人に「今なんて言った?」と聞いたりしたが、内容がもうひとつわからなかった。以前にも同じ賞をもらった「うなぎ」という映画を見た。そのときも、はっきりと理解できなかった。そのときは、難聴のせいではなかった。さらにずっとずっと昔見た「砂の女」という映画もよくわからなかった。いわゆる「芸術性」が高い映画は分かりづらいのかも。

映画を見に行く前、猿が出てカボチャ畑が荒らされたので、囲いをすることに。これが大変。猿が出なければ、畑仕事もよほど楽である。こんな苦労をするくらいなら買ったほうが安いといいながら、それでも毎年、春になると種をまき、苗を植える。





「七人の侍」の村を秋になると襲う野武士の一群は猿からヒントを得たとどこかで読んだことがある。さもありなん。


Wednesday June 27, 2018

歌声喫茶。天竜ずくだし倶楽部主催。







            ***

歌声喫茶の前、町の美術館へ宮所の堀内敏文夫妻の作品展を見に行った。もう何年も前、ご自宅で開かれた展覧会に伺ったことがある。そのときも感銘を受けたが、今度の展覧会も実に見事だった。







Tuesday June 26, 2018

遅れていた百合の花がようやく咲いた。先ずは白百合。明日か明後日には黄色い百合が開くだろう。蔓バラもたくさん咲きはじめた。







最後の花の名前が今思いだせない。


Monday June 25, 2018

お寺の境内の掃除とサツキ山の整備。総代会、参与会、それに4部落の区長も参加。8時から11時までの3時間。ぼくは主に境内の低木の剪定。紫陽花がたくさんワイルドに生い茂っていたので思い切って大幅に枝を落とすことに。五葉松や石楠花などの剪定も。

作業終了後、慰労会。ご馳走になる。北隣の村の方々と知り合う。










Saturday June 23, 2018

OREADオープンマイク初回出演順(敬称略):長島功、水野哲男、三浦久

出演者少なかったが、いい夜になった。水野先生の「錆びた耕運機」を久々に聞いた。いぶし銀の味わい。










Friday June 22, 2018

宇山基道コンサート at OREAD。松山千春のサポートギタリストとして活躍していた生活をやめ、奥さんの実家のある山形へ移住。2人の小さな子供たちを自然の中で育てたいと。現在はケアマネジャーとして働きながら要請があれば歌う生活。確かなギターワークと生活感のある歌。それになんといっても洒脱なトーク。楽しめました。母校の中学の校歌もよかった。









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本当に久しぶりの藤森さん夫妻が顔を見せてくれた。松山千春といえば藤森さんだと、長島君電話をしてくれたようだ。みなさんがお帰りになったあと、長島君に歌ってもらい、藤森さんにもと思ったが、最近はまったく歌ってないとのことで、さわりだけ。近い将来、また歌いにきてもらいたいもの。







愛音ちゃんは中学3年とのこと。彼女がオーリアッドによく来たのは、保育園の年中組から小学校の低学年まで。大きくなったことだろう。


Sunday June 17, 2018









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Saturday June 16, 2018

OREADオープンマイク初回出演順(敬称略): Masaki Geroge Miura、ふあ、坂井俊水、ALMA、長島功、味沢ひろし、Mr. Nebashi、山田守人、A friend of Sakai Shunsui、、森嶋和也、三浦久。

ほたる祭りの初日、Masaki とChiakiもほたるを見にやってきた。オープンマイクの始まるまえに1曲。「どんぐりころころ」。



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根橋唱二さんのお兄さんの娘さんが、友人と二人で参加してくれた。ALMAというユニット。根橋さんと田中正幸さんの二人はぼくがこの町に戻ってからぼくの活動をいろいろな面でサポートしてくれた。そこで、最後にぼくが根橋さんの思い出を語り、田中さんとの出会いについての歌「夢のブックストア」を歌う。


Monday June 11, 2018

バラが咲いた。







Sunday June 10, 2018

ホタル祭りライブに遠方からきてくれた人たちが何人か、朝、家にきてくれた。やなぎさんと五郎さんに何曲か歌ってもらった。バンジョーの乾いた音は野外で聞くと、実にいい。五郎さんには昨夜聞けなかった「ミスター・ボージャングル」「おいでよぼくのベッドに」をお願いした。

茅葺の館へお蕎麦をたべに行き、そのあと蛇石を見に。蛇石を見たのはもう何年振りのことか。














Saturday June 9, 2018

第22回ほたる祭りライブ。パソコンの不調で一斉メールで「オーリアッド通信」が出せなかったにも関わらず、大勢のお客さんがきてくれて大盛況だった。尾崎ツトム、やぎたこ、中川五郎各氏の演奏はそれぞれ実に素晴らしかった。

遠方から来てくださったお客さんが多かった。ありがたいことである。札幌の川股君。大阪の坂本君。関東圏からも何人も。











打ち上げにも大勢の方が残ってくれおおいに盛り上がった。


Wednesday June 6, 2018

朝10時から、ピアノの調律をしてもらう。太田君に紹介してもらった伊那の池田さんという方。とても丁寧な仕事で感銘を受ける。「今回は時間がないので、十分なことはできなかったが、ちかいうちにもっといい音にします」とのこと。いやいや、もう十分にいい音になったと思うけれど。料金もreasonable。感謝。



今度のほたる祭りライブには間に合わないかもしれないが、七夕コンサートには間に合うかもしれない。以前書き始め、コンピュータのダウンで、あきらめてしまったポーランドのピアニストについての歌。ハーバート・フーバーについての歌といったほうが正確か。

夕方、雨があがり、村を一回り。雨上がりの夕方の村の景色。風情がある。







ありがたいことに、ここにきてライブ参加者が増えてきた。いいコンサートになりそうだ。


Tuesday June 5, 2018

今朝の「たつの新聞」に Masaki の絵が紹介されていた。第42回「父の絵、母の絵絵画展」の最優秀賞に選ばれた絵。





Monday June 4, 2018

The Hooters の 500 Miles
https://www.youtube.com/watch?v=T2BXcf3DcQc

If you miss the train I'm on, you will know that I am gone
You can hear the whistle blow a hundred miles
A hundred miles, a hundred miles
A hundred miles, a hundred miles
You can hear the whistle blow a hundred miles


Not a shirt on my back, not a penny to my name
And the land that I once loved was not my own
Lord I'm one, Lord I'm two, Lord I'm three, Lord I'm four
Lord I'm five hundred miles away from home

A hundred tanks along the square
One man stands and stops them there
Some day soon, the tide will turn, and I'll be free
I'll be free, I'll be free, I'll come home to my country
Some day soon the tide will turn and I'll be free

 If you miss the train I'm on, you will know that I am gone
You can hear the whistle blow a hundred miles
Lord I'm one, Lord I'm two, Lord I'm three, Lord I'm four
Lord I'm five hundred miles away from home

Lord I'm five hundred miles away from home



Sunday June 3, 2018

今日は土曜日のライブに向けて、オーリアッドの入り口近くにある柊の木の剪定をする。電動ノコギリの威力はすさまじく、ちょっと切りすぎたかも。でもすっきりした。




Saturday June 2, 2018

運動会 at 辰野西小。Masaki もおおいに頑張りました。



Chiaki もお兄ちゃんの応援。






最後の種目、リレーは男女ともによかった。特に5,6年生の走りは迫力満点。



Friday June 1, 2018

区長会思い出会 at 寿し辰。





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